終りなき夜に生れつく (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
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この作品に関連する談話室の質問
みんなの感想・レビュー・書評
3分の2読んでもまだエリーとマイクの話をつらつらと語るので、いったいいつ事件が起こるのだと不思議に思っていた。
すると、最後、ほんのちょっとのページ数であれよあれよと話が怒濤の展開を迎える。
正直びっくりした、まさかあのひとが犯人なんて全く思わなかった。
誰が犯人で誰が死ぬんだろーとずーーーっとながなが考えさせられたのはアガサクリスティの狙い通りなんだろうな。
アガサ自身が選ぶ作品ベスト10にも選ばれているようです。
気になったのは、翻訳の稚拙さ。
昭和60年の15刷の古いものを読んだけど、文法的に変で、読みにくい訳の部分が多かった。
クリスティは有名どころから攻めてきて、初めて全く聞いたことないのに手を出したのですが、流石、有名じゃなくても面白かったです。
出番は少ないけれど、サントニックスおじさんがいい味を出している。最後のサントニックスは、<ジプシーが丘>を真ん中にして、誰かさんの行く道が真っ二つにわかれている光景を目にしたのだろう。
その人物は、人生の道の分かれ目で間違った方をえらび、歩き出してしまった。引き返せるチャンスはあったが、逸してしまった。その致命傷をおわなければ、その人物がどんな人生を送る可能性を秘めていたのか。もう一つの結末をたった一言の台詞で表し切ったのが、クリスティーの非凡さである。
<名脇役・サントニックス!>
http://khipu.jp/php5/show.php/46961
普通にミステリを期待していていたら斜め上をいかれた。
ミステリの衣を纏った「恋愛小説」だった、というか。
「あたしのこと、あなたは愛しているみたいにみえるんですもの」
ロマンティックなシーンを盛り上げるための甘い台詞だと思った。
しかし、読み進めていくうち別の色を帯びて迫ってくる。
つくづくクリスティーってこわいと思った。
ページをめくる度に異なる世界に連れていかれる快感、目に浮かぶジプシーが丘の情景。
圧巻のラストに「幸福」の意味について考えずにはいられない。
ミステリーというよりはラヴストーリーだと思いたい。
ミステリのネタバレあり。間隔を開けます。
ヒロインの心情を思うと、うわあ〜となる。
主人公は、財産目当てでヒロインと結婚し、彼女を殺してしまうのに。ヒロインはそれを知り、受け入れていたようだ。
犯人は完全な悪に染まりきれなかったかのように、自滅してしまう。
やられたなぁ! 究極の“意外な犯人”。結構“壁”が高かった――クリスティ作品には、初めの方に“壁”があるものが多い、即ち、主人公の状況とか心理状態とかの描写が延々と続く箇所があって、退屈になってきちゃうんだよね。で、読み進み難い。でもこの“壁”を超えると、俄然面白くなってきて、後は一気に読み終えてしまう。この作品も、冒頭からミステリアスな雰囲気ではあったけれど、最初(?)の殺人が起こるのは物語の半ば過ぎた頃だもの。読みながら「これはミステリじゃなくて恋愛小説だったのか?」と思ってしまったくらい。けれど、読み終えた今、やはり、――繰り返し書いていることだが――クリスティにハズレなし。(2008-10-11L)
クリスティお気に入りの一作。ジプシーが丘で出会った二人の恋愛模様を描き、その後に殺人が……。正直なところ、ラブロマンスが大半で、ミステリというより恋愛メインのサスペンスで、さすがクリスティなのですが、私としては長々としていてあまり……という感じでした。
海をのぞむ美しい眺望で人々を魅了する“ジプシーが丘”。が、同時に呪われた地として皆から恐れられてもいた。この地で男女が出会い、恋に落ちた。だが、まもなく乗馬に出かけた女は馬から落ちて死亡してしまう。果たして、“ジプシーが丘”の呪いなのか?斬新な手法を駆使し、著者が自信を持っておくる異色作。
タイトル、登場人物、風景、語り手の心情、どれをとってもドラマのようなロマンチックさを感じる。ミステリーの要素もすばらしく、いい作品だと思う。

アガサクリスティの作品だと気がつかずに読んでいました。
てっきり男性が書いたものだと思って読み進んでいました。
途中で、表紙を見て、アガサクリスティだと気がついたときには、
すでに筋書...





