野鳥の会、死体の怪 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ア 10-2)

  • 早川書房
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本棚登録 : 71
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (461ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784151724527

感想・レビュー・書評

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  • 前作同様、メグとマイクルのコンビが面白かったです。二人の悪巧みが好き。

  • 鍛冶屋のメグが殺人事件に挑む、シリーズ第二弾。起伏に富む展開、キャラの掛け合い、謎解き、あらゆる面で前作より面白くなっている。
    ミステリとしてだけでなく、コメディとしても上等で随所で笑わせてくれた。
    あと、メグの母親のキャラが面白すぎる。優雅で、蠱惑的で、女王様気質。自分の裸体画を悪びれもせず夫にプレゼントしちゃうところとか…

  • なんちゅーか
    1巻では主人公が苦労性だと思ってたけど
    この巻では苦労を引き起こしている……。
    マイクルかわいそう。

  • コージーミステリを読み漁ったときに読んだ一冊。本当は順番どおり「庭には孔雀、裏には死体」から読んだんだけど、何故か書籍検索できなかったからこちらで。鍛冶職人メグを主人公に、変人揃いの家族や超絶ゴージャスな恋人・マイクルと、登場人物が皆魅力的。最強キャラと思われるお母さんが個人的にはお気に入りです。3組のカップルのブライズメイドやら、台風対策やら、変わったお祭の責任者やら、弟の会社の雑用係やらと、スーパー・ウーマンメグは毎回いろいろな仕事にてんてこ舞いしながらも事件を解決していく。どんなにピンチな場面に追い込まれても達者な毒舌に笑わされます。「13匹の怒れるフラミンゴ」以降巻末についた坂田靖子さんのあとがきも可愛くて楽しい。

  • カバーイラスト / 坂田 靖子
    カバーデザイン / ハヤカワデザイン
    原題 "MURDER WITH PUFFINS"

  • メグが恋人マイクルと静けさを求めてきた島で、なぜか親族大集合。
    さらに母の昔の恋人が死体で見つかり、父親が失踪してしまったことから、メグは犯人捜しに乗り出す。

    台風に直撃された絶海の孤島で起こる殺人事件というのはすでに手垢がついたネタだと思っていたのだけれど、本作は今まで読んだどの話とも悲惨さが違っていた。
    嵐の中をひたすら歩く苦労。二人きりになりたいのに、どこにでも現れるバードウォッチャー。扱いに難儀する親族(そして犬!)。
    事件以上に頭を悩ませることがてんこ盛り。それでもめげずに冗談を口にしつつ、両親を守るために奮闘するメグはやっぱりステキな女性だ。
    そしてメグと共に悲惨な目にあいながらも、彼女をしっかりサポートするマイクルはいい奴だ。この二人、恋愛関係にありながらべたべたに甘くならない、まるで相棒のような関係で好感が持てる。
    こんな二人がタッグを組んでいるのだから、どんな事件も解決できるような気がしてしまう。ああ、楽しい。楽しい。
    本作は前作に比べて、ミステリ部分もちょっとだけよかったような気がする。
    ああ、なるほどねって感じで。
    この手の話はキャラクターに目が行きがちだけど、根幹のミステリがしっかりしてるにこしたことはない。
    レギュラーキャラクターの成長で次作がさらに楽しみになってきた。
    彼(だよね?)はさらに事件捜査に役立つようになるのかな?

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