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- Amazon.co.jp ・本 (537ページ)
- / ISBN・EAN: 9784151733529
感想・レビュー・書評
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1997年発表
原題:Likely to Die
「断たれた叫び」改題詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
マンハッタンの女性検事アレックス・クーパーのシリーズ第二作。
作者はアレックスと同じ性犯罪訴追課を指揮していた現役の検事(デビュー当時)。
快調に翻訳されているようです。
一作目の事件の後、重大な事件の捜査からは遠ざかっていたアレックス。
大病院の女性医師が襲われた事件で、名コンビの刑事マイクに呼び出され、捜査に乗り出します。病院内の入り組んだ人間関係を探るうちに、第二第三の事件が…
優秀な同僚や信頼出来る友達に囲まれ、手際良く指揮していくアレックスの快活な姿は、事件の深刻さもあまり感じさせないほど。
何しろ金髪で美貌、恵まれた育ちで明るい性格、バレエで鍛えた脚が自慢の34歳。独身だけど別れた恋人とも良い関係だし、新しい出会いもある… これほどポジティブな単語が頻出するミステリも珍しいのでは。
コーンウェルのような筆力はないけれど、かえって読みやすいかも。
原題は「Likely to Die」
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