わが名はレッド (ハヤカワ・ミステリ文庫)

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制作 : Seamus Smyth  鈴木 恵 
  • 早川書房 (2002年9月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (311ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784151735516

わが名はレッド (ハヤカワ・ミステリ文庫)の感想・レビュー・書評

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  • なんか、すごい事、やってるっぽいんだけども!何しろ説明が多すぎ。すごい事をやってるって一般人に理解してもらうために、いちいちそのすごいって事を説明して、それがいちいちリズムを崩すというか、テンポが悪いというか、ともかく説明ばっかで飽きるんだよ、コナン君!て感じだった。

  • 何とも陰惨なストーリーだ。主人公レッド・ドックはアイルランドの孤児院で育つが、過酷な状況下で双子のショーンは死亡。レッドは二人を無残にも見捨て陥れた者たちに対して報復を誓う。やがて犯罪組織のブレーンにまで上り詰めていくレッド。その間にも着々と復讐劇は進められていた。

    史実によれば、1990年代までカトリック教会が運営した孤児院では児童虐待が横行し、強制収容所に近いものであったと巻末でスミスは記している。レッドの計画に組み込まれ犠牲となっていくのは同じ境遇で育った孤児たちなのだが、昏い憤怒に駆り立てられたレッドには自制が効かず、狂気のままに突き進むさまは異様な迫力に満ちる。それは、もう一人の主要人物である連続殺人鬼ピカソの登場によって倍加され、予測できない展開は極限的な緊張感を強いていく。

    レッドとピカソという〝狂人〟二人による共鳴と共謀によって、物語は一気に結末へと向かって転がり落ちていくのだが、読了後に去来するのは空虚感であり、勧善懲悪では終わらないしこりを残す。クライム・ノベルの異端として、記憶されるべき作品だろう

  • 鳥肌が立つような傑作。こういうの、読んだことがない。

    主人公レッドも、その相手となるピカソも、本当にとんでもない奴らで、そういう意味では「よい子は読んではいけない」。妙なヒューマニズムみたいなものを一回どっかにおいておかないと、冷静な気持ちで読むわけにはいかないって感じなのだ。

    必要以上に、といいたくなるくらいに知的な展開をしていくし、先に読み進めたくなるサスペンスは申し分ない。おもしろい。が、やっぱりかなりの嫌悪感のようなものを持ちながら読まざるを得ない。

    そして、それが最後に真の姿を見せてくるときの衝撃といったら…

    鳥肌が立つような傑作である。覚悟を決めて読んでいただきたい。

  • とっても「悪~い」小説でした。

  • 構成が新しい。テーマも、アイルランドの孤児院での児童虐待、ということで、なかなかハッとさせられる。一度読んでおくてよいきがする。私は一応、前作も読みたくなった。最近注目された天童荒太さんの「悼む人」などでもテーマとなっていたけど・・・弱い者への肉体的精神的暴力って、哀しいね

  • 前作も今作もノワールとしてかなり良作なのでこの作者には期待してたのですが、これ以降は不発のようで残念。
    多少中だるみしつつもラストの疾走感はすばらしい。『Mr.クイン』よりこちらのほうが重くて好みです。

  • このミス2003年版3位の作品。テンポが良いですね。残虐な内容もそのテンポの良さから淡々とすすんでいる印象。主人公でヒールのレッド・ドッグ。孤児であるが故、復讐をたてる。そこに連続切り裂き魔のピカソが珍入。心に残る作品ではなかったですなぁ。

  • 最高にワルな男、レッドに夢中。最後はもうちょっとレッドが幸せでもよかったのに・・・。

  • Mr.クインを書いたシェイマス・スミスの第二作目。今読んでいる途中。
    こっちも主人公は犯罪プランナーで自らの手は染めない。しかしクインと違ってもっと悪に染まっている印象を受ける。クインより極悪かも(笑)。

  • 「Mr.クイン」が面白かったので読んでみました。<br>
    ラストはイマイチ感がありますが、ぐいぐい読ませる面白さがありました。

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