花嫁誘拐記念日 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ネ 1-1 トレイシーのミステリ・ノート)
- 早川書房 (2002年9月1日発売)
本棚登録 : 18人
感想 : 5件
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- Amazon.co.jp ・本 (402ページ)
- / ISBN・EAN: 9784151736018
感想・レビュー・書評
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結婚式を控えた義妹の誘拐事件に果敢に挑む売れっ子ミステリ作家の活躍。
シリーズ1作目ということもあって、キャラクターが生かしきれていない印象を持った。
個性が強くて魅力的な脇役を出しておきながら、肝心なところで彼らを置き去りにしていて、結果尻切れトンボになってしまったように思う。
義妹を救い出すクライマックスシーもあっけなさすぎ。主人公はビルに忍び込むために友人に頼んで一芝居打ってもらうのだけど、これも結局それがどうなったか、どんな風だったかが描かれていないのでもやもやしっ放しになってしまった。
とにかく全体がそんな感じなので、忘れ物を沢山しているような気になってしまった。
ミステリ部分は途中で犯人と義妹の関係が分かってしまうレベル。
ってことは伏線はきちんと張られているってことでもあるわけで。
シリーズを重ねてエピソードが増えて、キャラクターに厚みが出れば面白くなる可能性はあるかも。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
かなりライトな感じのミステリー。悪くはなかったけど、話があまり記憶に残っていないあたり、あまりにそこそこ過ぎたのだと思う。続編出てないし。まぁ、時間があればって感じ。
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俳優夫婦の娘で売れっ子ミステリ作家、母親似の美人というやけに景気の良いヒロインがお喋り口調で語る義妹失踪事件。ユーモアミステリ。
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