チェイシング・リリー (ハヤカワ・ミステリ文庫 コ 9-2)

  • 早川書房
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本棚登録 : 136
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (519ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784151752025

感想・レビュー・書評

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  • 作中に出てくるダイムの意味が解らなかったし、原題にも絡んでいるとある。若手天才科学者ピアスの専門であるナノテク・・企業理念のシンボルだそうな。

    しかし作中では仮想空間の欲望の夢に捉われて行くところから、冴え当たる頭脳があまり感じられない。雇い入れた女性弁護士に生されたにもかかわらず、声を出してしまうと言った本能のまま突っ走る軽さ。

    毎度ながらコナリーの徹底した専門分野オタク度には脱帽するほどの知識が満載。対する刑事も「徹底する」冠が付いた刑事のレンナー。互角にがっぷり組み合い、あっという間に読み終えさせる面白さだった。
    しょうもない事件に小ネタを挟むだらだらモノを読んできたところなので、やっぱり、コナリーは凄いと唸らされる。ボッシュシリーズでなくてもこの仕上がり。

    銃撃戦で終わるアメリカ的な結末に込められた謎で、思わず昔の因縁が絡んでいたことが判明するところも面白い。

  • ボッシュシリーズではありません。別のオリジナルの作品。

    不思議な手紙や電話から始まるサスペンスは数多ありますが、これもその一つ。

    しかも、主人公は、分子生物学者。そういうギーク的なところも、ボッシュシリーズには無い面白いところです。

    ラストに近づくと、一気に物語が動き始めます。はじめのうちは、ゆっきりと進んでいたんですけどね。犯人は、意外な人物。まぁ、推理小説の犯人は、意外な人物であることが、ある意味推理小説のゆえんたるところでもあるかもしれませんが。

  • 楽しめた。

  • プロットが二転三転するいつものマイクル・コナリー的展開というよりかは、
    主人公(の推理)が右往左往しているだけ、
    という印象がぬぐえない。
    主人公が、刑事や探偵、弁護士といった捜査や犯罪のプロとではないので、
    仕方がないかもしれないが。

    その代わりの化学者ならではの冴えもみられない。
    ギークっぷりは出てたけど。
    それにしては、最後は相変わらずの銃撃戦というか、
    主人公による発砲。

    現在出版されているマイクル・コナリーの作品でこれを最後に読んだのは、
    失敗だった。

  • 8月31日読了。図書館。

  • 面白かった。
    他の作品も読んでみよう。

  • 可もなく不可もなく

  • コナリー11作目。

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著者プロフィール

Michael Connelly:1956年生まれ。LAタイムズ元記者。代表作としてはボッシュ・シリーズ、リンカーン弁護士シリーズがあり、当代随一のストーリーテラー。

「2023年 『正義の弧(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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