11の物語 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ハ 22-1)

  • 早川書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784151759512

感想・レビュー・書評

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  • 映画『太陽がいっぱい』の原作であるトム・リプリーものなどで知られるパトリシア・ハイスミスの短編集。タイトル通り11作品を収録している。原題は“Eleven”(アメリカでは“The Snail-Watcher and Other Stories”として刊行)。原著は1970年刊、短編集としては最初のもののようだ(短編自体はずっと以前から書いており、例えば収録作の1つである「ヒロイン(The Heroine)」は1945年に発表されている)。日本での刊行は1990年、その後、2005年に改版されている。
    サスペンスやミステリとして評価されがちなハイスミス作品だが、本人はそう見られることを必ずしも快くは思ってはいなかったようである。
    本書に序を寄せたグレアム・グリーンは、ハイスミスを「不安の詩人("the poet of apprehension")」と評している。

    サスペンスといえばサスペンスなのだが、ドキドキ・ハラハラ、スリル満点、というのとは少々違う。
    登場人物たちは、少しずつ、ほんの少しずつ、常軌を逸していく。よくよく考えるとなんだかおかしいのだが、そう思う隙を与えないほど、一歩ずつ、徐々に道があらぬ方へ向かっていく。読者が気がついた時には、呆然とするような場所に連れていかれている。まったくの異世界というわけではない。遠いようで実は遠くない場所。あなたが、私が、もしかすると本当に到達するかもしれない場所。その紙一重の緊張感が、この不穏なハイスミス・ワールドを支えている。

    1作挙げるとすれば、「ヒロイン」だろうか。実質的な文壇デビュー作という。
    主人公のルシールは若い娘。若干、精神的に不安定なところがある。前にいた勤め先ではメイドとして働いていたが、今度は子供たちの保母として雇われた。子供が大好きで、働き者である。主人一家は親切で、子供たちもルシールのことを気に入ってくれた。
    美しい家。かわいい子供たち。恵まれたお給料。絵に描いたような幸福が訪れるはずなのに、そう、もうおわかりだろう、そうはならないのだ。
    幕切れのシャープさは本作品集で一番ではないか。

    「モビールに艦隊が入港したとき(When the Fleet Was In at Mobile)」も印象深い。暴力的な夫を「眠らせて」逃げ出してきたジェラルディーン。彼女がそんな羽目に陥ったのは、田舎のモンゴメリーから大きな港があるモビールに行ったからだ。工場で働こうとしたのだが、あきがなく、ウェイトレスとして働きだした。そのうち港に小さな艦隊がやってきて、町は水兵や士官であふれた。ジェラルディーンは、船で薬剤師として働くダグラスと恋仲になった。いずれ彼と結婚するつもりだったのだが、少しずつ不運が積み重なっていく。
    逃避行と回想が交錯する。ジェラルディーンはどこで間違えたのだろう。モビールに艦隊が入港したときには、彼女のその後の運命は決まっていたのかもしれない。

    「愛の叫び(The Cries of Love)」は一緒に暮らす老女2人の友情と確執。2人はひどく傷つけあいながら、なおもともに暮らしている。それはもう腐れ縁と呼ぶしかないのかもしれないが、あるいはある種の愛情であるのかもしれない。
    ハイスミスが同性愛者でもあったということを何となく思い出させる。

    絵画・木工を嗜み、ネコを愛したハイスミスだが、もう1つ、やや変わった趣味として、かたつむりの観察がある。1作目「かたつむり観察者(The Snail-Watcher)」、5作目「クレイヴァリング教授の新発見(The Quest for Blank Claveringi)」などにその観察眼が活かされている。いずれも十分にグロテスクに描かれ、さて、ハイスミスは本当にかたつむりを「愛好」していたのか疑念も生じるが、丹念な観察こそ「愛好」だと言われれば、それはその通りなのかもしれない。

    かたつむりではないが、「すっぽん(The Terrapin)」もぬめりとした手触りを感じさせる作品。思春期の少年ヴィクターと、息子への関心がどこか薄い母、そしてすっぽんの物語だ。
    この作品は、映画「PERFECT DAYS」(2023)の中で触れられている。主人公の姪、ニコが、自分もヴィクターのようになるのではないかと不安を覚えるのだ。この物語を読んで不安になる子であればおそらくヴィクターのようにはならないだろう。けれど、不安を覚える気持ちもよくわかる。そんな作品。

  •  職場に置いてあったキネマ旬報をペラペラめくっていると、ヴェンダース新作「PERFECT DAYS」の記事があった。その記事の中にこの本──とくに「かたつむり観察者」についての記述があり(どうやら映画の中で役所広司がこの本を手にするらしい)、それで興味を惹かれて読んでみた。記事の終わりに「読むのは勧めない」と書いてあったのも良かった。ヴェンダースがハイスミスの小説を自作の映画に登場させるのは合点がいく。「アメリカの友人」はハイスミスが原作(「贋作」「アメリカの友人」)だから(原作はアラン・ドロンで有名な「太陽がいっぱい」の続編らしいが関係ない)。

     図書館で借りて本を開くと、十一の物語の初っ端が「かたつむり観察者」で、おもしろく読んだもののあまりの生理的不快感でよっぽどもう閉じようかと思った。もしおもしろかったら買おうかなーと思っていたけど、どんなに面白くてもこんなキモすぎる話が載っている本買うのはよそうと決意して、次の「恋盗人」を読むと、うってかわって恋物語であったが、「これは俺じゃないかよ!」という胸の張り裂ける身体的な痛み──それはたとえるなら銀杏BOYZ「ナイトライダー」の歌詞からロマンチックさを剥ぎ取ったときの、自らに襲いかかる陰湿さの自覚……にまたも嘔気をおぼえ、「面白いけど買わない!」の気を強くした。この私の決意は、「クレイヴァリング教授の新発見」でいよいよ確固たるものになる。とかくキモチワリーー!!!!!!!!のである。未読の人のために内容は伏せるが、「またかよ!!!!!!」なのである。
     私は心配になる。ハイスミス女史はいったいどういうつもり、というか、どういう気持ちでこんな文章を書いてるのか?オエーーっとか自分でも思うのだろうか?それとも……。

     しかし、「ヒロイン」にぶちあたって、私は思いなおす。「この短編集を買わなければいけない。買って、手元に置かなければならない」。
    なぜか?あまりにも面白すぎる。あまりにも!面白すぎる!エクスクラメーションマークで文節を区切るほど面白い。だけどわかって欲しいのは、私はこの短編集を面白がりたくなんかなかったということ。先にも書いたけど「どんなに面白くても買いたくない」みたいな、イヤヨイヤヨの気持ちで読んでいたということ。大嫌いになりたいのに、そんな気持ちは既視感があった。何かに似ていた。
    あれだ!!「死ぬほど大嫌いな上司と出張先でまさかの相部屋に」シリーズである。何のシリーズなのかは書かないが、そういうシリーズというか、ジャンルがあって、べつだん好みでもないが、とにかくあの時の〈私〉の表情がおそらくはいま現在の私のそれだ。 実際、あらゆる表現の中から推敲した上で言葉をえらばずに書くか、私はこの本を読んでいるときになんというか小説におかされているような気分だった。私は人間の暗部、残忍さ、そして狂気を描く小説を避けるようにさいきんは読書をしていた。そういうものを否定したいのではなくて、今の私には、もっと明るくて、のんびりしていて、読む中で励まされる気分になることが必要であり、また志向していたからだ。暗くてキモいのなんか読みたかないよ、とそっぽを向く私にハイスミスの小説群は襲いかかってきた。私は恍惚としながら怯えていて、怯えている。こういう作品が好きだった、その自認から抗えなくなっている自分に。

     私はこの小説を手元に置くだろう。誰かに薦めることはよそうと思っている。それでも、私からもしもこの小説を勧められても、読まないで欲しい。私にまだ理性の残滓が残るうちの、これは忠告である。マジ面白いので読んだほうがいいよ。よかったら貸すよ。

  • 図書館の新着コーナーにあったので読んでみました。文庫本の出版自体は2005年です。映画「太陽がいっぱい」の原作者なんですね。狂気とか不可思議な世界は普段の生活の延長線上であり、その正気と狂気の境界のちょっと狂気側を描写したような作品群。いわゆる解決とかオチはなくモヤモヤとした余韻を味わえました。読みやすい一冊でした。

  • ハイスミスが1970年に出した短篇集。処女長篇『見知らぬ乗客』以前に書かれたものも含む。グレアム・グリーンの序文付き。


    ハイスミスって短篇もこんなに上手いのかと驚く(長篇もまだ『キャロル』しか読んでないけど)。ものすごく型がきっちりしているので展開は読めるのだが、スリリングな語り口に引き込まれ、不安を掻き立てられてしまう。津原泰水が自作『11』の解題で『ナボコフの1ダース』と一緒にこの『11の物語』を引き合いに出していたけれど、たしかにナボコフを連想させる技巧派だなぁ。
    しかし何が面白いって11作収録のうち2つもヒトがかたつむりに殺される話が入ってるとこ(笑)。普通サイズのかたつむりが大量発生して圧死させられる「かたつむり観察者」と、5m近い巨大かたつむりに噛み殺される「クレイヴァリング教授の新発見」でバリエーションがついているのもこだわりがすごい。読み終わったあと思わず〈かたつむり 歯〉で画像検索したら純粋に恐怖です。
    最後に収録された「からっぽの巣箱」も意思疎通がとれない生き物と一緒に暮らす不気味さを書いている。ここにでてくる「ユーマ」(UMA?)というイタチのような動物は高山羽根子『居た場所』の「タッタ」を思い出させる。「すっぽん」では動物側にシンクロした子どもが親を殺すし、ハイスミスはきっとヒトの生理で理解できないタイプの動物にオブセッションがあるのだろう。
    個々の作品だけではなく、短篇集としての並びもよい。同居している老女たちがお互いに嫌がらせして仲直りして、やっぱり嫌がらせを繰り返す「愛の叫び」から、妄想の“夫”の精神状態を医師に相談する「アフトン夫人の優雅な生活」を経て「ヒロイン」に達する流れは、それぞれ完結しているのに三つでひとつの作品のようでもある。中でも最初期に書かれたらしい「ヒロイン」が、集中でも一番すごいと思った。お給料燃やそ、から家燃やそ、に移る歪んだ論理とスピード、そこに至るまでの心理描写の積み重ね。犯罪者視点の物語ってその心理を“わかる”と思うからこそ怖いので、ハイスミスの“わからせる”力はこちらの善悪観に揺さぶりをかけてくる。
    「ヒロイン」のあとが「もうひとつの橋」なのも家族の喪失というモチーフが響き合っているし、これと「野蛮人たち」との2篇は「愛の叫び」「アフトン夫人」「ヒロイン」と対をなすように男性の心理を描いたもの。そして最後は夫婦が共通の不安を抱えて暮らす物語「からっぽの巣箱」にて、繰り返される運命の予兆を感じたイーディスの声にならない悲鳴で幕を閉じる。作品だけでなく作品“集”の構成も完璧だ、ハイスミス。

  • 以前「見知らぬ乗客」だったかな?デビュー作、めずらしく投げ出してしまったが、数年ぶりに手に取ってみて正解でした。きっと自分が成長したのだろう(と思いたい)。
    かたつむりに魅せられた男の奇妙な話とか(なぜかカタツムリの話が二編も入っている。ハイスミスはカタツムリに何か思い入れがあるのだろうか)、日常の延長線上に待ち構えていそうな、夫婦の最悪な結末が描かれている「モビールに艦隊が入港したとき」とか、私が好きな主題のひとつである”いかれた人”たちが描かれている「ヒロイン」「アフトン夫人の優雅な生活」とか。不気味、とは違うんだけど、どこか一本ずれているような世界に酔い続けていられる短編集でした。

  • 8月7日読了。「このミステリーがすごい!」1991年度海外編の第9位の作品。「短編集とは、暗がりで受ける見知らぬ人からのキスのようなもの」とはスティーヴン・キングの弁だが、なるほどこの小説の全身の産毛をさらりと撫でられるような感覚はまさにそれだ。作者自身かたつむりの研究家でもあるようで、かたつむりに関する2編の短編はいずれもぬらぬらとしていて、夢の中を走るようなスロー感があり面白い。(エスカルゴなんて絶対に食べたくなくなるが・・・)コミカルな話・奇妙な話も多いが、全体的に突き放したような冷え冷えするような、酷薄なムードも感じられる。

  • 短編集です。落ちがなかったり、あっても消化不良という感じ。
    落ちは無いんかいっ!
    まぁあくまでも好みですよ、好み。

    結末は余韻が残る感じの小説が好き、って言う人結構いるみたいなんですけど、私はちょっと苦手。村上春樹とか吉本ばななとかも好みじゃない。(何様?)

    でも作品が書かれた時代(一番面白かった「ヒロイン」が書かれたのは1945年)やミステリーの一時代を築いた功績を考慮して、「太陽がいっぱい」は今後読んでみたい。
    映画とは結末が違うらしいし。

  • 別のアンソロジーで「すっぽん」を読んでから、ハイスミスの短編が読みたくて探していた一冊。
    後味が悪いというのとはちょっと違う、自分が今立っている地面がゆらゆらするような不安感というか、異常と正常を隔てる薄い膜が双方向にたわんで、破れそうでギリギリ保ってるようなヒリヒリ感というか。読んでて疲れる一冊。

    前書きと解説を読んで、何故か藤村操を思い出した。
    "万有の真相は唯一言にしてつくす、曰く、不可解"

  •  映画の原作者で有名だが、この短編集でも、残酷で、常に自分の思いに縛られ、次第に深い心の底の暗黒に向かっていく。最後にはその中に落ちて命まで落とす。昔みた映画の雰囲気も感じられる、そんな話が集めてある。

    映画「太陽がいっぱい」はアラン・ドロンのキャラクターで、悲劇性が増した。だが後で公開された「リプリー」同じ原作でもこちらはトム・リプリーという主人公の心理が心に残った。ジャケットを借りて、富豪の息子に間違えられてから運命が狂いだす、マット・デイモンの細かな表情も所々覚えている。その時は未だパトリシア・ハイスミスは存命していて、この本を買って読もうとしたのを覚えている。
    でもそのままになっていた。


    かたつむり観察者
    かたつむりの観察が趣味だったが、最初は数匹飼っていて観察していたかたつむりが増える、周りが止めさせようとしたが嬉々として楽しんでいる。仕事が忙しくて書斎を覗かなかった一週間の間に増えたかたつむりが。

    恋盗人
    恋人からの手紙を待ちかねたドンは色々な理由をつけて自分を慰めていた。隣りのボックスに入った手紙が三通残ったままになっていた。気になって盗み見たら、返事を待ち焦がれる文面だたった。彼はこっそり何度も返事を書いて、ついに会うことになった。

    すっぽん
    母がすっぽん料理を作るという。すっぽんに興味を引かれ、友達に見せる約束をした。だが母は来客用の料理にするといって包丁でばっさりと解体して煮立った鍋に放り込んだ。

    モビールに艦隊が入港したとき
    売春婦だったが昔はよかった、モビールで見初められて結婚したが夫は暴力的で、殺して逃げ出したはずが。

    クレイヴァリング教授の新発見
    生物学者の教授は、新発見をした生物に自分の名前をつけたかった。おおかたつむりがいるという島に一人で上陸した、探した末に見上げるようなかたつむりを見つけた。でも来たときの船が流されて。

    愛の叫び
    二人で部屋を借りて暮らしていた老女はお互いに嫌気がさしていた。相手の嫌がることをして部屋を別に借りたが、二人とも眠れなくなった。

    アフトン夫人の優雅な生活
    精神科医に定期的にやって来るアフトン夫人は、夫のことについて様々な相談をする。医師は直接本人と話したいと思って訪問するが。

    ヒロイン
    メイドの仕事がとても気に入った、家も子供たちも、優しい母親も。どうしたらもっともっと気に入られれるのだろう。給料も貰いすぎぐらいだ。恩返しをしないといけない。もし災害が起きて献身的の助けたということになればもっと認められるだろう。

    もうひとつの橋
    妻と子を事故で失い、会社経営も興味がなくなって、旅に出た。泊まったホテルのそばで少年と知り合った。裕福そうな人たちばかりの中でハンドバッグがなくなって。


    野蛮人たち
    4階から見下ろすと、大声で少年たちが野球をしていた。声は近所迷惑で住民は困っていた。彼は窓から石を落とした、誰か怪我したのか、死んだりはしてないか。不安だったが、しばらくしてまた大声が聞こえだした、そしてあちらこちらの窓に石が投げられ始めた。

    からっぽの巣箱
    平穏な日々を過ごしていたが、空っぽだった巣箱でチラリと黒い目と影を見た。夫に言って調べたが巣箱は空っぽだった。ところが黒いすばしっこい影が家の中を走るようになった。夫もそれを見た。



    どの作品も、日常の何気ない中から現れた恐怖、悲しみ、やむない衝動が不幸につながっていく。平凡な日常が壊されるかも知れないという恐れや、愛情を求める余りに犯した罪や、生活の中から芽を吹いてくる恐ろしい兆しを書いた、暗い短編集だった。
    始まりと結末だけでは語れない、しだい次第に緊張感が張り詰めていく、導かれていく細部がとても読み応えが有る
    「かたつむり」は虫好きの息子が飼ったことがある。書いてあるように小さい丸い卵をどんどん産んでそれが孵化する、小さなかたつむりの群れに恐れをなして山に捨てた。
    肌があわ立つような作品だった。
    「ヒロイン」も面白い。両親に恵まれなかった少女が雇い主に気に入られようとして気持ちがエスカレートしていく、若い時の作品でデビュー作だそうだ。

    忘れることを許されぬ11篇

    その通りだった。

  • ミステリ

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著者プロフィール

1921-1995年。テキサス州生まれ。『見知らぬ乗客』『太陽がいっぱい』が映画化され、人気作家に。『太陽がいっぱい』でフランス推理小説大賞、『殺意の迷宮』で英国推理作家協会(CWA)賞を受賞。

「2022年 『水の墓碑銘』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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