催眠〈上〉 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

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制作 : Lars Kepler  ヘレンハルメ 美穂 
  • 早川書房 (2010年7月30日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (463ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784151788512

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催眠〈上〉 (ハヤカワ・ミステリ文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 本書の著者・ラーシュ・ケプレルはスウェーデンの人気匿名作家。

    本書はその作家のデビュー作ですが、本国スェーデンでの出版前に既に20カ国以上に翻訳権を売ったと言うことでも有名になった小説です。

    作家が正体不明との事でその正体に関して様々な推理が行われ、中には「ミレニアム」シリーズの故スティーグ・ラーソンが実は生きていて本書を書いたのではないかと言った物まで飛び出る始末。

    結局、共に作家で、実在の人物をテーマにした虚構と現実が入り交じった小説を書くアンドリル夫妻がその正体であることが明らかになりました。

    本書をシリーズ1作目とする合計シリーズ8作目までの構想がねられており、現時点で邦訳されているものはシリーズ1作目の本書と2作目の「契約」のみです。

    #色々とこの小説の背景を紹介しましたが、まあ、一読者としては、「ミレニアム」シリーズみたいに途中で打ち切りと言う事が無いように願うだけですね。


    さて、肝心の内容の方を簡単にご紹介します。

    冒頭、凶悪な一家惨殺事件が起こります。

    一家を狙った憎悪による犯行と見た警察は、一人暮らしをしていて難を逃れた長女の居場所を探すため、惨殺事件のただ一人の生き残りである彼女の弟から事件の真相と姉の居場所を聞き出そうとします。

    その為に、かつて催眠術を使った医療行為の研究に励みながらも10年前のあるスキャンダル以降、催眠術の使用をやめていた精神科医エリック・マリア・バルクに生き残った弟へ催眠術をかける事を依頼します。

    渋るエリックでしたが、凄腕のスウェーデン国家警察警部のヨーナ・リンナの説得を受け入れて弟に催眠術をかけて事件の真相を聞き出そうとしますが、催眠状態に陥った弟の口から出た衝撃的な真相により更に事件が展開していく事態に・・・

    2転3転する事態と、浮かび上がっては消えていく容疑者達。

    10年前のエリックの裏切りを遠因とする彼とその妻・シモーヌのギクシャクした関係と更なる誤解。

    そして・・・

    そんな時、難病の持病を持つ彼らの一人息子・ベンヤミンの誘拐事件が起こり、エリックとシモーヌ夫婦は地獄に叩き落されます。


    壊れていく夫婦関係、

    行方どころか生死も分からない彼らの一人息子、

    そして、惨殺事件のただ一人の生き残りである弟の病院からの脱走。


    それらが混じり合って紡ぎ出す謎を解き明かし、敏腕警部ヨーナは、両親は、ベンヤミンを助け出せるのか?


    と言った小説でした。


    上記しましたが、2転3転するストーリー展開で先が見通せない小説です。

    また、厚めの文庫本の上下2巻の文量ですので読み応えは十分です。

    途中、エリックやシモーヌなどの回想が差し込まれており、それらの回想がある事によってより小説に対する理解が深まるのは確かですが、少し冗長すぎる回想も有りました。

    加えて、登場人物も多く、繰り返しでてくる登場人物でないと「この人って誰だっけ?」と思うことも有りました。


    とは言え、思いもよらぬ犯人、思いもよらぬ真相と、ミステリーの常道を行っていますので、ミステリーファンは勿論、それ以外の方もグイグイと引き込んでくるストーリー展開を楽しめるのではないでしょうか。

    中々良かったです。

  • 医学分野の用語だと、催眠術ではなく、催眠なのかな。
    「ぼくの言ったとおりだったでしょう」を連発するヨーナ、ちょっとうざい。

  • 匿名作家で、翻訳権争いで大変だったという裏を見て読んでみた。

    私には後味悪すぎる。読んではみたものの・・・

    上巻では、エリックが催眠をやめた理由が書かれないので、エリックに表面的な理解しかできない。こいつ精神科医のくせに、安定薬飲みすぎ。なんでお前警護拒むだよ。つけろよ。警護。家族全員につけろ。

    奥さんのシモーヌも理解できない。10年前の浮気をねちねちと。そんなに克服できないなら、10年前に別れれば良かったのに。そしてあっさりと自分も浮気。ありえない。

    息子のベンヤミンも心に思うところがあるようで、(これも下巻でわかる)、大分反抗期している。ぞっこんのガールフレンドは両親には好かれていないし。

    あとがきにもあったけどヨーナだけが光です。

  • おもろい。頁を繰る手が止まらず、というのは久方ぶり。文章は読みやすく展開も滞りなくだけれど如何せん人名で引っ掛かり。それはさておき殺人事件と誘拐事件がどのように交差していくのか、色々期待を膨らませて下巻へ。

  • レビューは下巻にて。

  • マリリンマンソンとかも話の中に出てきて、ドンドン次を読みすすめたくなる。ミステリー本。
    もちろん下巻も読みます。

  • 途中までものすごくおもしろかったけど、ご都合主義的な部分があって、( ̄へ ̄|||) ウームって感じになってまった。そんなわけないやろぉって。けどまぁ、それでもまだ引っ張られて、後半でどうなるかやな。

  • スウェーデンミステリー。ヨーナ警部シリーズ第一弾の作品。精神異常者たちが次々に出てきて事件を起こす話。読みやすい訳と展開で一気に読み終わった。
    ヨーナ警部が主人公と思っていたが、事件の中心人物の医師がほとんど謎を解明したので、このシリーズは毎回メイン人物が主役なのだろうと思った。

  •  面白い!
     久し振りにスピードに乗って読めて、とても気持ち良かった。

     相当猟奇的な事件から入るのだけれど、それはさっさと犯人が判明してしまい、アラ何だか意外と思っていたら、そこからの展開がどうなる事やらサッパリ分からない。
     きっとバラバラに見えるあれやこれやが一つに纏まる……んじゃないかと想像はしてるけど、どう纏まるかは全く想像出来ない。
     早く結末に辿り着きたい!

     読み始める前、ヨーナ・リンナ警部は、名前の響きから女性だと思っていたのだけど、男性だった。
     彼はフィンランド訛りのスウェーデン語を話す設定なのだけど、それはスウェーデン人の耳にはどんな風なイメージを与えるんだろう。
     そういうのってきっと、例えば私がこの先スウェーデン語が話せるようになったとしても、母語じゃないと分からないような気がするけど……どうなんだろう。

  • 赤黒い、むせかえるような甘い香りのバラのような、暗くて濃密な感じ。
    否定的な意味で。

    またスェーデン作家の本を読んでしまったよ、と
    すぐに後悔した。
    相変わらず、暗い。

    上巻までだと、
    どこが催眠に関係あるの?と突っ込みたくなる。

    (下巻に続く)

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