特捜部Q―吊された少女― 上 (ハヤカワ・ミステリ文庫 エ 7-9)

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  • Amazon.co.jp ・本 (382ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784151794599

作品紹介・あらすじ

17年前に起こった少女の轢き逃げ事件。新興宗教の影がちらつく男と何か関係があるようだが、捜査の前には様々な壁が立ちはだかる

感想・レビュー・書評

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  • 前作で、マルコの事ばっかり気にしていたので、ロニーの事はすっかり忘れておった。
    ロニー・・・ まさかの・・・ なんと!?
    まぁ、ロニーに関しては下巻読まないと、あの後どうなったのか?どうなるのか、まだ不明。ただ、申し訳ないが、本当に迷惑ないとこだな・・・と・・・。

    今作も登場人物多すぎて 混乱しますよ。

    クレスチャン・ハーバーザート  
     カールに電話してきた警官。過去の事故と片づけられた件を殺人事件では?と一人で捜査していたが、決定打を欠く。退官3日前カールに電話したがすげなく断られ、最終手段に出る。
     ネクソの都市警察の警官だった際にアルバーテを見つけた。
    ジュン・ハーバーザート  
     クレスチャンの元妻
     妻の夢とは? 
     口ずさんだ歌 ・・・ジョニ・ミッチェルのリヴァー ハーディが教えてくれた
     淫らな噂が結婚当時からあったとポレデ達から情報
     クナホイで男と会っていたとハンスからの情報(ビャーゲのボーイスカウト)
     歌がわかり、電話で、カマかける(ハーディ) 男の名前「フランク」と判明
    ビャーゲ・ハーバーザート
     クレスチャンの息子 ゲイ ネリ・ラスムスンの所に間借りしてた。
     クレスチャンが自殺した事を母から電話で聞いたのち、自殺 享年35歳
     遺書「父さん、ごめん」
     ボーイスカウトでクナホイで発掘調査に参加
    カーリーン  ジュンの姉
     オーカゲビューの家で一時期、ジュン・ビャーゲと同居してた。
     が、耐えられなくなって別居。
     スノーレバゲンの介護施設入所中 アルツハイマー

    クレスチャンの退官式に来ていた人々(リステズのコミュニティセンター)
    サム (ヴィリ・クーラ) 
     漁師。ビデオ取ってた。クレスチャンのカード仲間。退官式前日も会っていた。
    町会長
    経済局長代理
    警察本部長
    直属の上司 
    警察組合長  クレスチャンにまぁまぁとなだめる仕草した人
    ジョン・ビアゲデール警部  アマー島警察学校でカールの一学年下
                  ローサがロックオンw
    ポレデ・エレボー コミュニティセンター運営
             グリーンランドの住宅街でソーシャルワーカー5年してた
    マーアン 市民団体会長
    ハンス 式の途中で出て行った人物 飲み食いできる所に現れる
        だいたい、燻製工場の裏手のベンチにいる
        ビール飲みながら何か彫っている ビャーゲに彫刻教えた


    ヨーナス・ラウノー アルデバートの事故を調査していた
              ビアゲデールから教えてもらった。

    アルバーテ・ゴルスミト 
     ひき逃げされた少女 クレスチャンが捜査していたのはこの事件(1997年)
     並外れて魅力的。男はみんな彼女に夢中。女は嫉妬。
     悪気なく、女子の彼氏を奪う。
     しょっちゅう自転車ででかけてた
     ユダヤ教徒
     クリストファーと分かれてからウリーネのコミューンに住んでいる男と付き合ってた?(クリストファー情報)
    兄(非常に仲良かった)に家族とは別で絵ハガキ送ってた

    アルデバートの両親 デュッセバゲンのヘレルプ在
    アルデバート兄弟 デーヴィズ(双子の兄 エイズで死亡)
             サーラ 妹

    <寄宿制市民大学>
    受講生は50人いた。
    ヤアアン 雑用係 1992年から在籍
    クリストファー・ダルビュー 
     アルバーテが付き合ってた 元の苗字はストゥスゴー
    インガ・ダルビュー(クーラ) 
     クリストファーがアルバーテと付き合う前から付き合っている
     クリストファーと結婚し、苗字をダルビューに変えた
     ワーゲンバス情報
     コペンハーゲンに社会教育に関する養成講座を受けに出て行った
     ヴィンテージカーの集いに参加していた!?
    カーロ・オーディンスボー 元校長
    カリーナ         カーロの妻
    シュンネ・ヴェラン 公立学校の教師してた ガラス工芸で参加してた
              アルデバートが急にバッチつけるようになったと教えてくれた
    リーセ・W 今はギムナジウムの教師
          ウスターラーの円形劇場への遠足の時の写真探してくれてる
          アルデバートの彼氏はユリ・ゲラーII世
          インガも写真撮ってた ↑と知り合いっぽかった。

    スティーファン・フォン・クリストフ アルデバートの自転車をアート?にした

    ウリーネの農場でコミューン生活 1997年6月~11月
     ヒッピー?ハンサム。長髪。ワッペン。

    ジョギングの男 ウリーネコミューンの情報 「天空」とかかれてた
            酵素の研究
    ワンダ・フィン  
     ジャマイカ人 陸上選手 クリスと結婚してロンドンへ
     離婚後、守衛の仕事で生活していた。
     シャーリーンにセミナーに誘われ、アトゥに心酔
     守衛の仕事をやめて、アトゥの元へ「選ばれし女になる」
     セミナー参加申込するが、受けたのはビルヨ。いっぱいだと断られたが強行。
     電車でジャーナリストに会い、アトゥの事詐欺と言われるが無視
     ピルヨと対決
    クリス・マッカラム 
     英国人 元クリケット選手 元ワンダの夫
     くるぶし骨折して自分で稼げなくなってから、自分を養ってくれる女性の元へ
    シャーリーン
     ワンダの友人 おなじアパートに住む。
     ワンダをあるセミナーに誘う
     ワンダがアトゥの所へ行ってしまう時、毎日メールする約束したがこない。
     心配で、アトゥのセミナーへ そこで、ワンダのベルトを見つける 

    <人と自然の超越的統合センター>
    アトゥ・アバンシャマシュ・ドゥムジ(フランク) 導師
    ピルヨ 
     アトゥの右腕 39歳 アトゥの子供を産みたい。アトゥを自分のものにしたい。
     しかしアトゥはウェスタの処女として扱っている
     <光の信託><ホリスティック・チェーン>で稼いでる
     3人殺してる? 一人はワンダ @2人は?クラウディア?アルデバート?
     策を弄して、とうとうアトゥの子を妊娠
     現在、シャーリーン追い出し作戦検討中
    マレーナ・ミケル  
     フランスに住んでいる
     アトゥの今の女 妊娠・流産した。
     ピルヨが追い出した。
    バレンティーナ 信者 センターの”カメレオン”   
    クラウディア アトゥの子を妊娠 ポーランドの浜辺で発見
    シャネト ワンダのベルト持っていた。自分のと入れ替わっていたと。       
    リオネル 光の信託利用者 歌手になりたい

    <ヴィンテージ・カークラブ>
    ハンス・アガ 副理事長
    ストゥーレ・クーラ (クーラ!?)
     オールスカ出身の天才機械士 故人
     ワーゲンバスのディストリビュータのキャップ交換してやった人物

    ピエーデ・ヴィスムスト 盲目 <感謝の心>主宰
                ワーゲンバスの男の情報くれた
                (信奉者とヨーロッパ中回ってた・・・クナホイも)

    さぁ、下巻でどうつながる?

  • 特捜部Qチームには沢山の難事件があるというのに毎回意外な形で別の難事件を押し付けられ、優先順位を上げざるを得なくなるパターンで話は始まるのですが、今回は最も嫌な始まり方で主人公のカールじゃなくても苦い顔をしてしまうでしょう。
    読み進めるに従って新興宗教の胡散臭さに覆い隠された女の嫉妬バトルが思いがけない展開になっていて、1人殺すと後は何人殺しても同じになる殺人者の思考への移り変わりがよく書けてます。
    上巻の時点では真相がわからないのですが、それ以上に教祖の右腕・ピルヨの思考と行動が狂っていて下巻でどう崩壊するのか楽しみです。

  • 混迷そのもの

  • 特捜部Qシリーズ。自殺という最悪の手段で捜査を押し付けられた特捜部。過去の轢き逃げ事件の関係者と思わしき男を追うながら、カールの例の釘打ち事件や叔父の事件といとこの脅迫などシリーズを通した事件も少しづつ進展していく。ひき逃げ事件のおとこの正体が判明してからは急展開で事件の別の側面があらわになっていく。男の居場所に乗り込んでからの急展開をもう少しじっくり進めてほしかった

  • 映画で特捜部Qを見て面白かったので、小説も
    読んだら映画よりは、3人の関係が信頼とちょっと
    したユーモアに描かれていて、その関係性が
    事件を解決して行く上でとても重要になっている。
    映画はもうちょっと暗い。
    事件もある警察官が、退職式で拳銃自殺をする所
    から事件が謎めいて始まる。
    まだ下巻を読んでいないが最後がどうなって行くのか楽しみ。

  • 久しぶりの特捜部。前作から空きすぎたからなのか、何でこうなってるんだっけ?な設定に戸惑う…。

  • 特捜部Qシリーズ第六作。

    特捜部Qへ過去の事件を依頼してきた退職直前の警官。
    カールが軽く断るとその翌日、退官式の最中に警官は拳銃自殺する。
    ローセの怒りのままに、事件を捜査することになる特捜部Q。

    今さらながら、過去のどの事件を捜査するのかを決めているのは、
    カール警部補ではなく、ローセとアサドだと確信した。

    紆余曲折しながら、捜査は宗教団体の導師へ。
    少女を十七年前事故に見せかけて殺したのは当時の恋人、その導師なのか、
    その右腕の女性なのか。

    (下巻へ続く)

  • 4月-4。3.5点
    特捜部Q。ある女子高生がひき逃げされ、衝撃で木に逆さ吊りに。殺人を疑った老警官が、カールに電話した後に自殺。
    特捜部Qが捜査を引き継ぐことに。
    シリーズとして安定。アサドとローセの変わり者様も面白い。
    下巻も期待。

  • いつも通り、ドタバタしているメンバーですね(苦笑)

    いやいやながら、事件の調査を始める訳ですが、調査だけで終わるわけにはいかず、カールはどっぷりと捜査にはまることになります。

    特捜部Qのメンバーは相変わらずユニークだし、上部組織の殺人捜査課の課長も、仲の悪いビャアンに変わってしまったので、カールの悩みの種は尽きない様です。

    上巻では、なんとなく事件解決のとっかかりを掴むところまでのお話。実際の解決編は、下巻に期待ですね。

  • 仕事が忙しくてゆっくり読めなかった。でも馴染みのメンバーに会えてうれしい気持ちで読みました。カールのやる気の無さが、今の自分の状況にオーバーラップするし。(やる気ないけど、どんどんやる事が増えて抜け出せなくなってる)
    下巻楽しみ。

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