さよなら、ブラックハウス (ハヤカワ・ミステリ文庫)

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制作 : Peter May  青木 創 
  • 早川書房 (2014年9月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (502ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784151805516

さよなら、ブラックハウス (ハヤカワ・ミステリ文庫)の感想・レビュー・書評

  • とてもせつないミステリ。最後の一言に少し救われるものの、これでハッピーエンドにはならない。青春のうずき、幸福、残酷、年を経て振り返った時の苦しい、けれど甘酸っぱい感傷が共感をよぶ。続編が待ち遠しい。

  • あのとき自分の気持ちを素直に言葉にできていたら、
    失敗したとしても、お互いの思い違いを修正するため、追いかけて、追いすがってでも時間を作っていたら
    ありえたはずの未来を、他人の家庭を見守るのではなく
    自分の世界にできたはずなのに。
    初恋の少女の思い出と面影、ありえたはずの未来。
    捨てた故郷と過去、すれ違う馴染みで親友、
    若き日に光を浴びる反逆者の挫折、
    爪はじきにされた者の真相。
    現在の殺人事件の謎解きとして読めば、
    途中に散りばめられる仄めかしと、その否定でで、
    ありがちな物語だが、本当に芯になるストーリーは
    過去の(謎解きではなく)
    彼が歩んだ大人になるために費やした時間、代償、
    青春の挫折として読むと、とても胸が苦しくなる。
    HMとあるが、ミステリーではなく、
    きわめて感傷的(で、自分の好物)な青春小説です。

    自分はストレートだと認識しているが、
    かなり早いうちにソレがらみが鍵になると嗅ぎつける
    自分の感覚が悩ましい。

  • 重かった 表紙の絵の雰囲気からは程遠い どろどろ展開

    大学生時代のフィンの行状があまりにもひどい 自分のイケメンに胡坐をかいてるクズ男 クズ過ぎる
    女は産んだら100%我が子だけど、男はDNA検査せんとわからんもんね ざまーw でも、このクズ男フィン、転んでもただでは起きない ラストでそうきたか… 

    乱暴者アンガスが障碍者カルムにまさかのリアルエンジェル対応 それも20年間毎週? いやいや、そんなことしてたらとっくに村中の噂になってるやろ おかしいって モヤモヤ

    伝統食文化を外野が抗議する 抗議団体の方々にお聞きしたい ”おめーらは霞でも食って生きてるのか?”

    当初はイギリスでは版元が見つからず作者在中のフランスで出版されベストセラーになりヨーロッパ中で出版されてからイギリスで出版される アメリカでは「ゴーンガール」を抑えてバリー賞(長編賞)受賞 私は今作より「ゴーン~」の方がインパクト強かったけどな まぁ、次作「忘れゆく〜」も読むけどさ(たぶん)

  • CL 2016.2.28-2016.3.10

  • いい本に出逢った時の気持ちは、いい女に出逢ったのとはまた違うけど、何とも言えない気持ちになる。
    感想は他のレビューを見てもらえばいい。
    いい作品かどうかは分からないが、俺にとっては素晴らしい作品だった。
    次作が出るらしい。楽しみにしたい。

  • なかなか話に入り込めない導入部だったけど、舞台となる島の自然や人々の描写に引き込まれて読んだ。
    いろいろ甘酸っぱいが、ラストは後出しジャンケンだろ、それ。

  • 警察官フィンが担当中の猟奇殺人と酷似の殺人事件が彼の故郷で起き、18年ぶりに帰郷し捜査をおこなう。
    被害者はフィンの幼なじみだったため、その他の古くからの知り合い数人と久々に再会して、つらかった少年時代や苦い過去を思い出す羽目になるが、少しずつ事件の真相に近づき、最後は衝撃の結末が。。。
    20年近くたっても手つかずの自然、荒涼とした大地と海。自然の描写が美しく、読んでいる間もどこからともなく風や海の音が聞こえて来そうだ。
    しかしその閉鎖された田舎での人間関係はかなり複雑だ。自然のように美しいとは言い難く、人の心の機微を読み取れず、フィンの捜査は難航し、どんどん深みにはまっていくようにも思える。
    現実と過去の出来事が交互に描かれているが、その手法もなかなか上手いと思う。
    続編があるそうなので、そちらも読んでみたい。

  • 寂しい島だった。だがそこには支え合った友がいた、愛し合った恋人がいた―エディンバラ市警の刑事フィンは、イギリス本土から離れた故郷に望まぬ帰還をする。惨殺体となって発見された島の嫌われ者をよく知っていたからだ。フィンは事件を解決し、島から出たかった。袂を分かった親友と別れた最愛の恋人に再会する前に。少年時代に経験した儀式「鳥殺し」の記憶から逃れるためにも…。息苦しくせつない青春ミステリ。

    風景描写が強く印象に残る。

  • 7~8割は過去をたどるイヤな重さのある話で放り出しそうになったけれど、終盤一気にたたみかけられて、なんとかスッキリした。
    それにしてもラストシーンの軽さ、カッコよさは無理しすぎていないか?

  • イギリスのエディンバラ市警察の刑事が主人公。生まれ育った故郷の島で知人が殺されたため、事件解決のために訪れる。幼馴染や元恋人や知り合いたちとの再会によって、幼かった昔の思い出がよみがえる。昔の回想と、現実の描写が交互に語られる形で話が進むのだが、最初は単調でつまらない気がしたが、後半は一気に話が動き、おもしろかった。故郷にいい思い出がない様子は気の毒だと感じた。結末はいい感じで終わってよかった。

  • スコットランドのルイス島で発生した殺人事件を扱ったミステリ。主人公はルイス島出身の警官で、過去と現在の事件が交互に語られる。
    全編を通して愛憎入り交じった郷愁が漂う、ややセンチメンタルな傾向を感じる内容だった。

    著者は脚本家として実績を残して作家に転身した人物で、構成がしっかりしていて、読者の興味を繋げて行く手際の良さが如何にもシナリオ出身らしい。
    続編もあるようだが、これってどうなるんだろう?

  • もうちょっと突っ込んで欲しい箇所もあったけど、シリーズ続編あるみたいなので納得。
    全体的には大満足。

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さよなら、ブラックハウス (ハヤカワ・ミステリ文庫)の作品紹介

寂れた島の惨殺事件。島出身の刑事が派遣されるが、少年時代とはすべてが変わり……出版拒否から一転、刊行後大ブレイクの話題作

さよなら、ブラックハウス (ハヤカワ・ミステリ文庫)はこんな本です

さよなら、ブラックハウス (ハヤカワ・ミステリ文庫)のKindle版

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