パードレはそこにいる (下) (ハヤカワ・ミステリ文庫)

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制作 : 清水 由貴子 
  • 早川書房 (2016年9月21日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (367ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784151822025

パードレはそこにいる (下) (ハヤカワ・ミステリ文庫)の感想・レビュー・書評

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  • パードレ捕まえた…!!
    下巻からはずっと落ち着かなくて先が読みたくて読みたくて。CCはかっこよすぎるし、ダンテは可愛すぎる。

    そしてこの終わり…!続きが読めるのはいつになるのだろう…。でもまたこの二人に会えるのかと思うと楽しみだぁ。

  • (上巻より)

    途中から、そんな不満も気にならないぐらい、
    怒涛の展開になって、
    ああ、国家的陰謀なのかと思ってからの、
    最後のどんでん返しは、本当に素晴らしかった。

    途中で描かれていた、
    囚われて社会的接触を断たれていた期間を補う、
    その時代の西洋のポップカルチャーを集めた
    ”時間の箱”の存在も同じぐらい素晴らしい表現だった。

    そして、最後の謎の電話は。

  • ジェフリー・ディーヴァーにも似た印象
    どうしても深い傷をおった二人がコンビとして活躍していく話に弱いのかも…
    捜査は少しサブキャラクターに頼りすぎたり、行動が雑な印象もある。
    でも、読ませて引き込まれる魅力がある。

  • 久々に一気読みのエンタメ小説に出会った感じ。誘拐され11年間監禁されてた経験を持つダンテと、ある事件で負傷し休職中のコロンバ。この二人が新たに起こった少年の誘拐事件を追う。それぞれ強烈なトラウマを持つ二人が助け合いながら困難に立ち向かう姿が印象的。事件は途方もなくでかい話に発展していき、正直ちょっと収拾つかなくなってる感じも否めないが、事件の闇の深さに立ち止まってしまいそうになる二人がすごくリアルだ。鋭い知性と皮肉な態度が名探偵にふさわしいダンテだが、とにかく強い女のコロンバが最高。弱い者いじめをする同僚のあごを蹴り上げるとか、テンション上がるな~。続編も期待大。

  • 色々凝った設定はあるものの、上巻を読んだ限りでは、サイコサスペンス調の展開であり、幼児連続誘拐監禁事件の犯人を追う、心に傷を負った警官と元被害者、という構図で話が展開すると思っていたら、下巻冒頭の軍隊シーンで一気に煙に巻かれてしまった。

    そこからの展開はことごとく意表をついてきて、そもそも誘拐の動機が全く違っていて、まるで”Xファイル”調の動機であること、事件を追っていた二人が、今度は濡れ衣を着せられて警察から追われる立場になり、さらにはその捜査の過程でダンテ自身の出生自体が謎に覆われていると言う急転直下の展開・・・、う~ん、実に鮮やかで見事。
    次々と関係者が登場して、わかりにくいイタリア姪という事もあって、ストーリーの整理?に苦労するが、ラストまで一気に楽しめた。
    しかも最後の最後で次作に繋がりそうな謎が。
    さて、続編にいつ出会えるか?
    それまで他の作品も出版してくれたらいいのに。

  • 2014年発表、希少なイタリア・ミステリの翻訳だが、異国情緒的な味わいはなく、新たな支流ともなっているダークな犯罪小説の色合いが濃い。プロットや人物設定も凡そ時流に倣っており、新鮮味はさほどない。トラウマを抱えた主人公、場面転換の早いテンポ重視の構成、不可解な動機、猟奇的な連続殺人、形骸化した警察/検察機構との確執など、舞台をアメリカに移したとしても違和感はない。主要人物には極端な個性を与えており、キャラクターのユニークさで読ませるミステリともいえる。
    本作は、ルメトール「アレックス」やオールスン「特捜部Q―檻の中の女―」などでも題材としていた〝監禁〟をプロットの核にしており、その人倫無視の凶悪性を〝探偵役〟となる男「ダンテ」自身に直結/具現化させている。少年時代に誘拐され、11年間にわたる監禁生活を送るとういう過去を持ち、脱走後は失踪人捜索専門のコンサルタントとして生計を立てる。その異常な設定が、良くも悪くも物語を動かしていく。

    ローマで起きた児童失踪事件で警察から協力を求められたダンテは、その犯行現場で自らを誘拐した男「パードレ」の痕跡を視る。だが、「パードレ」と思しき人物は既に死んだものとされたいた。当然のこと心的外傷による妄想と周囲は受け止めるが、相棒となる女性捜査官コロンバと行動を共にする中で徐々に判明していく事実は、未だ正体不明の犯罪者「パードレ」へと導くものだった。

    極度の閉所恐怖症となったダンテの描写は、いささかデフォルメ過剰な点があるのだが、過去の呪縛と真正面から向き合い、どう克服するか、というテーマも含めているのだろう。肝心の真相については、大風呂敷を広げ過ぎて、整理仕切れていないため不満が残る。下手な陰謀よりも人間の闇に焦点を当てた結末を期待していたためだろう。

  • うん、面白かった。
    犯人の意外性、物語もかなり大きな背景があったり、最後まで気を抜けない感じも楽しめました。

    それにしても、気になる終わり方!

    2017.7.8

  • イタリアの作品ですが、イタリア感はあまり感じません。むしろ、アメリカっぽい感じがします。

    物語終盤、衝撃的な事実が判明していきます。「まさか彼が!」と言う人がパードレなんですねぇ。ミステリーの王道からいうと、ちょっと邪道な設定ではありますけどね。

    最後の最後、次に続きそうな展開で終わります。案の定、ダツィエーリのこのシリーズの次の作品が出版されています。

  • マジかマジかマジか!!パードレは君だったのか!!というかイタリア人なんだから、CCもダンテもちゅうのひとつくらいかましとけよ!!(錯乱

    しかもこれ続く感じ?二人の捜査はまだまだ続く感じなのね??

    あー久しぶりにドキドキハラハラワクワクした!
    二人がちゅうするまでは死ねないから早く続刊出てくれますように(・∀・)

  •  下巻。
     何者かの手によって容疑者に仕立て上げられたコロンバとダンテは、味方のはずの警察から追われる立場になる。わずかな手がかりを元に、ついに極悪な犯罪の証拠が眠る場所までたどり着く。
     世界大戦時にさかのぼる一連の犯罪の証拠が次々と現れ、すべてを操っていた”パードレ”も正体を明かし、さらに冷徹な巨悪の影を予感させて物語が終わる。どんでん返しの展開が待っているのだが、冒頭の誘拐事件がかすんでしまうほどの広がり方で、少し非現実感が漂う。コロンバとダンテの親密度、意味深なエピローグから、続編が予想される。

     初めてイタリアのミステリを読んだが、舌を噛みそうな登場人物の名前が覚えにくいのと、「機動隊」や「郵便・通信警察」といった珍しいイタリアの警察の部隊名のほかは、意外と普通のサスペンスだった。そういう意味では読みやすかったのだが、何かしら未知のイタリアらしさを感じるミステリを期待していた身としては、物足りなさを感じた。

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