ミレニアム4 蜘蛛の巣を払う女 (下) (ハヤカワ・ミステリ文庫 ラ 19-2)

  • 早川書房
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感想 : 57
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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784151830020

感想・レビュー・書評

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  • 作者変わったのに、うまくまとめるなあ!って思った。すげえ。

  • やっぱりリスベットはかっこいいしかわいい…ミカエルもなんだろうな、あの勘のよさというかお人好しというか…ほんとうに面白かった。今まで同様序盤はゆっくり読むのに後半は一気読み。アウグストがこれからすくすく育ちますように。
    エドもなかなか好きだなぁ…。
    そしてアンドレイ…。

    妹とどうなるのか、続きが楽しみ。

  • ミレニアム三部作の続編とのこと。
    オリジナルの著者スティーグ・ラーソンが急逝したため、別の作家による続編とのこと。

    3作目の「眠れる女と狂卓の騎士」とストーリーは続いている。

    この4作目「蜘蛛の巣を払う女」についての感想の前に、いかに1作目「ドラゴン・タトゥーの女」が面白い内容だったかを思い出した。
    結構背筋が凍るようなドロドロとしたミステリーについて、ミカエルとリスベットが数十年前の未解決事件についてテクノロジーとは離れた発想力で解決に当たる。
    サイコ的な性格の事件に、スカッとする展開と結末。そもそも、リスベットの容貌はかなりぶっ飛んでいてこのてんかいに、うまい形の不協和音を出してる感じでハマってた。2,3作目はまた別の方向にぶっ飛んでいる。。


    で、この4作目。結論から言うと面白くない。
    まず、①RSA鍵が解ける訳ないーーー笑。少なくともIT業界に携わる者として公開鍵暗号方式がそんな簡単に解けるかよ。。ってところに、かなり特殊な観点から違和感。
    それは置いておくとしても、②ミレニアム(ミカエル)ピンチ→リスベット巻き込まれる→リスベット超人的能力発揮→ミレニアム復活 の流れは見飽きた。某倍返しの人みたい。
    ③圧倒的知力に頼るサスペンスは読者の置いてきぼり感がでてくる。今回は特に、サバン症候群の少年の異次元の能力、絵と数学に頼りすぎでこれまでの3部作にあった、複雑な過去が絡み合う展開という形に持って行けなかった。ミレニアムはそこに加えてリスベットの外見や登場人物の珍妙さ(おどろおどろしさ)がウリだったのに。。
    ④サイドストーリーが多すぎ。エドとかアンドレイとか昔のライバルとか。話の展開に自信がないからなのか、細かく散りばめすぎ。


    やっぱりオリジナルの作者が1番だった。

  • 2024.03.01
    偉大な作家の後を継ぐことの難しさを感じた一冊。
    ちなみにこの後のシリーズを読むとだんだん筆者がこのシリーズをものにしていく過程がうかがわれる。

  • うーん、
    よく分からないまま終わってしまった。

  • 全世界で累計230万部販売された『ミレニアム』の第四作目。作者のスティーグ・ラーソンは三作目で病没してしまい、三部作まで読み続けてきた私にとって四作目は、そう奇跡、僥倖、まあ、そこまではないか。
    一作目の『ドラゴンタトゥーの女』は凄かった、痺れたましたわ、そうそう、映画されましたしね。
    さてこの四作目、原稿が未完の状態で亡くなったのは知っておりましたが、これを元に別の方が書かれたようで、解説の方は、ラーソンの思いを引き見事に引き継いだ!最高!震えるわ!とベタ褒めでしたが、いやー、甘い、設定も甘い、展開も強引、ドキワク感無し、まあ、そんなもんですわなー。
    で、全部で六作まで書いたと言う事なので、ここまで来たら全作読んでやろうかと思っております。メンドクセー。

  • 面白かったです。
    3部作のようですので、この後の2部に期待します。

  • 原作者ではない方の作とのことで、手が伸びるのに新たに何年もかかりましたが、こうして読み終えてみると、「悪くないじゃない」というのが正直な感想です。原作3部作とくに2と3の暗く苦しいものが薄まり、言葉は悪いけどライトな感覚で主人公たちの活躍が楽しめました。特にリスベットはダークな部分が少し弱まり、それが良いことか悪いことかは別にして、読みやすくなったと思います。最後の終わり方も、ちょっとおしゃれかな。

  • リスベットはこんなにいいコじゃない。

  • 私の理解力の問題だとは思うけど、登場人物、機関が多すぎてかなりこんがらがった。結局どこがどこと協力してるの…?って分からなくなってしまった。前作までは複雑でも所々で整理してくれていたから読みやすかったけれど、今作は進むスピードが速くて理解できないまま終わってしまった感じがする。
    でも、ここまで来たら次も読んでみたい。

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著者プロフィール

スウェーデンのジャーナリスト、作家。事件記者として新聞社に勤務後、スウェーデンの冒険家、ヨーラン・クロップにを描いたNFでデビュー。2009年、英国の数学者アラン・チューリングに関する歴史小説を執筆。2011年、国際的なサッカースターのズラタン・イブラヒモビッチとの共著で、『I AM ZLATAN ズラタン・イブラヒモビッチ自伝』を出版、2か月足らずで50万部を突破、スウェーデンで大ベストセラーとなった。『ミレニアム』を執筆したスティーグ・ラーソンが急逝した後、4‐6を書き継いだ。

「2023年 『闇の牢獄』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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