ボリス・ヴィアン全集〈12〉醜いやつらは皆殺し

  • 早川書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152002624

感想・レビュー・書評

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  • 一昨日読了。

    ヴァーノン・サリヴァン名義で書かれた
    SFハードボイルド。

    青春の書を一冊挙げろといわれたら
    迷うことなく「北京の秋」
    と答えるくらいボリス・ヴィアンの小説には
    思い入れが強い・・が・・。

    この軽妙な文体と
    ご都合主義的なストーリーは
    とても読みやすいけれど、
    まぁ何も残らないといえば残らない・・。
    スラップスティック映画のような
    混沌として落ち着きのないエピローグは、
    むしろ、社会風刺的な意味が込められているのかと思わせつつ、
    実は「新聞小説のため唐突に終了した」というのが
    その答えなのだそう・・。

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著者プロフィール

(Boris Vian) 1920年、パリ郊外に生まれる。エンジニア、小説家、詩人、劇作家、翻訳家、作詞・作曲家、ジャズ・トランペッター、歌手、俳優、ジャズ評論家など、さまざまな分野で特異な才能を発揮した稀代のマルチ・アーチスト。第二次大戦直後、「実存主義的穴倉酒場」の流行とともに一躍パリの知的・文化的中心地となったサン=ジェルマン=デ=プレにおいて、「戦後」を体現する「華やかな同時代人」として人々の注目を集め、「サン=ジェルマン=デ=プレのプリンス」 とも称される。1946年に翻訳作品を装って発表した小説『墓に唾をかけろ』が「良俗を害する」として告発され、それ以後、正当な作家としての評価を得られぬまま、1959年6月23日、心臓発作により39歳でこの世を去る。生前に親交のあったサルトルやボーヴォワール、コクトー、クノーといった作家たちの支持もあり、死後数年してようやくその著作が再評価されはじめ、1960年代後半には若者たちの間で爆発的なヴィアン・ブームが起こる。

「2005年 『サン=ジェルマン=デ=プレ入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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