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- Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
- / ISBN・EAN: 9784152035318
作品紹介・あらすじ
食のシーンが教えてくれるスクリーンの新たな魅力…。映画が百倍おいしくなる本。垂涎のシネ・エッセイ。
感想・レビュー・書評
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前回レビューした「映画とたべもの」の同じ連載の古いものをまとめたものなので、基本的な感想は同じ。やはり踏み込みが足りない感じ。あとがきに本人が書いているとおり「おいしいものを求めるということに対してそれほど情熱を注ぎこめない性格なのだ」なんでしょう。もちろん映画にでてくる食べ物には関心があるからいいのですが、食べ物に関する関心が低いのか「あれはなんだろう?」と疑問を投げかけておいて、解決しない(もしくは「不思議だ」でまとめる)回も多く、なんだか消化不良なことも多い。このエッセイの方向性からして、外国の食べ物で、映画の中で初めて見る食べ物ほど、興味ぶかいものはないと思うのだけど、「どんな味なんでしょうね」「きっとおいしいとおもうのです」では、ちょっとさみしい。また途中に入るコラムはちょっと前回の本とかぶっていることが多く残念。
ただ、年代が古い分、名作として浸透した映画も多いので、レンタルビデオを借りに行くガイドにはもってこい。また著者が実際にいったNYのレストランの話など、「おいしそう」だけではない回はなかなか面白い。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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