子育ての大誤解―子どもの性格を決定するものは何か

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制作 : Judith Rich Harris  石田 理恵 
  • 早川書房 (2000年1月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (502ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152082602

子育ての大誤解―子どもの性格を決定するものは何かの感想・レビュー・書評

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  • 『言ってはいけない』を読み終え、この本も読む。
    中は、細かい字の2段で腰が引けたが、なかなか興味深い内容。

  • 非常に興味深いテーマであり、視点も考察も面白い。しかし、表現が回りくどくボリュームが多いため、読みきるのに多大なエネルギーを要する。その割に、テーマの広がりに欠けるのが残念。

    首尾一貫して、本著が言いたい事は、子供の成長には、その外部の交友関係が支配因子として影響するという事。そのことをあらゆる事例を用いながら、解き明かすことを試みる。

    しかしここで本著に対し、批判的な考察を加えたい。人間には表層的な心理と潜在意識がある。外部の仲間関係において構築された性格は、表出されるが、モラルや感受性、行動規範や価値基準を根本で支える性格は、実は遺伝と共に、教育がものをいう。つまり仲間関係において、喫煙など悪ぶった態度をとっていても、本能的にはそのような行為に罪悪感を感じる子供もいる。この罪悪感の有無こそが、親の影響と言える。従い、ティーンの頃に影に潜んでいたこの親の影響が、ティーンを過ぎた頃にまた表に出てくるのだ。もちろん表に出てこないこともある。あるいは、悪影響となる事もある。著者が用いた様々な事例は、競争上現れる外観を伴う結果であり、規範や価値といった性格情緒については、評価が極めて難しい。

    ただ言える事は、その人にとって、あらゆる外部の対象物が、影響しないと言う事はありえないということだ。そして年齢問わず、人間というものは社会性を持つため、外部の人に対して自らの人格を形成し保とうとするものなのである。従い、子供がその子供社会に於いて性格を形成する事、その比重が高い事は、至極当然の事なのだ。

  • 子供の社会化は親がするのか?、周りの環境によってなされるのか?今までの常識が覆る良書です。その根拠を類人猿学や移民の子といった実際の環境から得ているので説得力があります。ここでも類人猿学者のフランス・ドゥ・ヴァールが出てくるところにびっくりです。

  • もの凄い大著なので全部は読みきれないけれど、奥さんが後書きから見つけてくれたこの言葉はメモっておく価値ある。

    「子どもには愛情が必要だからと子どもを愛するのではなくて、いとおしいから愛するのだ。彼らとともに過ごせることを楽しもう。自分が教えられることを教えてあげればいいのだ。気を楽に持って。彼らがどう育つかは、あなたの育て方を反映したものではない。彼らを完璧な人間に育て上げることもできなければ、堕落させることもできない。それはあなたが決めることではない。」

    子どもを大人の思い通りに育てようなんて、親のエゴなんだろうなと感じた。もちろん何もしないわけじゃないけれど、肝に銘じておきたいと思う。

  • 性格を決定するのは,遺伝か?環境か?
    この疑問に対する1つの回答。3歳児神話について考えさせられます。

  • 画期的な子育て論。分厚い本だが、その一章一章が、石橋を叩いて渡っていくかのように綿密。

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