オブラー博士の危険な患者: サイコパスに狙われた精神科医の手記

  • 早川書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (358ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152083296

感想・レビュー・書評

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  • 倫理観の強い心理学者の著者による、連続殺人犯と思われる患者とのセラピー、攻防が綴られたノンフィクションです。
    サイコパスの治療は今のところは不可能とされていますが、対処法の一例が収められています。
    小説のような構成で読みやすく、不謹慎ですが楽しい一冊でした。

  • アニメのタイトルから本来っはどんなこと?(直接の関連はない)
    って興味だけで、図書館から借りてきた本。

    職業倫理を重んじた精神科医が依頼されてかかわることになった青年と関わりと、とある事件に関連する出来事の記録。
    事実の記述なので、ノンフィクションと異なり、被害者感情や犯行を行った人物の一切の描写はないので読みやすい。

    今度、羊たちの沈黙借りてみようかな?
    多重人格の女性警官の話で『モイラ』があるらしいのだが、まだ未訳とのこと、興味があるので翻訳版がでるといいな。

  • ニューヨークの精神科医である私のもとを、
    サイコパス的な傾向を色濃く見せる、
    デヴォンという青年が訪れた。
    診療にとりかかった私は、
    やがて驚くべき事実を知ることになる。
    彼がセラピーの最中に告白した
    血なまぐさい性的殺人妄想を、
    マンハッタンを徘徊する連続殺人鬼
    “ ソーダ・ポップ・スラッシャー ”が実際に再現したのだ。
    デヴォンがそれを話したのは事件報道の前。
    ということは、
    彼がソーダ・ポップ・スラッシャーなのか!?
    だが、私には精神科医としての神聖な守秘義務がある。
    警察にデヴォンを告発するわけにはいかない。
    板挟みになって苦しむ私を嘲笑うかのように、
    サイコパス・デヴォンは狂暴な牙を剥き出し、
    ストーカーとなって私の子供たちや恋人を
    つけ狙いはじめた…
    「現実と化した『羊たちの沈黙』」として全米読者に
    衝撃を与えた、事件当事者の精神科医が綴る
    心理ノンフィクション。

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