スノーボール・アース

  • 早川書房
3.60
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本棚登録 : 203
感想 : 32
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  • Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152085504

感想・レビュー・書評

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  • 読了。スノーボール・アース仮説そのものは知っていたが、それがどのように発見され検証されてきたのかという記録は面白かった。割と新しい概念なのね。そして出てくる人物がみんな強烈すぎて楽しい。

  • 少なくとも過去二度、地球は破滅的な全凍結の時代を過ごして来たという、全地球凍結説とそれを証明しようとする、あるいはありえないと否定材料を集める地質学者達の攻防。
    全地球凍結ははたして本当にあったのか、なぜそんなことが起きたのか、そして一度凍結してしまえば再び氷が止めることなどないと否定された後なぜ我々がこうして存在しているのか、そして解凍後に起きたカンブリア紀の爆発的生命進化との因果。
    莫大な圧力でねじまげられた岩石から、証拠をひとつひとつ積み上げていく様は推理小説のようにスリリング。
    バージェス頁岩の生物化石について書かれたワンダフル・ライフも併せて読むとより理解が深まる。
    大変興味深く、引き込まれる良書。

  • 地球が凍って、また溶けて、また凍って、溶けて...地球が丸ごと凍っていた時代もあった。その度ごとに、生命がトンでもない進化をとげる。
    そんなでかすぎるスケールの学説が通るまでの、地道としかいいようのない地質学のフィールドワークと、人間としての科学者達の戦いも、スリルがあって面白い!!

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