イチロー革命: 日本人メジャー・リーガーとベースボール新時代

  • 早川書房
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (438ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152085993

作品紹介・あらすじ

イチローはぼくらに野球の醍醐味を教えてくれた。『菊とバット』の著者が、白球を追って海を渡った男たちの夢と現実を描く。

感想・レビュー・書評

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  • 「菊とバット」関連本。

  • イチローがいかに米国の野球に対するノスタルジアをかきたてるスーパースターなのか、米国への革命的なインパクトの大きさを情熱的に語る文章はイチロー礼賛ともいうべき内容です。イチローが女性好きでスキャンダルになりかけた?という話しは詳しく知りませんでしたが、あの冷静な表情から考えられないですね。そのほか、マッシーこと村上雅則、野茂英雄、伊良部秀輝、長谷川滋利、ゴジラ松井とリトル松井などの米国への挑戦の経緯、その後がかなり詳しく語られています。著者が日本の野球のことを「屋外歌舞伎」と呼ぶ米国人がいる、という表現は思わず笑ってしまいそうなぐらいピッタリのイメージでした。イチローが米国で尊敬を受け、注目を浴びているのももしかすると「宮本武蔵」「忠臣蔵」などと重なる部分があるのでしょう。選手だけでなく、広岡達朗球団代表によるバレンタイン・ロッテ監督の更迭事件にみる日米の野球観の違いなども必要なのは猛練習か、休息かという両国の文化の違いを感じさせる納得性のある記述です。「屋外歌舞伎」という言葉を使うときにも著者自身も日本野球に批判的なわけではなく、日本の良さを理解したうえでの議論を展開しており、日本野球への情熱もひしひしと感じます。

  • 野球にはあまり興味がないので
    結構知らない話題が満載でした。

    まず一番驚いたのがサチヨ夫人。
    まーあの有名な監督さんの奥さんである。
    あの人は激動の人生を歩んでいます。

    24歳の時一度40歳くらいの外国の人と
    結婚しているそうです。
    その時子供を二人授かっているのだが、
    長男が2歳の時に家を出ていって、
    その後監督と再婚しています。

    ただその監督(捨てられた子供)の
    心の広いことに養子として
    子供達を引き取っています。

    その子供は現在はメジャーリーグに
    行く日本人選手のエージェントなどの
    仕事をしています。

    それにしてもサチョすげー。

    題名はイチロー革命なのだが、
    別にイチローがメインの本ではない。
    いろいろなメジャー選手が
    取り上げられており、
    裏話も結構記載されているので
    おもしろい。

    あと特筆すべきは日本のプロ野球界だろう。
    Gイアンツのwatanabeは北朝鮮の○○と
    一緒な感じがします。

    まるで旧ドイツの独裁政治家です。
    自分のこと(Giants)しか考えてないように
    すら思えます。

    日本人じゃこの内容の本は
    だせないだろうな・・・

  • イチローに関する本は何でも面白いですね。

  • (単行本 - 2004/10)

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著者プロフィール

1942年、米国ニュージャージー州生まれ。大学在学中、合衆国空軍に入隊して来日。除隊後は上智大学で政治学を専攻した。出版社勤務などを経て、日米の文化をテーマとした執筆活動を開始。77年に『菊とバット』(サイマル出版会、早川書房)、90年に『和をもって日本となす』(現在、角川文庫)がベストセラーとなる。『東京アンダーワールド』『東京アウトサイダーズ』(角川文庫)や『サクラと星条旗』『イチロー革命』(早川書房)など多数の著作がある。

「2018年 『ふたつのオリンピック 東京1964/2020』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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