アルレッキーノの柩 (ハヤカワ・ミステリワールド)

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著者 : 真瀬もと
  • 早川書房 (2005年6月23日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (465ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152086471

アルレッキーノの柩 (ハヤカワ・ミステリワールド)の感想・レビュー・書評

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  • 1894年11月8日。ところは大英帝国首都ロンドン。ヨーロッパで一番美しい景観と賛美されたトラファルガー広場で、遊佐藤十郎は13回目の溜め息をついていた。主人であり後見人でもある鷲見新平が気まぐれに旅にでるのはいつものこと。しかしながら今回は、運の悪いことが重なり下宿を追い出される羽目になっている。
    そんな彼に声をかけたのは、若い公爵だった。友人に手紙を届けてくれたら金貨をくれるという。慈善家の気前良さだろうと推論した藤十郎は引き受ける。その手紙ひとつを持って、丸一日引きずり回されるとも思わずに……。

    公爵を始めとした多彩な登場人物、謎に包まれた唯一の呪われし魔女の書、胸の内に押し込められた藤十郎の記憶——。切り裂きジャックの記憶も新しいロンドンで、呪いと死の匂いをまぶして物語は進む。
    読後の爽快感を求めるなら勧めない。結末が物足りないというひともいるだろう。しかし得てして「現実」とはそうしたものであるかもしれない。結末を描いた「誰か」の思惑が一番強かっただけである。
    端々に語られる物語の余白を気にかけるのも、ひとつの楽しみだろう。

  • 前半はなんとなく間延びした感じがして、全体のページのうちでまだこれだけしか進んでないのか…と思う事が多かったんですが、後半は一気に読み進めてしまいました。
    その道化クラブの独特な規則とかは面白かったんですが、結局十二番目の権利などがあまり目立たず終わってしまった気がして少し残念です。
    でも全体的には面白かったです。

  • 最初は読みづらいと思っていましたが、読み進むうちに結構夢中で読んでました。

    推理あり、アクションあり、女性問題?ありの、なるほど本格ミステリです。
    私は本格ミステリを何だと思っているのか。

    探偵が探偵しているというよりも、皆が皆怪しくて疑心暗鬼になるタイプの話です。

  • 真瀬氏が早川でも書いていたのね、な一冊。
    この時代の雰囲気や設定が面白い。フランキー嬢が大変可愛く、素敵。
    ミステリ部分は…、可もなく不可もなく。

  • 「十二人の道化クラブ」に「魔女の呪い」……ガジェットに惹きつけられまくって手にした一冊。これはなかなか当たりだったかも。個人的に好きな要素だらけでした。
    ぱっと見要素要素だけを見ればおどろおどろした雰囲気なのかな、と思ったのだけれど。思いのほか陰惨な雰囲気は多くもなく、ユーモアのある部分も多かったので、読後感はすっきりとした印象。
    それにしてもラストで犯人に対して為されたあの「仕掛け」は見事だなあ……実に上手い。

  • 呪いって 信じている人の心の中にあるんだなぁ

  • 人物、舞台設定共に魅力的なのですが、今一つ入り込めませんでした。残念。

  • おおう、王道ミステリ(ちっく)。
    ちっくとつけたのは、どうにもこうにも色薄いせいか。
    舞台は100年ほど前のロンドン。切り裂きジャックが世間を騒がせた頃なんだけど、どうも基本的に上流階級の身の回りが舞台のせいか、あの暗さと臭さが感じられない。

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アルレッキーノの柩 (ハヤカワ・ミステリワールド)の作品紹介

ヴィクトリア朝ロンドン。主人、鷲見新平の旅行中、留守を預かる藤十郎は金欠で下宿を追い出され途方に暮れていた。トラファルガー広場でため息をつくこと十三回。ところが、そのため息が原因で、赤眼鏡の公爵に連れられて、報酬と引き換えに"十二人の道化クラブ"で起きた怪事件の調査を引き受ける事に。クラブの奇妙な風習や魔女伝説に隠された真実とは?古き良き探偵小説の香り息づく本格ミステリ。

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