炎のなかの絵 (異色作家短篇集)

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制作 : John Collier  村上 啓夫 
  • 早川書房 (2006年3月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152087096

炎のなかの絵 (異色作家短篇集)の感想・レビュー・書評

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  • 1961年に刊行された作品集。「ささやかな記念品」「スプリング熱」「鋼鉄の猫」が好み。その後の各種アンソロジー常連作である「みどりの想い」「ナツメグの味」等々が未収録なためか、すこし淡白な印象。

  • シリーズの中の一冊。書かれた時代が少し古いためか、インパクトに欠ける。
    非常にシニカルだけれど、サプライズが足りない。
    シリーズの中では、そんな感じなのだ。

    本としてというより、本にまつわるエピソードを。

    高校時代、小説が面白いと思い始めた。それまで映画ばかり見ていて、活字でできた物語には興味なかったのだけれど、急速に活字に近づいた。
    夢中でいろいろな本を読んだ。教室でも時間を見つけては読んでいた。
    そんな時ひとりの女子がやって来て、「面白い?」と聞いてきた。
    いきなり僕のテリトリーに入ってきたのにも驚いたし、面白いか?の回答にも困った。
    面白くない訳ではないが、とびきりではなかったからだ。
    二重の戸惑いがあったのは覚えているが、何を喋ったかは思い出せないのだ。

    実はこの話、ずっと記憶にあった訳ではない。
    同窓会でひとりの女子に、「教室でよく本読んでたでしょ」といわれた。
    そうして、この言葉で先ほどのエピソードを思い出したのだ。
    それは、その時の女子、だった。
    僕の転機となったその頃の読書を見ていてくれたのだ。

    このきっかけがなければ、思い出すことのなかったエピソード。
    僕の重要な時代を思い出すためのエピソード。

  • 異色作家短篇集の7巻です。
    コリアは「ナツメグの味」が代表作の1つですが、この本の短篇も素晴らしいものばかりです。
    39階建てのビルの上から1階ずつ落下する夢を毎晩、続けて見る青年がとうとう2階まで落ちていき、精神科医を尋ねてくる話の「夢判断」は大変に面白いですし、結末も素晴らしいです。
    夫婦の駆け引き、やりとりの話の「記念日の贈り物」や「死の天使」や「保険のかけ過ぎ」はブラックコメディ、皮肉な感じに仕上がっていてこれも気に入りました。
    「鋼鉄の猫」は最後、可哀相なんですが、やはりどこか皮肉な笑いが出てきてしまいます。

  • 早川の異色作家短編集 7巻目。異色作家短編集は学生時代に 1-5巻まで読んでいたのだが、その後に装丁とラインナップが変わってしまって、現在は旧版が手に入らなくなっているのが悲しい。学生時代に全巻ちゃんと揃えておけば良かったのだが、当時はお金が無いから仕方がない。

    ジョン・コリアという作家を読むのは初めてだったのだが、そこは異色作家短編集に名を連ねる一人。スタンリィ・エリンやロアルド・ダールと並べてまったく遜色のない作家であることが、よく判った。

  • 2008/9/14購入

  • ブラックな夫婦を語る短編の数々。「クリスマスの帰る」と「保険のかけ過ぎ」がお気に入り。そんなにうまくはいかないっていうのが夫婦かな。

  • 皮肉話。どれも短くてささっと読める。大体どれもスケベ心起こした人がばっちりその報いを受けているので、そう言う意味では痛快。

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