- Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
- / ISBN・EAN: 9784152087546
作品紹介・あらすじ
コーヒーとカレーの匂いが漂う台所を惨劇が襲う。妻の肉切り包丁が夫の頚動脈を一閃、夫は即死、まもなく妻の心臓も停止した。その後も続発する無動機連鎖殺人-動機を持たない加害者が突然殺人者に変貌し、犯行直後に突然死する-事件は、新ウイルスの仕業か?警察庁特務捜査官を中心に影の名探偵の異名を取る犯罪学者ら各界の雄が真相を探るが、やがて彼らにも魔手が…ホラー・サスペンス大作。
感想・レビュー・書評
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後味の良さが無さすぎて。
面白かったのだけど、読後の気持ち的に、星は3つです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ミステリと思ったらホラーだった。仕掛けはあったけど。
オチも「なんだかなぁ」 -
倉阪さん……すみません、これは笑ってよろしいんでしょうか。だって犯人○○○○って! あの「赤い楕円」の正体がまさかまさかあれだなんて! とある意味非常な驚愕。でもよくよく読み返したら、ばっちし伏線? はあったんですね。そういややたら出てくるとは思ってたのよ……。
MRS(無動機連続殺人)ってなネーミングもアレですが、とにかく異様なまでに頻発する殺人事件が怖いったら。そして真相にまつわるあの部分……これはやっぱりホラーかな。スピーディな読み心地でさくさくいける一冊。ただし、好き嫌いは分かれるな。この真相もホラーっぽいので、ミステリだと思って読んだ人は納得できないかもしれない。 -
うーん...なんか何を書いてもネタバレになりそうな気がする。
倉阪作品の割りにはド直球一辺倒なスタイルで
この後、どうなるんだろう? どうひっくり返る展開に繋がって
いくんだろうという期待を持ちつつ...実は王道のホラー作品
として読ませるものでしたね。
これはこれで面白かったし、怖かったし、いいんですが...。
個人的な勝手な期待感がショボンと置き去りに....。
アートワーク,よく見るとかなりイヤーな怖いイラストですね。 -
難解な面は多々ありますが、魅せます引っ張ります。
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無動機連鎖殺人を巡るホラー・サスペンス。一言で言えば「小松左京」タイプ。風呂敷を大きく広げたのはいいものの、どうやって畳んでいいのかわからない。風呂敷の大きさと、小松よりはきれいに畳んだ点を評価して★二つ。もっと腑に落ちる意外性が欲しかった。