デザイン思考の道具箱: イノベーションを生む会社のつくり方

著者 :
  • 早川書房
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本棚登録 : 460
感想 : 35
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152087997

作品紹介・あらすじ

日本の「デザイン思考」研究の第一人者であり、その成果をもとにみずからもコンサルタントとして一流企業の商品開発に携わる奥出教授が、企業の創造性を高めてイノベーティブな商品を生み出すための秘策を明かす話題の書。

感想・レビュー・書評

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  • 展示図書 思考力フルスロットル!!! 
    「考えを学ぶ」「考えを鍛える」「考えを描く」図書
    【配架場所】 図・3F開架
    【請求記号】 336.17||OK
    【OPACへのリンク】
    https://opac.lib.tut.ac.jp/opac/volume/171078

  • 何かの翻訳本な感じ。
    実務には到底使えず、概念的。
    その上、褒めまくっている企業は現在凋落。
    いかにもな感じ。

  • 末吉隆生

  • 『文献渉猟2007』より。

  • 3冊目のデザイン思考の本を読了。
    ティム・ブラウンの『デザイン思考が世界を変える』、紺野登氏の『ビジネスのためのデザイン思考』、そして本書である。
    最後に読んだからなのか、本書が断トツに分かりやすかった。
    デザイン思考3部作を、あとでブログ記事に書いてみようと思う。

  • デザイン思考の一冊を選ぶなら、これはオススメ。デザイン思考の本なのにiPhone登場以前に書かれているわけで、いま20代の人などは読まない本だろう。でも、いま読んでもけっこういいこと書いてある。ていうか文庫化されてたのね。iPhoneじゃなくてiPodの話だけど、若い人にも読んでみてもらいたい。あと、経営層にも。

  • 個人的な抄録。

    会社の組織の構造が、現場に日常的なオペレーションとラディカル・イノベーションの責任の両方を押し付けているのが現状なのだ。

    ユーザーに喜ばれる、売れるものをつくりたいなら、ユーザーの視点に立ったものづくりをしなければならない。これはユーザーの意見を聞くということではない。どんどん新しいアイデアを形にして市場に出してその有効性を実証しなくてはならない。すばやく商品を開発してマーケットに出してユーザーの反応をみることが重要なのだ。

  • 物やサービスを作る時に、どのようなプロセスを踏んでいったらいいのかということを書いてある。
    IDEOの哲学「失敗するために作る」は、納得する。
    あと、横断して物事を考える人というのは、新しいことを作りだすってのも、納得。
    開発者だけど営業の観点も持ってたら、持ってない人よりは発想が豊かで面白いものを作りそうだし。
    なかなか興味深いので、もう一度読んでみると思う。

  • ビジネスプラン作成における
    アイデア出しから実際にアイデアを実現するまでのプロセスを
    デザイン思考というここ数年でホットになってきた手法でアプローチしたものです。

    特に
    主観的アプローチからアイデアを発案することや
    プロトタイプを多数作成し、どのアイデアが画期的かを調査する段階などは
    新しいなという印象です。

  • 慶應SFC時代、プロダクト・デザイン系の奥出研究室に所属していたので手に取ってみた。(『経験の拡大』とか懐かしいなぁ。)と思いつつパラパラと。先輩たちも関わっているので、読んでいて面白いという個人的な感想もある。

    本書は戦略をどのように実行するか、個々人の創造的能力の開発について書かれたもの。
    今や知識はコモディティ化し、何か別の方法で競争力をつけなければならない時代が到来している中で、クリエイティブなことを市場にアピールし、受け入れてもらわなければならない厳しい局面を迎えている。

    そこで《デザイン思考》という創造のプロセスが鍵となる。
    そのプロセスとは、哲学→ビジョン→フィールドワーク→コンセプト→デザイン→実証→ビジネスモデルの構築→オペレーションという一連の流れのことを意味する。

    本書では、《デザイン思考》のサイクルを具体的に紹介し実例を取り上げながら、その思考様式は個人能力の問題ではなく方法論であり、ひいてはマネジメントの問題だと説く。経営に創造性を取り込むには、社員が自ら創造性を持ち、イノベーションし続けることが出来る組織にならなくてはならない。

    中でも読んでいて一番面白いのは、市場にいる顧客の琴線に触れさせるコツ。チームで考えながら戦略を練る《創発性》によって、組織とプロダクト自体にも物語りをもたらせることが一番大事だということ。


    金融であっても、デザイン思考は忘れたくないな...。
    そう思いながら本書の感想を書いてみました。

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