- Amazon.co.jp ・本 (510ページ)
- / ISBN・EAN: 9784152088048
作品紹介・あらすじ
はるか未来の地球で、数千年にわたり、仕事も学問もせず、衣食住のあらゆることを自動機械の下僕たちに任せ、パーティーに明け暮れていた人類の生き方は、ある日、突然襲ってきた大流星雨とともに、大きく変わった。世界の謎を探るべく旅に出たハーマンとディーマンの冒険で、地球をめぐっていた小惑星が落ち、世界中の送電が停止され、自動機械の下僕は動かなくなり、これまで忠実な召使いとして働いていたヴォイニックスたちが人間を殺しはじめたのである。女主人アーダの住むアーディス・ホールに集う人々は、そこに滞在していたオデュッセウスの指導のもと、大きく変貌した世界の状況に対処すべく、独自の活動をはじめていた。だが、そこにも恐るべき敵が近づいてきつつあった…"ハイペリオン"シリーズで人気のシモンズが、ギリシア神話をめぐる物語をはじめ、シェイクスピア、シェリー、ブレイク、ブラウニングなどの戯曲や詩を織りこみつつ描く、トロイア戦争をめぐる壮大なSF巨篇。
感想・レビュー・書評
-
ああ面白かった。数年ぶりの再読だったのですっかり忘れていて、ドキドキしながら読んだわー。とにかくSF活劇さえあれば幸せだあ。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
長いだけで内容が薄い。ギリシャの部分を全部削っても話に影響しない
-
睡眠時間を削られまっくた。やはりSFは”読ませる”ものでなくては。
-
間違いなく楽しめたんだけれど・・・棚上げになってる問題が多すぎる。気になることがたくさんでいまいちすっきりしない。続編が出てくれないと困る。
-
読了:2010/09/05 図書館
-
続きがあって欲しい。
-
土日つぶしてせっせと読みました。まだ、頭の中でいろんなイメージが渦巻いて、所々で爆発なんかし、仕事中にふと、ここはどっちの地球だろうとつぶやく危ない人になってます。相変わらず、物語はきっちり終わらず、続編がありそうな雰囲気で終わってます。楽しみなような、読むの大変で怖いような。古典的教養が無いし、ギリシャ神話、シェークスピア、プルーストも昔読んだなあ、という状態ではこの話の基礎が判ってないんでしょうが、それでもとても面白かったのは事実です。
-
よくもまあこうも複雑なプロットを考えつくものだなあ、とつくづく思うダン・シモンズ。今回も様々なドラえもん的技を駆使しつつ、怒濤の物語を作っている。ギリシア神話、トロイの物語を元にしているので、読み終えてまず、ローズマリー・サトクリフの「トロイアの黒い船団」を読み返している。ともかく、元ネタの多いこと、多いこと。恐ろしい物語だ。