- Amazon.co.jp ・本 (611ページ)
- / ISBN・EAN: 9784152088413
感想・レビュー・書評
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本書で書かれているような大冒険は失われてしまったと、冒頭で述べられている。
確かに半世紀以内のうちに、旅行のハードルははるかに下がった。さらにグローバル化によってその土地ごとの独特な色が失われている。
だから、余計にこういう冒険記は面白い。エキゾチックなアラビアやアジアの旅や、死と隣り合わせの極寒の地、熱帯の地、あるいは大空や大海原、深海の旅。昔、地球はこんなにも歩きづらい場所だったのかと驚く。
数週間にわたって、少しずつ読んだ。いろいろな場所の探検記があって、飽きることはなかった。人間は好奇心の生き物だということを実感した。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
National Geographicをその昔うちの家は定期購読していた時代がありました。一年くらいだったかなあ…?あの黄色い背表紙と美しい写真は今でも覚えています。
冒険がまだ地球に残されていた時代。そのフレーズだけでもわくわくします。
読んで思ったのは紀行文から抽出された一部分なのであ、もうちょっと読みたいけど…と言うところで終わってしまうことが多かったです。まあコレは興味があったら本編を読め、と言うことですね。どこに行っても相互理解を行える人と自国の文化を頑なに守る人と…あまり今も変わらないかも知れません。
とりあえず自分が一度は経験してみたいのは夜の砂漠かなあ… 月明かりに彩られた別世界の描写があまりに魅力的です。あとは南洋の島に行く際は蚊取り線香を忘れずに。コレはきっと鉄則ですね。うん。 -
読みたいと思ってる事を密林に言い当てられてぎくりとした記念