- Amazon.co.jp ・本 (341ページ)
- / ISBN・EAN: 9784152088536
感想・レビュー・書評
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遺伝子操作への警告。それは本当に叡知なのか?
テーマと問題意識は興味深かったけれど、お話の展開は特に面白いものではなかった。自己本位で嫌な感じの人間がたくさん出てきて閉口してしまった。
パンドラの箱はやはり開けてはいけない。
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非常に興味深く読んだが、ラストは全てのエピソードが拍子抜けの感じでがっかり。テーマとしては面白かったので残念。
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遺伝子操作や分子生物学の将来に期待を抱かす部分と、不安を抱かす部分が混在する読後感。
リアルとフィクションもストーリー混在しており、現実味を強調している。
バラバラに見えた話が最後に集結する、伊坂幸太郎を少し雑にした感じのストーリー。
iPS細胞で沸き立つ日本の現状を見ているようだが、山中教授のように真摯に研究に取り組んで欲しいと考える一冊でした。
専門知識がなくても十分面白い本でした。 -
遺伝子技術や特許の乱用が怖い。
自分の体の細胞が権利者の持ち物になるという、一見人権侵害と思われる主張が、当然の権利のように語られる。違和感ありすぎるが、これが現実に起こりつつあるということであれば、恐ろしい社会だなー。。問題提起として、興味深かった。
ただ、パラレルに進行する話が多過ぎ。場面が切り替わるたびにテンションが下がる。 -
ランク4に近い3。色々勉強したくなる。
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上巻参照。2008.4.7
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悪いヤツにはちゃんと報いがあるという、ある意味クライトンらしい大団円、よろしいんじゃないでしょうか。たぶん、たくさんの人が「考えさせられた」という感想を持つであろう結末も、まぁこんなもでしょう。でも、なんかメッセージ臭いんですよね、最近のクライトンは。「アンドロメダ病原体」とか「サンディエゴの十二時間」の頃の、純粋な娯楽性が懐かしいです。これも「成長」というヤツなんでしょうか。