BONES ― 動物の骨格と機能美

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制作 : 遠藤秀紀  遠藤秀紀 
  • 早川書房 (2008年6月23日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152089335

BONES ― 動物の骨格と機能美の感想・レビュー・書評

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  • 骨は骨でしかないという価値観から、生命の証であるという見方に移り変われた本。
    骨は動かない。しかし、動いていたものである。生命の最適化、進化の結晶。
    そこに機能美、造形美を感じるのはごく自然な事である。だからこそ自然に美しいと思える。
    死んで朽ちたものであるのに、リアルで生々しい。モノクロの質感がより生を際立て、引き込む作品です。

  • 骨の機能美と気味の悪さを堪能出来る本である。生物の分類の事前知識が必要なのと説明文に対応するイラストが無いのが残念である。
    この本を読んでいて感じるのは、機能美としての美しさを感じつつも「死」を連想させる骨の薄気味悪さが同時に迫ってくるという異様な感じである。
    脊椎動物が地球上に生まれ、魚として進化した時、骨の数は圧倒的に増えたようだ。陸上に棲んでいる動物も結局はその骨の大きさを変えているだけて、大きなデザインはほとんど変化していない事が分かる。生物は唐突には生まれず、環境や他の動物との関係性で変化したのだと分かる。
    ちょっと残念なのはそれらの経緯が書いてあるのだが、肝心のイラストが無いことである。まぁ文を読んでイメージも可能ではあるが、文章の推しのものがないのは至極残念である。

  • 動物の骨格標本写真集☆


    良く知る動物でも、骨格は見たことないから面白い

    モノクロが、綺麗でずーーーーっと見ちゃう

    ページを何度もペラペラして見比べたりー


    モグラのアヘアへ感が気に入っている

  • 写真集『BONES ― 動物の骨格と機能美』を観ました。
    湯沢英治 (著), 東野晃典 (著), 遠藤秀紀 (監修)

    中国に住んでいるときに、普通に暮らしていても
    牛蛙を2ヶ月に1回ぐらいが食べる機会がありました。
    牛蛙の肉は、鶏肉に歯ごたえや肉質が似ていることは有名です。
    私は、ぶつ切りにされた牛蛙の肉の中の骨の形も
    面白いと思いました。
    牛、豚、鶏とは形や大きさの異なる骨。
    鶏などと比べて小さくて丸みがあり、可愛らしさを感じました。
    冷静に考えてみると当たり前なのですが、
    動物によって、肉の中にある骨の形には個性があることを知りました。

    今回、観た写真集『BONES ― 動物の骨格と機能美』は
    トラ、パンダ、カメ、ワニ、リス、クジラ等々、
    脊椎動物の骨の写真を集めた一冊です。
    ほんとうに素晴らしい写真集でした。
    骨の形を見て勉強になることはもちろんなのですが、
    とにかく美しく、格好よく、艶かしく、迫力がある。
    美しい自然の風景を見て感激した時に、
    人間が作りだしたものなんか、
    大自然の美しさには及ばない、と感じる時があります。
    この美しい骨の写真集を見たときも、
    同じような感覚に陥りました。
    リスザルの頭の骨の形が人間の頭蓋骨に意外と似ていること、
    ネコとトラの頭蓋骨の形がそっくりなこと、
    ハブの肋骨の並び方が非常に規則的であること、
    ヤモリの足の指の骨の鉤爪のような形、
    アジアゾウの臼歯が草をすりつぶしやすそうな形であること、
    イルカの全身の骨の形が魚の骨と似ているようで似ていないこと、等々。
    受けた感動の数は、切りがありません。
    このような多種多様な骨を生み出した自然が偉大だと思いました。
    写真の撮影力と写真集の構成力も素晴らしいと思いました。
    こういうのが好きな人には、たまらない一冊だと思いました。

    --------------------
    養老孟司氏も驚嘆! 骨のデザインはかくも精巧で美しい。スタイリッシュな骨格標本写真集。

    骨は、精巧なしくみと、それに伴う機能美を備えた究極の装置なのだ!
    スタイリッシュな骨格標本の写真と詳細な解説文によって、動物形態学とアートの融合に成功した稀有な一冊。
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  • 絵を描くときの資料用。
    モノクロの骨標本写真集、とても…エロいです。
    欲を言えば大型動物の全身骨格なんかも欲しかったですね。

  • 友人が持っていた骨の写真集。格好良かったので後に図書館で借りたけど、モノクロームが美しかった。

  • 安佐動物公園の図書コーナーの片隅においてあった。全編モノクロの骨格標本の写真集。鳥の骨の軽量化具合や海獣類の手足の骨、トラの顎など機能性をものすごく想像させかつ美しい写真が並ぶ。素晴らしい。子供用の本棚にこういう本を紛れ込ませているスタッフ、いいねえ。

  • ぱらぱら読んでみて、様々なタイプの骨格写真が載っている。
    しかし、一つのものでもうちょっと色んなアングルが欲しかったかも。

  • すばらしい。
    様々な動物の骨格標本の写真集。黒をバックに撮られた写真はどれも美しく、自然の造形美に息を飲む。
    オランウータンの歯って大きいんだなぁ。キリンの眼窩はきれいに丸い。オオツノヒツジの角、こんなに大きくては頭が重いだろうなぁ・・・。
    写真だけをじっくり眺めた後、巻末の解説と照らし合わせながら丹念に見直していくと、漫然と見ていただけでは見逃してしまっていたことが何と多いことかとまた驚く。美しいというだけではなく、機能的に意味があってこの形状なのか、と。
    ・鳥類の骨は、軽量化のため骨髄部分が空洞になっているのがほとんどだが、ダチョウは大型でまた走行しなければならないため、骨内に支柱があり、強度を上げているのだという。
    ・コアラは第一指と第二指が、他の三本の指に向き合う形になり、強い握力を持つ。
    ・同じネコ科であるリビアヤマネコとトラの頭蓋は見紛うほどにそっくりだ。
    ・ヘビの仲間のボアコンストリクターの顎は上下左右に大きく開く構造になっている。

    最初は骨格標本自体も著者らが組み立てたのか、これだけの数のものを用意するってすごいことだよな、と思ったら、標本自体は、複数の動物園や研究室に所属するものだという。
    写真担当(湯沢英治)、文・構成担当(東野晃典)の各著者、監修者(遠藤秀紀)、標本所属先、標本提供者である動物たちに敬意を表したい。

    *カラスってスズメ目なんだ、というのに驚いた。もっと驚いたのは、ウサギが齧歯類(目)じゃないってこと!(兎形目なのだそうです) ずっと齧歯類だと思っていました・・・。
    *アズマモグラの学名(Mogera imaizumii)っていかにも日本語由来っぽい。今泉というところで見つかったのか、今泉さんが見つけたのか、という感じだが・・・?
    *剥製はどこかもの悲しい感じがするけれど、骨格標本はさばさばとした感じを受ける。
    *この本を読むきっかけになったのは、前に読んだ本の巻末の広告。その本は個人的にいまいちだったのだが、意外なおまけがつきました。

  • 表紙に目を奪われ久々に手にとったグラビア。
    恐ろしげなものを好む趣味もなく、科学分野の知識に秀でてもいない、
    そんなど素人の私が見ても、これはすごいと思いました。
    白黒陰影、骨のみで本質を表すのかと。
    意外にも、もぐらの骨が繊細で素敵でした。

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