予想どおりに不合理―行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」
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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
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しばらく議論した末に、世の中には二種類の不正があるのではないかと思いあたった。
ひとつは、ガソリンスタンドの周りをうろつく二人組の強盗を連想させるような不正だ。
...
そして、不正にはもう一種類ある。
これは、普段自分が正直者だと思っている人たちが犯す不正だ。
― 263ページ -
どの争いも、双方の側の人が同じような歴史を追うべきか、誰が次の譲歩をすべきかなどについて意見が一致することはまずない。
そのため、問題へのも胃が強くなればなるほど、「真実」について意見が一致する可能性はますます低くなる。
...
だが、まだ望みを持つ理由がある。
私たちの実験では、酢のことを全く知らずにビールを試飲したり、試飲した後に酢のことを聞いたりした場合、本来の風味が味わえた。
けんかを仲裁するのにも、これと同じ方法が使えるはずだ。
― 232ページ -
知識が先かあとかで経験が変わる。
つまり、前もっておいしそうだと信じたときは、たいてい、やはりおいしいということになり、まずそうだと思ったときは、やはりまずいということになる。
― 218ページ
みんなの感想・レビュー・書評
行動経済学の本。
合理的に判断なんか人間はできないのだし、アンカーで単純に引っ張られるのであれば、それをいい方向にむけるために意図的に使うこともできるはず。
人生は決断の毎日だと思います、決断に際しては合理的に行動すべきだとは思ってはいるのですが、後から自分がとった行動を冷静に振り返ってみると、自分でも首を傾げてしまうことがあります。その謎をこの本の著者(ダン博士)が行動経済学を用いて実験をすることで解明しています。 自分の行動を振り返る意味でも参考になった本でした。特に始めに書かれていた例(おとりを敢えて置くことで購入を誘導する:p34)には... 続きを読む »
学者らしくない、くだけた文体ですいすい読む事ができた。
私たちが無意識に行っている数々の「選択」は不合理に満ちている。しかしその事を知っていると知らないのでは、特に商売の世界では雲泥の差を生む事だろう。
著者とそのパートナー達が行った、偏執的といってもいい程の様々な実験結果には呆れながらも尊敬の念も感じた。無意識下での行動をはっきりと言葉や数値で表現されるとなんだか快感ですらある。
人間は合理的ではない。
不合理な選択の結果、社会は作られる。
このことは、知っておいて決して損しないはずだ。
私たちは不合理な人間という生き物だ。客観的に考えると、合理的に動くべきなのだが、自己や社会の心理学的な要素で行動に大きな違いが出てくる。近年ではそれをマーケティングにつなげる行動経済学と呼ばれる研究分野も盛んだ。本著はこうした心理的な行動学を様々な実験結果をもとに紐解いていく。 それ以前に筆者の本著に対する真摯な姿勢がよい。18歳の若くして、兵士として重度の火傷を負い、生死の境と辛いリハビリ... 続きを読む »
読みやすいし、自分に当てはまる事例も多数!
行動経済学の本は何冊か読んだけどその中では一番詳しく、幅広くてよかった。
ただ、実験から結論へのロジックでところどころ飛躍してるように感じた…
決意表明の効果 強制力のある締め切りが1番効果がある。自分に対して強制力のある締め切りを作る方法はなんだろう。 評価者、競争、誰かと契約すること。 事前に知らせるか事後に知らせるかで意味合いが大きく変わる 仮想通貨は不正がしやすい 期待の効用 自明なことかもしれないが、基本的にこの辺の不合理の原因はむしろ「貨幣」や「人間社会が異様に安定している」という特殊な状況に由来する。 「無料」という状... 続きを読む »
無意識のうちに行動を決定してしまう、行動経済学の解説本。例示がとても分かりやすく、すっと読み進めることができる。この現象をうまく利用できれば、ターゲットの行動を大きく変えることができそうである。一方、テクニックとしての具現化がむずかしそう。
とても面白い。 人間の判断って、結構まわりに惑わされるもので 冷静に考えると不合理な判断をしてしまうものなんだよ、って話。 で、その惑わされるパターンってのも結構お決まり(予想どおり)。 だったら判断ミスしやすいお決まりのパターンを知っておいて 少しでも罠にハマらないようにしよう。 ・人は持てば持つほど欲しくなる。 ・アンカーに惑わされない →あらか... 続きを読む »
ある程度心理学と近いものがあって面白かった。
TEDにある作者の講演の映像を見ておくとすんなり読めていいと思う。
たまたま知人が読み始めた本で私も
行動経済学に興味を持って読んでみましたが面白い!
経済学とは行動経済学でこんなに違うものかと
読んでいて納得する部分が多い驚き。
実験をもとに書いているところも
読みやすくて良かったです
1、相対性の真相
2、需要と供給の誤謬
3、ゼロコストのコスト
人間は失うことを本質的に恐れる
何かを無料にする
4、社会規範のコスト
社会規範と市場規範の世界に分かれている
二股させない
5、性的興奮の影響
6、先延ばしの問題と自制心
7、高価な所有意識
8、扉をあけておく
9、予測の効果
10、価格の力
11、わたしたちの品性について
12、ビールと無料のランチ
期待以上に面白い。行動経済学は不勉強ですが、人は合理的な決断を下せないという現実に立脚した学問はとても面白い事実を明らかにしてくれます。
Freeから参照されていたので、読んで見ました。タイトルからはわかりづらいですが、行動経済学という分野の本です。
経済学では人は合理的な判断をすることを前提としていますが、実際には、合理的な判断はされない事、かといって、デタラメという訳ではなく、傾向は予測できる事を、実験により明らかにしていきます。
-値の張るメイン料理をメニューに載せると、2番目に高い料理を注文する確率が上昇する
-合コン
-1円と無料の違いは莫大である
-社会規範と市場規範、プレゼントは?
-雰囲気が高級なら味も高級に感じる
-人が正直に振舞うのは、その方が隣人の評価が得やすい場合においてのみである
行動経済学に関して、実際に実験して得られて知見が描かれている。
「市場規範」と「社会規範」の使い分け。
TEDでおなじみのダン・アリエリーの本。
経済学は人間は完ぺきな理性を持っていると仮定しているが、実際はどうだろうか。自分の持っているものに対して過大評価してしまうし(質屋で金を売る....こんな安く買い取るの?!)、無料のものがあれば興味がなくてももらってしまう(もしそれが5円だったら買いますか?)このように、人は実は不合理であり、よりよい決断をし、よりよい生活に改善していくために役立ちます。私は、消費者心理の目線からこの本を読んだので、また違った刺激がありました。
我々は、いかに不合理なのか、という観点による行動経済学の本。 例えば、1000円の「チョコA」と、200円の「チョコB」がある。ある店で、「チョコA」を500円引きで500円、「チョコB」を100円引きで100円で販売する。どちらか一方しか買えないとすると、どちらがよく売れるか。我々が合理的なら、100円しか安くならない「チョコB」よりも、500円安くなる「チョコA」を買うはずだ。... 続きを読む »
珍しく読む切るのに時間がかかった一冊。
「はぁ~!!!!」とハッとする箇所もある反面、
「で?」と思う箇所もある。
と、思う。
行動経済学が面白い。人は不合理な行動をどのような条件で推し進めていくか各種の実験を繰り返すことで、行動を予測するかである。特に気になったのはおとりの効果や価格のプラセボ効果など人の理性にするどくメスを入れる手法に興味をもった。
日常生活の事例を通して、「どうやって決断をしているか」を知ることのできる一冊。
生活の中で活用できそうな点が多く、読みやすいのでお勧め!

人間の根本的な心理。 ガンのひなが最初に目にした動くものにひかれて、その後もそれについて廻る・・・アンカー(元になる最初の印象)がその後も多方面でアンカリング(係留)されていく。 不条理な行動がどの...





