さよなら、愛しい人
328人が登録
★3.76
| ブログで紹介する» |
|
Check |
|
|
この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
積読していた本。
へら鹿マロイの出番が少ないように感じました。個人的好みとしては『ロング・グッドバイ』の方だなぁ。
昔読んだけど、内容は全く覚えておらず。村上春樹新訳ということで、読み直した。男はあらゆる意味において強くなければならないという信念を持って、若い時は僕も生きていた。線の細い気の小さな優等生が、酒を飲みタフガイを演じて、前歯をへし折られたりもした。男らしさの病を手放し、ありのままの弱い自分を受け入れてノロノロ生き方を変えた今でも、フィリップ・マーロウのような男の魅力は僕を引きつける。「正直に生きたくても、正直に生きられない時代」。本の中のそんな台詞が印象に残った。
全体的に淡々としていながらも、その情景はあふれるような美しい表現の連続。そして登場して来る人物達の姿もくっきりと浮かび上がるような描写、読んでいると色を感じ、音も聞こえ、匂いさえ嗅げるような気がします。 そしてフィリップ・マーロウは予想に反してやっつけられる(?)事が多く、はじめは「あれ?」なんて思ってしまったけど、彼は決してひるんでいないかった。倒されても立ちあがってはまた倒されるが、絶対... 続きを読む »
題名が、なんで『さらば愛しき~』じゃなくて『さよなら、愛しい人』になったのか、最後まで読んでわかった。
マーロウがかっこいいとは思わないけど、終わりのほうに出てくるレッドはいい!主役より脇役の人物造形がおもしろい。
海外物の究極は原書を読むべきなのだろうが、
そんな暇も語学力もない人ならこれ。
間違っても昔のハヤカワを買わないように。
ハードボイルドと言えば個人的にはチャンドラー。
カンフー映画とハードボイルドは感化されてナンボの世界。
変なツッコミは入れず無心で感化されようぜ。
題名からして、結末はなんとなく想像できるのだけど、それでも切ない気持ちになった。
冒頭での、ムース・マロイが看板を見上げている描写が好き。
今回も村上春樹訳で読んでみた。『ロング・グッドバイ』が抜群に面白かったのに比べると、今作は熱中して読む具合がややトーンダウン。それはフィリップ・マーロウが『ロング・グッドバイ』の頃より若いせいだろうか。あのマーロウのシニカルで落ち着いた渋味が今作では軽い気がする。
僕にとってのレイモンド・チャンドラーは、誰がなんと言おうと清水俊二の訳文そのもので、しかも本作は世評に反してあまり好みではないのだけれど、それでも新訳が出れば読まないわけにはいかないのは、村上春樹が本書の「訳者あとがき」で書いている通り、「チャンドラーの小説のある人生と、チャンドラーの小説のない人生とでは、確実にいろんなものごとが変わってくるはず」だからで、これは読書についての一般論のように聞こえ... 続きを読む »
20110626読了。
ハードボイルド小説の代表格。
主人公フィリップ・マーロウの発言がいちいち洒落ていてかっこいい。
また、多すぎるほどの風景描写も作品をより彩り鮮やかにし、生き生きとさせている。
マーロウは色々と痛い眼にあってしまうのだけど
どんな状況に動じず、精神的にタフな点が
自分にとって特にかっこよく感じた。
「わたしはキスされたいのよ。ひどい人ね。」
とりあえず、マーロウかっこよすぎ!
読みやすい文章と魅力的な登場人物、そしてシニカルかつスマートとな一言一言に、心地よい読後感と感動を得ることができた。
一気に読める。文章力?か翻訳力?かわからんけど、登場人物がリアルに感じられる。
でも、チョット悲しい最後だな。
レイモンド・チャンドラー著「さよなら、愛しい人」読了。 村上春樹氏による「さらば愛しき女よ」の新訳版です。 主人公は私立探偵フィリップ・マーロウ。 「しっかりしていなかったら、生きてはいけない。 やさしくなれなかったら、生きている資格がない」 の台詞で有名な、ハードボイルド小説の元祖です。 僕は昔からチャンドラーの作品が好きだったのですが、 一方... 続きを読む »
フィリップ・マーロウのカッコ良さ、これに魅せられた人も多いだろう。ウィットなジョーク、ハードボイルドさ、この主人公は反則だっていうぐらいカッコいい。実際、小説の中でモテてるし。他の登場人物も個性的でわきをしっかり固めてて、作品の奥行きがでてるし、なによりチャンドラーの文章力は特筆すべき。無条件に楽しめる
赤毛的な古き良き世界と、染められた金髪の世界との葛藤の物語。
アメリカ男性の理想の女性像は昔、赤毛だったそうだ。それが金髪にとって代わられた。ハメットの書く悪女は赤毛。大衆ハードボイルドのスピレインは金髪。この本が書かれたのは、世代交代の時期だったのかも。
あるいは偽金髪だって、赤毛の田舎者であり続けたかったろう。でも都会で生きるには自分を偽らねばならなかった。彼女の歌う感傷的な失恋の唄は、赤毛的な世界に向けられてたのかもしれない。巨漢の元夫、父親代わりの現在の夫、そして本来の自分の属する世界に。
清水訳で読んだときは、DVを感傷で正当化する話としか思えなかった。俺もそれなりに歳くったのかな。
さてどうしよう
清水俊二訳に比べ、曖昧かつ優柔不断が強調され、清水訳 > 原文 > 村上訳の順に読んだが、村上訳の良さは特に見当たらない。
村上春樹からチャンドラーやアーヴィングなどへの興味が広がることに、後者のファンとして感謝すべきなのかどうなのか、もう四半世紀近く迷ったままだ。
学生時代だったら、何度も読み比べ批評をレポートにまとめたかも知れないが、村上訳を読み返す気にはなれない。チャンドラーの何が好きなのだろう、小粋な台詞?。
ロンググッバイのほうか面白かったと思う。思ったよりもあっさりと、結末がきてしまった気がする。でもおもしろかった。いろんな比喩表現を読んでるだけで、文章としても楽しめる。
出来としては、ロンググッドバイの方がずっと良い
それにしても、あいかわらず素晴らしい出来だと思う
キャラクター一人ひとりはとても個性的で、
それでいて必要のないキャラは一人もいない
フィリップ・マーロウはやっぱり強い男で、
まさにハードボイルド
こういう男にあこがれるけど、
あおれはやっぱり自分には絶対なれっこないからあこがれるのかも
だからこういう本を読んでわくわくするんだろうな

清水訳を読んでいないので、比較はできないのだけど、
村上訳は私は好きです。人物描写がとても細やかで面白い。
お馴染みフィリップ・マーロウは、かっこいいような、そうでもないような、そんな不完...





