夏への扉[新訳版]

  • 早川書房
3.83
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本棚登録 : 2296
感想 : 303
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152090591

感想・レビュー・書評

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  • この世界は徐々によりよきものへと成長している。
    なぜなら、環境に心を砕く人間の精神というものが、この世界をより良きものにしているからだ

  • 素晴らしい作品を読んだ後に起こる興奮が収まらない。今までなぜ読んでいなかったのだろう。
    効果的で心の踊るSF要素、推察が止まらない散りばめられた謎、スリリングなストーリー展開、そして完璧なラスト。
    最高に面白かった。SFというよりはドラマの小説に感じた。とはいえ所々で核戦争を匂わせるような所があったり、タイムパラドックス問題があったり、ライトではあったがSFとしても楽しめた。
    中盤からどんどん高揚感が増していき終盤は文字を読むというより脳内にストーリーが直接流れ込んでくるような、そんな感覚になった。物語にここまで引き込まれたのは久しぶり!
    猫小説というよりはロリコン小説のほうが近かったかも

  • アシモフ読んだら次はハインラインに決まってるでしょうが!
    ほんと何も知らんのやな!(誰が誰に言うてんねん)

    しょうがないから教えてあげます
    アシモフ、ローダン、ハインラインでSFのアロハです!(だとしたら次はローダンだし、ていうかローダンだけ作家名じゃないし、いやローダンなんか読み始めたら来世までかかるし、そもそも言いたかったのはSFのイロハじゃね?っていう)

    はい、誰が決めたか知らんが世界三大SF作家のひとりロバート・A・ハインラインの超名作『夏への扉』ざますよ!(ずっとハイラインだと思ってたのは秘密)

    いやー面白かった!めちゃくちゃ面白かった!
    そしてなんとなく結末は読めてた!
    いやよくよく考えたらたぶん読んだことあるわ!読めたんじゃなくて思い出したんだわ!

    ちなみにこの『夏への扉』は本国より日本での評価が高い作品として有名なんですが、なんとなく分かる
    日本人こういうきれいな構成の作品好きなんだよね
    いやもちろんわいも大好きなんだが
    とっ散らかってたと思われたあれやこれやが最後にきれいにまとまるタイプのやーつね

    コールド・スリープという技術を中心にしてお話が進むんだけど、主人公のダンがめちゃくちゃ良いのよ
    アンディ・ウィアーとか絶対影響受けてるね
    断言しちゃうね(どっかにすでに書いてあったらかなり恥ずかしいけど)
    『火星の人』や『プロジェクトヘイルメアリー』が好きだって人はぜひとも読んでほしいね
    これ1956年ですからね
    すっげーなー

    あ、あと訳者の小尾芙佐さんにも触れておこう
    『アルジャーノンに花束を』の訳者さんだよね
    久しぶりに再読してみようかなってちょっとなってます

    • 1Q84O1さん
      なーんだw
      なーんだw
      2023/12/08
    • 土瓶さん
      表紙が失格です。
      猫のピートの後ろ姿が最高なんです。

      アーサー・クラークやらH・Gウェルズもいいよな。
      憶えてないけど(笑)
      表紙が失格です。
      猫のピートの後ろ姿が最高なんです。

      アーサー・クラークやらH・Gウェルズもいいよな。
      憶えてないけど(笑)
      2023/12/08
    • ひまわりめろんさん
      覚えてないんかーい

      僕、犬派なんで表紙はどうでもいいです
      覚えてないんかーい

      僕、犬派なんで表紙はどうでもいいです
      2023/12/08
  • 何回も筋書きを思い返しては爽快な気持ちになる。
    こんなエキセントリックなストーリーなの!?と思いながら夢中で読んだ。最後は色々が収まるところに収まって、ああ疲れてる時はこういうハッピーエンドものが出汁の効いた汁みたいにしみるなぁと幸福感を覚えた。忘れた頃にまた読みたい。

  • 古い話とは思えないぐらい面白かった!綺麗に辻褄があった。
    復讐する話なのかな?と思ったがそうではなく、これはこれで面白い!
    ダニエルが、コールドスリープした後、ピートがどうなったかすごく気になっていたが、最終的には幸せになってよかった!
    おそうじガール、ばんのうフランク欲しい!!

  • 読み終わってからかなり古い作品だったと知る
    未来を想像して作品を作るのは
    難しくもあり楽しいものだろう

    猫と夏に惹かれて読んでみたがいまいちピンとこなかった
    表現もくどいというか書かなくてもいいことが書いてあると感じた

    内容的には面白かったがなかなか読みすすめられなかった

  • 再読。以前、福島正実訳のものを読んだ。30数年ぶりの再読である。
    内容に関する記憶がほとんど残っていなかったが、SF的なスケール感に伴う爽快感をあまり感じなかった、という読後感は覚えていた。(アシモフ「永遠の終わり」の後に読んだせいかもしれない…)。

    今回新訳版で再読し、同様な感想を重ねた。
    時間SFの大胆な構想は味わえる。けれども、ぼく「ダニエル」の技術者としての開発業務や権利特許事務といった、日常的なことの説明に紙幅の多くが費やされている。そのため、狭い世界に関する書き込み続くことの閉塞感、退屈な感じを抱いたのであった。
    それから、コールドスリープ覚醒後、ダニエルは自身の権利諸々(財産)が損なわれていることを知るのだが、その部分の記述が明快でなく、わかりづらかった(私の読解力のためかも…)

    ただ、ピートと"離れ離れ"になった悲しみは、今回は切実に胸に迫った。というのは、筆者はいま愛猫と一緒に暮らしており、我が子同様に感じている。(今もPCの傍らに居り、構ってくれと邪魔をしている。)日々、愛しさが募るばかりである。
    というわけで、もし、愛猫が遠くに連れ去られたら、自分もどうにかして探し出そうとするに違いない…、と想いを重ねた。

    ※以下、30数年前の「旧版」の読書メモより
    「だめ主人公ダニエル・ブーン・デイヴィスの、時を縦横に駆け巡っての"人生やり直し大作戦"。ダメ男デイヴィスは頼もしいバリバリの使命感男に変身して、愛するリッキーを、不幸な運命から救い出し、彼女と結婚するというロマンチックなプロットである。」

    と、青年時代の読書記にメモが残っていた。
    今回新訳版を再読してみて、上述のようにダニエルを"ダメ男"だとは感じなかった。これは不思議。(訳の違い?読者の私の世代が変わったため?)

    さらに、その読書記には、下記のようなメモも。
    「30年間のコールド・スリープは、そう簡単には成功をもたらしてはくれなかった。30年間のツケを払う為に自ら奔走しなければならなかったデイヴィスの数奇な運命は喜劇的である。人生は甘くはなかったのだ。」

    かくいう本記筆者の私もまた、奇しくも30数年ぶりの再読であった。読み方感じ方が少し変わっているのも、これまた感慨深いものである。

  • 昔の作品だと感じなかった
    テンポ良く展開が変わっていき飽きずに楽しめた

  • 著名人の好きな本に時々、この本があげられていたので読んでみた。
    2000年からすでに23年が立っているけどタイムスリーパーもタイムトラベルもできていない。
    主人公は、こういう未来にしたいとはっきり持って貪欲に生きているなと羨ましくなった。

  • 「夏」を切り口にした、まったりのんびり話しましょう的集まりで紹介した一冊。
    夏といえばと言われると、ついこれが浮かぶのは作品そのものも好きだけど、キャラメルボックスの舞台が本当に好きだったからかもしれない(^^)

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