トッカン―特別国税徴収官―

著者 :
  • 早川書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152091376

感想・レビュー・書評

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  • マルサもそうなんだが、税官ものってなんでこう面白いんだろう。テレビでも今、オンエアされているらしいが、こういう国家系のお仕事の小説が好きなのは、最前線がめちゃくちゃ忙しそうに働いているからに違いない。公務員が安定しているからって話なのだが、外交官や警察とかものすげー忙しい職業に就く人たちのマインドってきっとわたしよりビシバシ鍛えられているんだろうなぁと、いつも思ったりする。続きも読みたくなった!

  • ドラマが楽しみです【録画してある】

    特別徴収官で女をすて頑張る主人公なのですが
    身の上というか、過去が思いし「なぜ?」あえて
    その仕事についたのかが、読書の途中なせいか
    分かりづらい・・・

    立ち読みなので、あと3分の1は後日(笑)

  • 2012 7/6

  • 最初はラノベみたいに軽い作品かと思いましたが、読み進んでいくうちに税金に対する深い考え方、そして働くことについて、いろいろと考えさせられる本でした。

  • 予想以上に面白かった。TVドラマ化できそうと言っていたら、もうすぐに放映が始まるという…知らなかった。

  • ストーリーも面白く、さくさく読める。国税徴収法のすごさもわかって、一読の価値あり。別のシリーズもぜひ読みたい!

  • これもダヴィンチで見て、図書館で予約して借りてみた。
    高殿円さんて確か角川ビーンズ文庫で書いてたんだったかなぁ・・・読んだっけ、読んでなかったっけ・・・というあやふやな感じで読書開始。

    期待度が高くなかったので、最初のつかみとか「ふんふん」という感じだったんだけど、中盤から一気に面白くなって、そこからは一気読み。
    お仕事小説なので、短編集かと思いきや、そうでもなかった。

    主人公のぐー子(渾名。最初はぐー子ってなんだよって思ったけど慣れた)の、「トッカン(特別国税徴収官)」っていう仕事の話なんだけど、自分の家の事情とか、自分のトラウマとか、鬼上司(ぐー子目線)の鏡さんとかに振り回されながら頑張る話。
    トラウマゆえに、たとえトラウマの元凶だとしても、公務員の「安定」に縋りついてしまう、自分のどろどろしたところを他人に思い知らされるのは痛いよなー(遠い目)。
    新幹線で兵庫に帰るんだけど、どうしてもお父さんに会えなくて、夜行バスで東京にとんぼ帰りするところとか、心が痛かったよ・・・。

    鬼上司の鏡さん(実は悲惨な過去持ち)が最後にデレたのが意外だった。
    あれ、ひょっとして脈アリとかなんでしょうか。どっちにでも取れるようにしてあるのかなぁ。

    ドラマ化するそうなので、そちらも楽しみ。

  • 暗くて重い話なんだろうと思い、積ん読を続けてきた。今夏よりドラマ化されることもあり、読んでみることにした。中身は、20代女子のお仕事小説でした。特別国税徴収官、略してトッカン付き徴収官として仕事に励む(?)ぐー子。仕事はできるけど口が悪い上司の鏡。彼に反発を覚えながらなんとか日々をこなしていたぐー子が、仕事をする中で気付き、脱皮し、前を向く物語。作中ぐー子が思いっきり自己嫌悪する場面があるのだが、あれは一から十まで当たっているのだろうか。仕事って覚悟をもって臨まなきゃいけないものなんだろうか。分からない。分かりたくない。シビアな世界だ。

  • 途中までは「よくある新社会人の成長ストーリーかな」「しかも結構女の子目線の」という感じで読んでた。
    が、後半に進むにつれ徐々に厚みを増した。
    「仕事って」というテーマも盛り込まれて、中々に読ませる。
    これはいいわ。締め方も好み。
    続編も読もう。

  • ライトノベルや漫画原作を手掛けている作家さんの良い部分が出ていると思いました

    税務署が舞台なのでともすれば小難しい、堅苦しい文章になりがちだと思います
    内容もイメージとはちょっと違って、そこそこ重い感じでしたが
    語り口は軽く、キャラも立っていてテンポよく、とても読みやすかったです
    いろいろあった割には後味もよく、ツンデレにちょっとやられたり(笑)

    まあ、メインキャラのバックがいかにもな設定だったのは、ドラマチックにするためには必要だったのかもしれませんが・・・・

    ドラマ化もするようで、この作品をどう映像として料理するのか、非常に楽しみですね

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著者プロフィール

1976年兵庫県生まれ。2000年『マグダミリア三つの星』で第4回角川学園小説大賞奨励賞を受賞しデビュー。主な著作に「トッカン」シリーズ、「上流階級 富久丸百貨店外商部」シリーズ、『メサイア 警備局特別公安五係』、『シャーリー・ホームズと緋色の憂鬱』、『マル合の下僕』、「カーリー」シリーズ、『剣と紅 戦国の女領主・井伊直虎』、『主君 井伊の赤鬼・直政伝』(文藝春秋)など。2013年『カミングアウト』で第1回エキナカ書店大賞を受賞。漫画原作も多数。

「2023年 『忘らるる物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

高殿円の作品

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