神の棘 2 (ハヤカワ・ミステリワールド)

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著者 : 須賀しのぶ
  • 早川書房 (2010年8月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (410ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152091512

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神の棘 2 (ハヤカワ・ミステリワールド)の感想・レビュー・書評

  • 革命前夜の時にも思ったが、これだけのスケールこれだけの魅力的なキャラクターこれだけのストーリーで、感情的にもっと盛り上がりそうな気がするのだけど、物凄く抑制された美学、というか、読了後(ああ、そうだったのか)と静かな感動を与えてくれる大人な本(決してつまらないわけではない)でした。1巻でナチスドイツの将校のアルベルトに惹かれてはいけない、いけない!と思いながら読み進め、2巻でのまさかの展開に撃沈。いい男すぎる。(イルゼの告白がちょっとくどかった。)
    須賀さんは1冊の中にその時代全て描き切ろうとするのか、背景の説明に多くページが取られてしまう気がする。

  • 面白かったー。読ませるなぁ。
    ずっしりした内容だっただけに誤字だけほんと残念。

    須賀さんの読みものだなぁとしみじみした。
    『芙蓉千里』とかは少女小説の要素も強いと思うけど、
    これはより全範囲をターゲットにしている。

    こんなことが歴史の中であったのかと圧倒される。
    アルベルトがナチスに入ったのが、ただたんに職業としての選択っていうのが意外だった。当時はその程度の認識だったんだろう。
    だけどこんなに過酷なものに巻き込まれていく。

    歴史には詳しくないけど人間の物語として飽きなかった。
    というか、人間の物語が歴史なんだよなぁと。
    キリスト教もナチスも怖い。

    ラストに向かっていく中でどんどん本当が明らかになっていく。
    溜め息出ちゃうような展開で。アルベルトが悲しすぎて。

    このラストへ向かってミステリーの要素が強くて、
    だからハヤカワから出ているのか、という感想を見てなるほど、と思った。

  • 須賀さんの小説は、歴史に疎い私でも理解できるよう背景や宗教観をしっかり描きながら物語が進むので、ずっしり重たく、読み進めるのに時間がかかりました。

    ただ、読み終わったあとに残るのは物寂しい切なさというか。良い意味であっさりというか静かに浸れるような読後感でした。

    上巻の後半辺りからずっとアルベルトの人となりがよくわからなくて。善人、悪人というカテゴリに当てはめるのは無理なんだなと思いながら読んでいました。

    ナチスがどれだけひどい迫害を行ったのか、事実としては知っていますが、ナチス、ドイツ側からたとえフィクションであっても描かれたものを読んだのは初めてだったので色々と考えさせられる部分がありました。
    戦時中の悲惨な様子。結局、米軍の占領下におかれることは、ナチスにとって変わっただけだと言う一般市民たち。ユダヤ人亡命には手を貸さなかったのに、ナチス幹部の逃亡には手を貸すヴァチカンの枢機卿…。

    イルゼの告白以降からは、どうにかアルベルトが絞首刑を逃れて、罪を償い終えた暁に穏やかな人生が待っていればいいのにと願わずにいられない、そんな人物を描く須賀さんの手腕に毎度毎度はまってしまうというか。

    マティアス、アルベルトという、時代に翻弄され、利用し利用され(アルベルトが一方的に利用していたような気もしますが)、憎みあっていたふたりが、あのようなラストを迎えられたこと。
    いろんなものに涙が止まらない一冊でした。

  • 1947年9月以降、涙止まらず・・・
    1巻の途中、イルゼが出奔したあたりから、アルベルトの真意というか、この人いつレギメント側になるのかしら?と思いながら読んでた。なるはずはないけど、と思いながらも。

    他人からしてみたら、過酷なことだったのかもしれない。
    でも、アルベルトは自分の信念に従い、最後まで生きた。ナチにありながらも、恐怖と脅しによって上層部からの命令に従うわけでもなく、脅迫と暴力をもって部下に当たるわけもなく。あの時代において、自分の目で見て頭で考えて、なにに流されることなく。
    とはいえ、イルゼのことその1点にかけては、ナチの力に屈してしまったが。

    結局、アルベルトが何を考えどうしたかったのか、は誰にも本心がわからないまま。でも、終章でのイルザの告白によって、アルベルトの本当の強さがわかる。

  • アルベルトは淡々と読者を欺いた。

  • 前半よりはだいぶ面白くなってきた・・・けど・・・もう一歩って感じかな・・・。
    もう少しであるベルトにも感情移入できそうなんだけど・・・。

  • すごくおもしろかった。
    ナチスの親衛隊と幼馴染の僧侶。
    グイグイ読ませる。
    文庫版は中身がかなり書き換えてあるらしく、そっちの方が断然おもしろいらしい。
    読まねば!
    直前に帚木蓬生の「ヒトラーの防具」を読んでいて、重なる部分が多かったので、またちがった感慨がありました。

    グイグイおもしろいのに、なぜか誤字脱字が多く、かなり気を削がれる。
    最悪なのが、一箇所、登場人物の名前がまちがってた。
    ビックリします。
    やっぱり文庫版を読まねばー

  • 文庫化前の読み直し。
    2巻はいつも一気に読んでしまいます。
    終盤の畳み掛けが凄くて、手紙のシーンあたりから涙腺が危なくなりラストで号泣してしまいますね…。

    読み返す度にいつも思うのだけれど、神様って本当になんなのだろう。信仰の不思議です。

    宗教が生活に根ざした暮らしをしていないからこそ素朴な疑問といいますか…。
    自分が無意識に支えにしているものに置き換えれば共感できるのかなあとも考えるのですが、そこまで絶対的なものってあるんだろうか…と振り返ってみて、なかなか日々ぬるま湯の中でぼんやり生きてるのだな、と思い知らされます。
    それが悪いことだとは思いませんけど。


    責任だとか、罪の所在についても考えさせられます。
    神を棄てたアルベルトが、ある意味一番神様に愛されていたのかな。望む望まないにあらず。

    印象に残るシーンが盛り沢山の2巻目なんですけど、すべてネタバレになってしまうのがちょっと辛いところ。
    まだ読んだことない人は、前情報一切なしで読んで欲しいなあと思います。
    その方が何倍も楽しめます。

    彼らの激動の人生を運命だとかそんな陳腐な言葉で片付けたくはないなあ。
    初めて読み終えた時はやり切れなくて泣いてしまったのですが、今では居た堪れないけれどなんとも美しい最後だなと思うようになりました。
    泣きますけどね。

    いやーしかし面白い。
    とても重い内容で、読む度結構エネルギーを奪われるんですけど好きです。
    惜しむらくは何度も指摘されてるであろう誤字率ですね。そこだけは本当に残念です。

    文庫版早く読みたい…

  • 第二次世界大戦前後のナチスドイツ時代の話
    ヒトラー政権の優秀な隊員アルベルト
    修道士として生活しているアルベルトの幼馴染マティアス
    二人の信念が交差する話
    戦争、カトリック教会、ユダヤ人弾圧、精神病患者の集団殺害
    信念、愛、神とは・・・
    そういった言葉が気になる人にお勧めです
    星4です

    歴史に疎い僕にはとても刺激が強くて戦時中の悲惨さを改めて認識しました
    この本はドイツ兵士側、国民側、カトリック協会側の目線で書かれているので
    いろいろ考えさせられる話でした
    主人公達は自分で考え自分の道を歩んでいきます
    もちろん歴史の結果はでているので最後に悲惨な目に遭うのは
    アルベルトだと解ってるのですが・・・・・・
    戦火において自分の考えで行動し、罪を重ね、その結果を潔く受け止めたアルベルト・・・・
    最後のシーンは、いたたまれなくて泣いてしまいました

  • アルベルトはその生涯を通じて自由になり続けていく。信仰を棄て、イルゼとの愛情を手放し、歪んだ戦時法の体系の中にあってその枠組みを逸脱してしまう。
    マティアスは突き当たるすべての人々に思いをもってしまい、どんどん不自由になっていく。

    この物語はすべてが語られて終幕をむかえるが、現実のドイツでは、そして世界中では、戦中戦後どれだけの錯誤や嘘や沈黙がそのままになったのか……と思うと、やりきれない思いがした。

  • 最初、読み終わったあと、あまりにショックでしばらく立ち直れなかったです…
    しかし、イルゼの告白から最後にかけての話が、ほんとに大好きです。ここの部分だけの小さな本があれば、毎日持つ歩くレベルでお気に入りです。
    最近じゃ、落ち込んだときとかに毎回読んでます(笑)

  • 面白かった!

    1巻を読んでた時点では、アルベルトにイライラして
    「お前はさっさと不幸になっちまえ」と思ったものだったけど
    最後の最後で、
    そのアルベルトに不覚にも泣かされてしまった…。
    やっぱり須賀しのぶの書く小説は面白いなぁ、としみじみ。

    残念なのは
    あまりにも誤字脱字が多いこと。
    校正さんが入っていないのか、
    校正さんがちゃんと仕事してないのか、
    小説でこんなに誤字脱字が多いのは初めてだった。
    文庫化のときに、ぜひ全部なおしてほしい。
    小説そのものは、本当に面白いので。

  • 『そうだ、このレーベルはハヤカワミステリーワールドだったのだった』と再認識させられる、水面下で動いていた事実に唖然となりました。ナチス政権と戦争と宗教を深く洞察し、そこに人間の心理をミステリー仕立てにした圧巻の物語でした。新年早々ですが自分の2013ベスト10に食い込むこと間違い無しです。

  • 妻に逃げられ、スパイの嫌疑をかけられ、拷問の後に前線に送られることになったアルベルトと、紆余曲折を経て徴兵されたマティアス。
    前線で再会した二人の立場と考えは徐々に変わっていきます。
    棄教したはずのドイツ兵たちが、死の間際に告解や聖体拝領を求める心理や、それを叶えてあげたいと強く思うマティアスは、クリスチャンではない人間には理解し難いです。
    しかし、それらの疑問はすべて最後に解決しました。
    詳しく語るとネタバレになってしまいますが、とにかく細やかで見事な複線の数々でした。
    また、マティアスの心情の変化や、二人の友情にも感動しました。
    とにかくアルベルトがかっこよすぎます。
    美味しいところをアルベルトひとりに持っていかせすぎじゃないかとも思いますが、やっぱりかっこいいのでいいです。
    彼の信念、生き様、妻への愛情には胸を打たれます。
    最後の数十ページははらはらし通しでしたが、更に最後の最後の数ページは涙が止まりませんでした。

    久々に、読後すぐに立ち直れないほどの衝撃を受けた作品でした。
    これほどまでに感動できたのに、やっぱり誤植だらけなのは残念です。
    作品の内容上、ベストセラーなどになるようなものではないのかもしれませんが、せめて誤植は直して出版しなおして欲しいです。

  • 私が読んだ版は、アルベルトとマティアスがそれぞれ表紙でした。変わっているということは、余りの誤植の多さに一新されたのかな・・・。最後までマティアスが好きになれなかった。

  • 歴史小説、ミステリー、宗教などいろんな要素があり、予想を裏切る良い読書時間だった。
    途中で、もしかして?そうかもしれない?と思い浮かぶところがあり、それをじっくり、ゆっくりと確認していくのがまたよかった。

    ナチスドイツのことは、ノンフィクションで被差別者の本はいくつか読んだことがあり知らないではなかったのですが、ナチスドイツ側、あるいはドイツの市民や周辺諸国の状況はほとんど知らないので、この本で知ることになった。(フィクションですが)。
    やはり生きている人間ほど怖いものはない。でもまた生きている人間がすばらしいこともする。
    では神様の存在は?
    などなどいろんなことを思い返せる本でした。

  •  ※ぼんやりネタバレです




     いやいやいやいやその名前の間違いはヤバいだろ……という箇所でキャラクターの名前を書き間違っているようだ。(終盤のフェルシャーのセリフ)これはひどい。ひどすぎるー! ちゃんと校正しろ!!
     その憤りで何も感想が思い浮かばない(笑)

     オチは「悪いヤツっぽく描かれていたヤツが実はいいヤツ」オチに近いものだった(このオチを個人的には「東野圭吾オチ」と呼んでいる)けど、それもちょっと中途半端な感じだと思った。いい言葉もいっぱいあったし、全体的には面白かったんだけど、とてももったいなかったなあ。

     何か書きたくなったら後で書こう。

  • 須賀しのぶさんブームが自分の中に到来して、図書館で借りてきた。
    「ナチスドイツの時代、ナチスに所属するアルベルトが、教会の摘発に向かうと、そこには幼馴染のマティアスが修道士としており……」みたいなあらすじが本の裏表紙に書かれてあった。
    それを読んで、友情と立場と信条の葛藤ものかな、と思いつつ読んだわけだが、想像していたような物語ではなかった。
    いい感じに裏切られたわけではないけど、ガッカリしたわけでもなくて。うまく言えない。
    幼馴染、という単語から、仲がよかったんだと思いこんだわけなんだけど、そこからして違っていた。

  •  一言で言うと、「悲しくて美しい親愛のお話」です。

     戦時中という時代背景の中で、人種や属する集団の違いにより簡単に殺し・殺されてしまうという状況。なんとも言えないやるせなさの中でも、必死に生きて大切な人を守ろうとする姿は純粋に凄いなと思いました。

     1巻の時点ではアルベルトがとにかく鬼畜で(笑)、何を考えているのかよくわからないまま終わってしまいましたが、2巻は怒涛の展開が続き一気に読み進めてしまいました。最終的にはアルベルトに物凄く感情移入していましたね・・・「あのシーンはああいう心情だったのか」と。
     
     なにより、アルベルトとマティアスの関係がね・・・うん、もう(泣)
     お互いに譲れないものがあるから単純な味方にはなれないけど、気が付くと共闘していたりする二人が素敵でした。
     おすすめの一冊です。
     

  • そういう時代だったのよ、と言ってしまえばそれまでだけど・・・みんな悲しいね。
    それにしてもⅠ、Ⅱと誤植の多いこと!

  • 2011年8月26日〜8月28日

  • 残虐性が増していくナチスドイツ、そしてその崩壊、戦後のドイツの贖罪。
    軍は――アルベルトは、教会は――マティアスは、どうなっていくのか。偶然と必然に導かれてまた幾度も再会する二人だが、最後に大きな秘密が明かされる。

    また誤字はあるけど、がっかりする暇もないくらい物語の力が強い。

    一巻の、幼き日にテオがアルに言った罪についての一幕を、印象的に思ったからノートに書き留めておいた。印象的に映ったのはやはりわざとであったらしく、これが後々に響き、アルベルトの最期に尊敬と寂しさを感じさせる。兄を疎ましく思っていたはずだが、アルベルトの歩む人生の芯には確かにテオドールが存在している。
    自分が後悔を感じたならば、それは確かに誰かを犠牲にした証であり、それを自分だけは忘れずに痛みとして感じ続けなければならない。
    人として軍人として揺らがないアルベルトは、美しく気高く憧れを感じさせる。しかし彼が行った殺人は、命令は、確かにあって、その事実は無くならない。
    …こういうことが、実際にあったのだ。尊敬すべき軍人は何人もいただろうし、良心を持った兵士もいただろうし、同朋を亡くして怒りに駆られた者は少なくなかった、灰色の時代が、確かに、今私が生きる現在をつなげている。
    私は日本人だし、本書はドイツを描いているし、だからどうしても、連合国を恨む気持ちをゼロにはできない。日本はアジア圏の植民支配を阻もうと参戦した。米国は日本を疎ましく思って開戦を誘導した。ドイツは第一次大戦の大敗で苦汁を嘗め、ヒトラーに支持が集まり、悲劇に突き進んだ。
    でもどの国も大きな犠牲を払わずには済まなかったはずで、復讐心の連鎖は悲しいけれど、理解はできる。
    苦境に落とされたら、原因を憎むだろう。だがそれが人ならば、原因を排除しても新たに悲劇を生むだけ。それは誰もが知っているけれど、やられたらやり返したいのが人の常。その止まない復讐心や、他人を害し後悔するものをなんとか納得させるために宗教がある。
    罪を悔いるものに償いを教え、裁きを神に預けて苦しみを共に分かち合う。聖職者は苦しむものに寄り添う役だ。
    キリスト教は苦手だ。いくら教義が立派でも、宗教は争いを生むと思っているから。
    しかし聖職者も人間だ。全き善の存在など、人として生まれたからにはありえない。聖職者といえど、他人を好きになろうし、執着が生まれれば憎しみも抱くだろうし、醜い感情を偽れば、そこに罪悪感が現れる。
    マティアスはほとんど思うままに短気に行動してしまうが、それはすべて他人のためである。落ち着いた神父さまに成れるのはまだ先だろうが、自分が立派でないぶん、弱き者に寄り添おうとする、その姿勢はたしかに羨ましい。そうなれたらいい、と思う。我欲を捨て、虚飾も捨てて。
    アルベルトも、そのように生きたかったのだろうか。

    最後のコーヒーのシーンが微笑ましかった。

  • イルゼの告白に号泣。
    前半は、ナチの教会や障害者への弾圧の描写が、あまり知らなかったことなので興味深かったけど、読んでいて楽しくはないし、須賀しのぶらしくないなと思った。が、最後まで読んでぶっ飛ばされた。真相を知れば全く違って見えてくるアルベルトの行動。分かりにくいよアルベルト!格好良過ぎだよ!
    歴史小説でもあるし、信仰や罪や正義について問うものでもあるし、良質の叙述ミステリでもある。読んでよかった。もう一度読み直したい。

  • 号泣。
    アルベルト、潔すぎます。
    だからこそ、彼の側にいる人たち、そして読者は、やりきれない思いになるんでしょうが、その潔さにどうしようもなく惹かれるのも確か。
    彼が違う時代に生まれていたら、と思わずにいられません。

    1巻の中盤までは読みづらくて、読み進むのがしんどかったのですが、最後まで読んで良かった!

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神の棘 2 (ハヤカワ・ミステリワールド)の作品紹介

1940年代、次第に狂気を暴走させるナチスドイツ。SS将校アルベルトはユダヤ人虐殺部隊と怖れられた特別行動隊の任務に赴き、この世の地獄を見る。一方、司祭を志していたマティアスも衛生兵として召集された前線で、自らの無力を噛みしめていた。地獄の底で再会した二人は、思わぬ共通の目的の下、ローマを目指す。その先に待つのは、絶望か、希望か。心を揺さぶる衝撃の結末が待つ歴史ロマン巨篇完結。

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