マルドゥック・スクランブル〈改訂新版〉

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著者 : 冲方丁
  • 早川書房 (2010年9月24日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (640ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152091536

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マルドゥック・スクランブル〈改訂新版〉の感想・レビュー・書評

  • カジノシーンがすっごい面白かった。

  • 最初のページでウンザリ。ありふれた設定に思えてしまう。読み進む気力が湧かない。 もしかして、以前に読んでる? いずれ再挑戦。

  • 記憶に残った言葉
    運を右回りにする努力を怠ってはいけない

  • 一度死に直面した少女の復活劇です。何度も心がこわれそうになりながら、それでも前を見てまっすぐ進んでゆく姿に心が勇気づけられました。生きるのが辛い時に読んでほしい一冊です。(かえるさん)

  • 2017年7月9日に紹介されました!

  • 今回の弾丸バンコクツアーの行き帰りの機内の時間つぶしに持っていったのが冲方丁(うぶかたとう)氏の『マルドゥック・スクランブル」だ。昨日帰国後のぼけぼけの頭で最後の十数ページを読み切り読了。この作品を知ったのはこの間読んだ「光圀伝」の最後のページにあった著者紹介で、そこでこの作品は日本SF大賞を授賞した作品と書いてあったので興味を持ち購入。

    本屋大賞などを取った『天地明察』、この間読んだ『光圀伝』で著者を知っていたのでてっきり歴史物が得意な作家だと思い込んでいたのだが、実は彼は日本SF作家クラブ会員でありSF小説分野でかなり有名な作家だったという事を今回はじめて知り少々びっくりした。

    作品は冲方丁版ブレードランナーとでも言うべきサイバーパンクジャンルにチャレンジしたもので、個人や集団がネットワークに完全に取り込まれてしまっている近未来の社会状況のなかで生まれたサイボーグである主人公パロットと同じく宇宙技術開発の中で産み落とされた怪物ボイルド(ブレードランナーのレプリカントのリーダーパティを彷彿とさせる描かれ方だ)との戦いが物語の軸となっている。

    一番面白かったのは犯罪の重要データが隠されているカジノの高額チップにアクセスするためにパティらがチャレンジするカジノのシーンで著者の巧さが感じられた。

    時分の価値を確立する事に気付いた少女サイボーグとすべてをないものにする虚無を愛する怪物との戦いの物語は好き嫌いが多い作品だとは思うが、時間のある人にはは是非お勧めしたい。

    そんな近未来での自分の価値とは何かという物を求めた少女の成長物語とも読めるSF作品を読むBGMに選んだのはANAの機内音楽サービスの洋楽部門で見つけたJeff Beckの”Loud Hailer"だ。おじさまギタリスト頑張ってます。
    https://www.youtube.com/watch?v=x2H_n7n9ngo

  • 114
    確かに設定には若干のジュニア感が漂っているんだけど、話の構成や世界観はとてもよく練られているし、文章は最後の最後までちゃんと統一された文体で書かれているし、説明も過不足がない。
    戦闘とかギャンブルとか、説明が難しいものについても丁寧に説明されている。
    結構好印象なアクションSFファンタジー。これはアニメ化しなくても十分に書き込んであると思う。
    しかし筆者、何度書き直すねん。

  • 世界観が独特なので、全体を理解するのが大変だった。前半はよくわからないし、退屈だったが戦闘シーンとかカジノのシーンは本当に息詰まるようで、読まされてしまった。
    残酷なのとか、理系的な思考が苦手な人は無理かもしれない。

  • 2014年の春頃に古本屋で入手して、以来ベッドサイドに置いて少しずつ読んできました。マルドゥックは文庫で2回読んでいるので3回目。この後に文庫の完全版もあるので、少なくとももう1回は読むことになる。こういった形で進化していく作品ていうのは珍しいですね。

  • 全てを奪われた少女がドクターと万能道具ウフコックと共に殻を破り成長しながら自分の事件に立ち向かって行くSFアクション。

    主人公から敵まで全てにおいてキャラが引き立っていて話の展開に一切の無駄がなくて爽快。久しぶりに熱中して読みました。

  • ウクコックかわええー!
    私の手のひらの上でもし寒いってふるえられたら、もう手放さんかも…
    後半はネズミにあまりなってくれんかったからさみしかったです。

    バロットが自分らしく生きるためにどんどんかっこ良くなっていくとことか、面白くって一気によんでしまいました。
    ドクターもいいよね。無理せず等身大な感じに優しいとこが好き。まだらよりも銀髪がいいと思います、私も。

  • ハードボイルドSF
    少女の再生と克服の物語
    ウフコックの温かさ
    死んだ雛鳥が卵になってもう一度生まれるのだ

  • 殻のなかで身動きもできないまま焼き尽くされた少女の、再生の物語。

    「禁じられた科学技術」によって電子操作という未知の力を手に入れたバロットが、その「選び取った戦い」のなかで、自らに重くのしかかり閉じ込めてきた過去の呪縛を少しずつ振り払っていく様が熱い。
    登場人物の行動原理が明確で、それゆえに対立に至るのも、熱い。

    ”元”相棒であるウフコックにだけ激しい執着を見せ、ただひたすらに虚無を求める敵ボイルドの哀愁と、強暴なパワーときたら。まさに相手にとって不足なし。
    彼が飛びぬけて優秀すぎるおかげで、手駒となった5兄弟の噛ませっぷりが見るに耐えなくなってしまっていた。

    シェルも結局、上昇志向は人一倍強いけれど、自分のストレスやトラウマから逃げ続けてきた弱い人間であることが明らかになり、何とも卑小な結末を迎えてしまった。バロットは気づかぬうちに、彼のいた土俵の遙か上にいたみたいだ。

    能力がトンデモすぎて気持ちがノリにくいのと、カジノ勝負の描写にこだわりすぎていて読むのが辛かったのが、少し残念だった。
    ウフコックが濫用に対する拒否反応を示すことで、実質的「使用制限」があったはずなのに、それは結局ほとんど無視・あるいは看過されてしまった。バロットの能力も、凄まじい勢いで使いこなしてしまうのが何となく腑に落ちない感じ。そのわりにカジノではバロットの覚醒する場面が小分けに何度も来て、そこだけテンポがよくないように感じた。

    そして韻表現のスタイリッシュさが何となく恥ずかしい。

    そんなわけで気になった点も多かったけど、やっぱり面白かったことは間違いない。
    映画的な場面描写が凄く格好いいし、主要人物の名前の付け方など、皮肉がよく効いている。

    シリーズとして既にいくつか出ているみたいなので、そちらもまた読んでみたい。

  • 天地明察、水戸光圀と歴史小説を最近ヒットさせてる冲方丁が十年ちょい前に書いた大作ラノベ。元は全三巻とな。高校生の頃なら面白かったのかもしれませんが、この年になると細かい戦闘シーンやブラックジャックの駆け引きの描写に萌えない。
    コバルトが直木賞作家を育てたように、ソノラマ系が良質なSFや歴史作家を育てたのを体感するために読んだようなところ。

  • ルーン・バロット、ウフコック、ドクター

  • いいですね。
    ウフコックの無双な設定も
    無理なく受け入れられるのは
    こなれた文章のお陰でしょう。
    中盤のカジノは圧巻で、読み応え
    という言葉がぴったり。
    やはり改訂版出して正解ー!
    アノニマスを早くお願いします。

  • 凝り過ぎていて、否SF愛読者には読むだけでいっぱいいっぱい。
    楽しむ余裕がなかった。
    http://blogs.yahoo.co.jp/rrqnn187/11794511.html

  • 独自の世界で、アニメにしたらおもしろいだろうなと思った。中盤のカジノのシーンは長すぎて飽きてしまった。
    バロットとウフコックの思い合う心がよかった。

  • これは面白いです。言葉の選び方がすごく素敵です。

    ストーリーも良いですが、私は、言葉とそれによって描き出される人物とその心理の描写に圧倒されました。

    内容はライトノベルみたいなとっつきやすさですが、改行が少ない少ない。

    最初読みにくいかなぁ、と始まった文章もいつの間にか、夢中になってページをめくっていました。


    とにかくおもしろかったです。おすすめ。

  • ガチガチのSFかと思いきやなんのなんの。
    一度死んだ少女が再び目覚めて新たな一歩を踏み出すまでの再生譚だった。
    ところどころグッと来る場面があって、思わず涙目に。

    それにしてもウフコック…
    運命に絶望した少女の全てを包み込む大人の男!
    しかもキュートなネズミ!しかも万能!
    バロットじゃなくても惚れてしまうよ…
    勿論ドクターも充分素敵ですけどね。

  • ≪内容覚書≫
    娼婦だった少女ルーン=バロット。
    ネズミ型の万能兵器ウフコック。
    瀕死のバロットを救ったドクター・イースター。
    ルーンを瀕死においやった賭博師のシェル。
    敵として立ちはだかるウフコックの元相棒ボイルド。

    SF+恋愛+自分探しの物語。


    ≪感想≫
    読み応えがある一冊だった。
    長さはもちろん、内容も重厚。
    世界観や能力描写が、丁寧で読みやすく、
    スッと物語に入り込めた。

    とにもかくにも、ウフコックが欲しい、と思った。
    変身能力の汎用性がすさまじい。
    ネズミから防護服。
    アニメでどう表現されるのか、
    ぜひ確認したいところ。

    カジノのシーンは、少し読みにくかった。
    個人的な嗜好の問題もあるだろうけれど、
    ああいう戦略的な駆け引きのシーンを、
    文字だけで盛り上げることの難しさを感じた。
    作者は、ルールや戦略を考えるのが、
    好きなんだろうな、というのは、伝わってきた。
    好きな人が読めば、好きなんだろうと思われる。
    こちらも映像化すると、緊迫したムードが伝わりやすそう。

    全体を通して、映像をイメージしやすい一冊だと思った。

    過去との因縁とか恋心は、正直なところおまけ。
    この空想の世界を思う存分、楽しめばいいと思った。
    もっと明るい雰囲気でこの世界を楽しむ機会があれば嬉しい。

    …余談。
    ウフコック=ネズミ型万能ロボット、とメモしてあって、
    うっかり青色の国民的人気キャラが浮かんだ。
    ことばの連想ゲームは、時に迷走する。
    あと、メモは正確に取ろうと反省した。

  • なるほど、大幅に改訂されている。余分なものがごっそり抜けて、補足がつき、すっきり読みやすくなった。シリーズものとして意識された改訂。

  • 図書館より貸出。
    前情報で冲方式ニューロマンサーかと想像してたけど、ラノベ版攻殻機動隊でした。

  • 死んだほうがいい。
    死にたくない。
    生き残る――


    “天国への階段”をシンボルとするマルドゥック市。
    ある夜、少女娼婦ルーン=バロットは、賭博師シェルの姦計により爆炎にのまれる。
    瀕死状態の彼女を救ったのは、委任事件担当官にしてネズミ型万能兵器のウフコックと、ドクター・イースターだった。
    その処置によって高度な電子干渉能力を得たバロットはシェルの犯罪を追うが、その眼前に敵の事件担当官ボイルドが立ちはだかる。
    それはかつてウフコックを濫用し、殺戮の限りを尽くした男だった。
    壮絶な銃撃戦の果てバロットとウフコックは、シェルが運営するカジノで自己の有用性をかけた勝負に挑む。
    過去の自分と向き合い、生きる意味を考え始めたとき、バロットの最後の闘いが幕を切った――。

    なんだか壮大な物語。
    天地明察がすごく良かったので他作品も読んでみようと思ったら。
    まさかのSF。(笑)
    なかなか入り込めなかった。。。。
    SF、苦手かもーーー。

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死んだほうがいい。死にたくない。生き残る-。"天国への階段"をシンボルとするマルドゥック市。ある夜、少女娼婦ルーン=バロットは、賭博師シェルの奸計により爆炎にのまれる。瀕死状態の彼女を救ったのは、委任事件担当者にしてネズミ型万能兵器のウフコックと、ドクター・イースターだった。一命をとりとめたバロットはシェルの犯罪を追うが、その眼前に敵の事件担当官ボイルドが立ちはだかる。それはかつてウフコックを濫用し、殺戮の限りを尽くした因縁の相手だった。壮絶な銃撃戦の果てバロットとウフコックは、シェルが運営するカジノで自らの有用性をかけた勝負に挑む。過去の自分と向き合い、生きる意味を考え始めたとき、バロットの最後の闘いが幕を切った-。少女の喪失と再生を描いた著者の最高傑作に、大幅な改訂を加えた新版、堂々刊行。

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