- Amazon.co.jp ・本 (640ページ)
- / ISBN・EAN: 9784152091536
感想・レビュー・書評
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戦わなければ生き残れない世界で、生き残るために戦わないことを選ぶということ。
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小説で読むSF?は久しぶり。面白かったけど、疲れたσ(^_^;)
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改訂版にて再読。やっぱり無茶苦茶かっこいいです。改訂前との違いで一番衝撃を受けたのは、バロットの本当の苗字が公開されていたこと。彼女の存在の一面を表した苗字でした。他に気づいたのは序盤の説明と描写が丁寧になっていたり、楽園の描写が少しだけ省略されていたり。確かに読みやすくなっているかも。バンダースナッチ達の描写が追加されているという完全版も読みます。
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面白かった。ちょっとカジノのくだりが長いような...。
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設定はおろしろいのだがカジノシーンはウフコックにカードの並びを全部表示されてばいいのでは?とかドクターが抜けたのにカードの並び操作できるん?とか疑問が残るシーンある
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ハードボイルドなSF。最初、状況が把握しづらく投げ出しそうになってしまったけど、我慢して読み進めたらのめり込めた。僕はハードボイルドな表現とSFの組み合わせがちょっと肌に合わなかった。
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その昔、文庫本の第一巻だけ読んだのだが、今回は3巻までまとめたハードカバーだ。作者が日経新聞の夕刊に読書のコラムを書いていたり、雑誌で「冲方丁」特集があったりして、再度読もうという気分になってきた。
おもしろい、とくにウフコックというドラエモンのポケットのような機能を使って戦闘するところがユニークだ。「バンダースナッチ」というフェティッシュ・チームをやっつけるときは、相手が少々気持ち悪い系なので、アクション・ゲーム並みの爽快さだ。ここは二度繰り返して読んでしまった。
カジノで百万ドルかせぐためのルーレットとブラックジャックの場面はかなり本格的である。SFというより、ギャンブル本という雰囲気となる。運ではなくて、数学と技術と心理戦という三つどもえの戦いである。
いろいろと楽しませてくれるが、「永遠の仔」のようなところもあったりして、奥が深い。この作家は本当にすごいなと思わせる。
英語で書いてそれを翻訳したような文体である。日本語で書いた小説が翻訳本のようんだというのも面白い。よっぽど語学のセンスがあるのだろう。最近はSF以外のものも書いているようなので読んでみたい。
今後も、「伊藤計劃」亡き後のSF界をになうようなおもしろい作品を書いて欲しいものだ。