サトリ(下) (ハヤカワ・ノヴェルズ)

  • 早川書房
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感想 : 42
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152092090

感想・レビュー・書評

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  • 日本的な要素は少しあるが、基本的には中国とベトナムを舞台にした美男美女のアクション物。
    退屈せず最初から一気に読める!

  • これでもかっていうくらい、デスフラグを乱立させながらも、見事に切り抜けていくニコライ。アクション映画を見ているような感覚で面白かった。謎だった暗殺者が、あの人だったとは、、意外でした。まー大体いつもわからないんですけどね。。本書は別な小説「シブミ」の前日譚らしいので、機会があったら読んでみようかな。

  • 2013/11 沈黙の何とかのようなアクション映画みたいですね。

  • ドン・ウィンズロウ『サトリ』を読了。未読だが、トレヴェニアンの代表作である『シブミ』の前日譚である。傑作とまではいかないが、まあ読ませる冒険小説になっている。不満があるとすれば、早川書房の販売方法かな。これほどページ内に空白の多い海外小説を読んだことがない。"水増し"小説だ。

  • 中国から脱出してからの話。登場人物が更に多くなってきて訳がわからない状態に。どんでん返しもあったけど、結末が好みでなかったです。

  • 短いシークエンスで視点をパッパと切り替えるスタイル等ウィンズロウ節全開です。
    主人公のキャラクターを借りてきたという話で、なにもトレヴェニアンの文体模写をやろうという訳ではないので、これはこれでありだと思います。
    そもそも、本家トレヴェニアンにしても、「夢果つる街」のような激シブから「ワイオミングの惨劇」のようなハチャメチャまで作品ごとにスタイルが違うわけで、「文体模写」は一筋縄ではいくものではないでしょうが。

    「シブミ」と比べてニコライ・ヘルの造形が軽いという感じは確かにありますが、これは国際謀略の世界にデビューするハメになった26歳の青年のお話であるということに留意すべきですし、ニール・ケアリー風味だと思えば納得も行くというものです。
    必殺の日本拳法「裸-殺」は、「シブミ」でもやっぱり胡散臭く、これは忠実にトレースされているようです。
    キャラクター造形といえば、敵役はなんとなく弱いような印象を受けましたが、ベルギー人ド・ランドやチベット人タセルなど脇役はなかなか魅力的でした。

    ウィンズロウ節全開なので、どんどん読めます。
    「犬の力」ような力押しのウインズロウもいいですが、こっち(ニール・ケアリーもの)のウィンズロウも、やはり捨てがたいものがあります。

  • トレヴェニアンの「シブミ」の前日潭。ウィンズロウっぽくないなと思いながら読んでいたのですが、日本文化への理解の浅さも、32年前の作品が下敷きで、熱狂的な読者が、古典に縛られているのだからしかたないか。。

  • まあまあ。しかしシブミがどんな話かすっかり忘れてしまった。どこかにあるとは思うのだけれど、、、

  • 利害の異なる立場の関係者が多すぎてわけがわからない。

    関係者たちの真意もわからないまま、直感であっちについたり、こっちについたりするニコライに翻弄され場面の持つ意味が表面的にしかわからず、面白さが半減している気がする。スパイものだからと言われればそれまでだが。人物相関図とかあると助けになるんだけど、無粋というものだろうか。

    全体としては可もなく不可もなくな感じだった。
    上巻の方が『シブミ』感はあった。

    ■このミス2012海外7位

  • この作品って「ミステリ・マガジン」で巻頭部分を紹介するほどの作品なのだろうか?

著者プロフィール

ニューヨークをはじめとする全米各地やロンドンで私立探偵として働き、法律事務所や保険会社のコンサルタントとして15年以上の経験を持つ。

「2016年 『ザ・カルテル 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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