黒猫の遊歩あるいは美学講義

著者 :
  • 早川書房
3.35
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本棚登録 : 1335
感想 : 216
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  • Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152092489

作品紹介・あらすじ

でたらめに描かれた地図、持ち主を失った香水、虚空に流れる音楽──美学探偵「黒猫」の講義で解き明かされるのは、六つの謎に秘められた人々の時間だった。第一回アガサ・クリスティー賞受賞作

感想・レビュー・書評

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  • 物語から謎を読み解いていくのが面白い。
    シリーズ1作目をやっと読めた。
    『月まで』での付き人のお母さんと結ばれなかった父親との地図を用いたユートピア、『水のレトリック』の香水を用いた気持ちの変化が特に好きだった。

  • 黒猫の博識さ、黒猫との関係性、ストーリーはとてもおもしろい。
    ポオを読んだことがないけど、読んでみようかしら?と思わされた。
    ただ、黒猫の講義が…私には少し難解すぎた。ので、ちゃんと理解することを諦めて読み進めた。
    嫌いではない。その証拠に続編をすでに借りてきている。ふふ。

  • 難しそうで読みやすい

  • 語られる作品はどれも知らないけど、黒猫の語りはおもしろく読めた。付き人私と黒猫の関係性もなんだかおもしろい

  • 別の本からこの作者を知り、手に取ってみたのだが、登場人物が講釈垂れる系のミステリーは好きなので、かなり楽しめた。美学で謎を解き明かしながら愛を語るのが憎らしい。ポーの作品は実はあまり読んでいないが、それでも面白く思えたので、読んでいればもっといろいろ感じることができただろう。メイン二人の今後の関係も気になるところだし……というか、何だ最終章のあの種明かしは。やばすぎる(笑)。

  • 黒猫の言っていることが難しくて、
    よくわからなかいことが多かったです。
    途中で読むのをやめようかと思ったけれど、
    頑張って読み切りました。
    ポーの作品がおもしろそうなので、
    読んでみたいなという気持ちになれました。
    登場人物はみんな魅力的。
    漫画だったら、
    もっとおもしろく感じたのかもしれないです。
    いや、
    漫画にしたら言ってることが難しすぎて無理かな?

    続編出ているようですが、
    私は、
    たぶんもう読まないと思います。

  • タイトル買い

    森博嗣さんも難しいこと言うけど、この人はタイプの違う難しさ
    美学博士なだけあって使う単語とか言い回しとかは綺麗なんだけど意味が分からなすぎる笑
    それ楽しめれば、ポォ?の作品を知らなくても楽しめるのかしら

  • 探偵役の黒猫の話が高尚でほとんどの話の謎解きがわからなかった。ポーをちゃんと読んでいないせい?

  • 森晶麿さんの黒猫シリーズ第一作目、アガサクリスティー賞受賞。
    話は黒猫と付き人が出会うところから始まる。
    ポオの作品の解剖も面白いですが、何かを人に教える側の黒猫、教育上手い!
    ミステリとも恋愛小説とも取れる二面性のある小説です!

  • 2019/5/16(木曜日)再

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著者プロフィール

1979年、静岡県浜松市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。日本大学大学院芸術学研究科博士前期課程修了。ライターとして漫画脚本などを手掛けながら小説の執筆活動を続け、『黒猫の遊歩あるいは美学講義』で第1回アガサ・クリスティー賞を受賞(早川書房刊)。同作は続刊も刊行され、「黒猫シリーズ」として人気を博している。ほか、『名無しの蝶は、まだ酔わない』(角川書店)の「花酔いロジックシリーズ」、『ホテル・モーリス』(講談社)、『偽恋愛小説家』(朝日新聞出版)、『かぜまち美術館の謎便り』(新潮社)などがある。

「2021年 『使徒の聖域』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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