ニンテンドー・イン・アメリカ: 世界を制した驚異の創造力

  • 早川書房
3.51
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本棚登録 : 310
感想 : 36
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152092656

作品紹介・あらすじ

なぜ任天堂「だけ」がアメリカで成功できたのか?世界を魅了し続ける日本企業の栄光と試練。気鋭のアメリカ人ジャーナリストが迫る。

感想・レビュー・書評

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  • マリオを中心とした、アメリカにおいての任天堂の話(そもそも、原題は『SUPER MARIO』)。
    荒川實という元NOAの社長は知らなかった。そもそも、NOAがどういうことをやってるのかさえよく知らなかったのだけれども、任天堂の成長にも深く関わっていたんだなと。
    ユニバーサルと訴訟騒動での任天堂側の弁護士の名前が『カービィ』なことに驚き。ピンク玉のキャラクターの名前もここから来てるんだとか。

    ああ、なんかこの本読んでたら久々にマリオのゲームがしたくなった。実は、『スーパーマリオ 3Dランド』を買ったものの、ほとんどプレイしてないんだよな・・・。

  • スーパーマリオブラザーズをプレイしたくなった!

  • 子供を惹きつけるーマリオについて

     ゲームはほとんどしないのですが、任天堂という企業に興味があり読み始めました。
    もっとも印象に残ったのは、マリオを作った宮本さんは、ゲームを作るためのプログラミングより、ピアノが得意だったということ。ジョブスの言う「コネクティング・ドット」を思い出しました。
     一企業としての任天堂は、ジレット社のように本体ではなく、ソフトを販売することで利益を出すビジネスモデルにこだわったり、ジョンソン&ジョンソン社のように一部不良が出た場合、ファミコンを全部回収したりと、他社のいいところを真似てきたようです。
     マリオも含めて歴史に残るキャラクター達の名付けが実はテキトーという点も遊びがあり面白かったです。マリオネタは子供達とクイズをするのに役立ちました。
     最後に、某アーティストのMVに使われたシーンは、ジャクソン・ポロックから使われた?!と推測しました。(P116)

  • ニンテンドー視点で見るゲーム史って感じ。SFCなど、自分が触れていた時代を懐かしみながら読めた。ただ、私はセガ派だったのでそこまで感慨深くも無かった。

  • ジェフ・ライアン著、林田陽子訳『ニンテンドー・イン・アメリカ 世界を制した驚異の創造力』(早川書房、2011年)は任天堂がアメリカで成功した理由に迫る書籍である。著者はアメリカ人ゲームジャーナリストである。ファミコン世代には懐かしい話題も多い。
    本書の問題意識は「なぜ任天堂だけがアメリカで成功できたのか」である。このような問題意識が出ること自体が日本では新鮮である。1980年代の日本人は国産が米国産製品を圧倒したと自惚れていただろう。「Japan AS No.1」という心地良い言葉に酔っていた。そのようなところでは「任天堂だけ」という発想は出てこないだろう。集団主義の団結力などを日本の強みとする発想自体を転換した方が良いかもしれない。
    任天堂は早い時期からアメリカ市場に参入していた。ユニバーサルはドンキーコングがキングコングの剽窃であるとして提訴してきた。任天堂は徹底抗戦して勝訴した。「星のカービィ」は、その訴訟の代理人弁護士の名前に因む。非歴史的な日本人は過去の裁判沙汰を水に流すことを是とする感覚があるが、真逆である。いつでも思い出せるようにしている。このような感覚は東急不動産だまし売り裁判も見習いたい。

  • ・アメリカ人から見た任天堂の成長、家庭用ゲーム機の歴史、ゲームソフトの変遷が語られている。
    ・マリオのキャラクター変遷も本書の大きな軸となっている。
    ・マリオブラザーズは当初、ドンキーコングの悪役キャラだった。しかも大工。

  •  『2013/09/20 追記
    任天堂前社長で、同社を世界的なゲーム機メーカーに育てた山内溥(やまうち・ひろし)氏が19日、肺炎のため京都市内の病院で死去した。享年85。

     『2013/4/1 追記
    この本を読んでいたので、ゲームの世界を描いた映画を、違う観点からも楽しめました。
     『映画 「URLはこちら http://www.disney.co.jp/sugar-rush 『シュガー・ラッシュ』 :  3D」 2013年3月23日公開 TOHOシネマズ有楽座
     30年来の悪役が少女レーサーのヒーローに! ディズニー・アニメーション
     日本のポップカルチャーの影響を受けた美術や、AKB48の楽曲が全世界共通で使用されている。』

    2012/12/18 記
    マリオの姿は知っているけれど ゲームはしたことがない。
    そもそも、ゲーム機とは縁がなかった・・・。
    今では、スマートフォンでも iPad、タブレットでも 売りはゲームが主流。
    無料で遊べるゲームが大人気。
    それでも ゲーム機を買う人もいるのかと思ったが 人気のようです。

    ゲーム機を知らないでも、本書はすごく面白い。
    ニンテンドーという会社の夢とビジネス。
    当初は小さな会社が、ゲームの世界でシェアを拡大し、売上を伸ばしていく。

    本書を読み進めると次々と出てくるゲーム、どれもやってみたくなる!
    やはり、スーパーマリオ。 と言ってもすごい数のシリーズがある。
    ゲーム機の変遷も興味があり、これまで知らなかったことがなるほどど思えてきた。
    今日も 地下鉄で隣りに座った男の子は、ゲーム機で遊んでいた。

    本書の最後には、これからのゲーム界、ゲームビジネスの展望が書かれている。
    皆に 夢を与えるもの! どんな形でもこれからも 続いていくだろう。

    URLはこちら http://www.nikkei.com/article/DGXZZO50298050V00C13A1000000/ 『 任天堂・岩田社長が語る“本当の”ソーシャルゲーム』 : 
    「3DS」「Wii U」の逆襲(前編) (1/5ページ) 2013/1/6 7:00 NEW

    URLはこちら http://aristo.exblog.jp/208238/ 『ドンキーコング』 :  URLはこちら http://aristo.exblog.jp/252976/ 『ドンキーコングJR.』 : 
    URLはこちら http://aristo.exblog.jp/399001/ 『マリオブラザーズ』 :  URLはこちら http://aristo.exblog.jp/1513136/ 『スーパーマリオブラザーズ』 :  URLはこちら http://aristo.exblog.jp/2087297/ 『ゼルダの伝説』 : 

     → URLはこちら http://f-game.skr.jp/mario.html 『無料スーパーマリオゲーム サイトへ』 : 

    2011/10/28 予約 11/3  借りる。11/15 読み始める。12/18 読み終わる。

    内容と目次は

    内容 :
    なぜ任天堂だけがアメリカで成功できたのか? 
    「ドンキーコング」から3DSまで、アメリカ人ジャーナリストが任天堂とマリオのすべてをまとめ、世界を魅了し続ける日本企業の栄光と試練に迫る。

    著者 : ジェフ・ライアン
    人気ゲームジャーナリスト。
    サイト『Katrillion.com』の編集者として活躍。
    同サイトで500本以上のゲームソフトをレビューした。
    ポップカルチャーにも造詣が深い。

  • 上司が「海外進出成功のモデル企業として任天堂を」云々と言うので「モデル企業……って業種が全然違うだろうに」などと思いながら読んでみた。いや、任天堂の、経営戦略などについて触れられた本って、そうそうないんですよ。
    他の人のレビューによると情報が不正確らしいので、話半分に読みました。私はそこまでゲームに興味がなく、スーパーマリオブラザーズシリーズはプレイしたことがないので、正直、正誤を見極めるほどの知識がない、というのもあり。「ドラクエのソフトは平日の販売が禁止された」とかいう部分は完全に間違いなんだったか。ともかく著者の主な参考文献がウィキペディアだったりするらしいので、致し方なしというところか。

    まぁこれを読んで「任天堂はどのような経営戦略のもと、アメリカで事業展開を行ったか」がわかるかといえば、別にわかりませんでしたね…… アメリカ人ってマリオ好きだねー、という印象は残りました。

    本当に必要なら買って読むことも考えたのだけど、これなら、買わなくて良かった(小声)

  • 展示期間終了後の配架場所は、開架図書(3階) 請求記号 589.77//R93

  • super mario という、ほんとにスーパーマリオな装丁のクールなペーパーバックの翻訳版。こちらは日本語訳にあたり、参考資料が掲載されている。縦書き。原題がマリオだから、マリオな話に寄っています。

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