- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784152092878
作品紹介・あらすじ
獲物をかじる不気味な物音、闇にこだまするあやしい鳴き声、鬱蒼たる森にうごめく奇怪な虫たち-。そのただなかで、身長二センチほどのマイクロヒューマンにされたピーター・ジャンセンら7人の大学院生は、持てる知識を総動員して脱出を目指していた。その一方、七人の存在が目障りなNanigenの社長ヴィン・ドレイクは、武装した刺客を"テンソル・ジェネレーター"で縮小して送り込む。だが、同社周辺で続発する事件に不審を抱いた警察が動き始めた。さらに、行方不明となった院生らを気づかう謎の人物もまた、Nanigenをひそかに監視していた。ピーターら若き科学者たちは無事にスーパージャングルを切り抜け、もとの身体に戻ることができるのか?科学とフィクションを巧みに融合させたエンターテインメントの最先端にして、大自然への畏敬に満ちた巨匠のラスト・メッセージ。
感想・レビュー・書評
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意図的な構成だと思うが、読みながら誰に感情移入するのか迷ってて解決しないまま終わった。
登場人物の善悪やスポットライトを誰に当てるかが明確なストーリーの王道パターンって大事なんだなと再認識。
カリバチの活躍は面白かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
偶然にも少し前にファーブル昆虫記を読んだいたので、狩蜂の巣での描写などがリアルでドキドキハラハラの連続。
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んんん・・・いろいろ無理があるけど、
まぁ楽しめたかな。 -
故マイクル・クライトンのMacの中に四分の一の草稿が残されていたそうだ。昆虫より物や人間を小さくするテクノロジーを開発したNanigen社に招待された大学院生達。驚異の世界に置かれた彼ら達の生存への自然への戦い。それに加えてNanigen社は刺客を送り込んできた。彼らはどうなるのか。
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マイクル・クライトンの小説って
科学とフィクションの融合だと思う。
あり得なそうな現象を科学の力で現実に
引きなおす。
マイクロワールドがリアリティを伴って
動き出す。スピード感抜群です。
これで読み納めです。
残念です。
著者の小説は全部読みました! -
社会的な陰謀を持った企業によって、2センチ弱の大きさにされてジャングルに放り出されてしまった大学生たちのサバイバルを描いたSF。腕の中に、寄生バチの卵をうみつけられてしまったり、クモの毒針で麻痺させられたりと、何だか大変な世界だけれど、面白く読めた。
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残念!
人間がmicroサイズに変換されるやり方が全く説明されていない、残念!
クライトンの小説の良さは、文系の人間にも最新サイエンスをわかりやすく説明する事にある。
読み終わった後に、頭が良くなった様な気さえする。
ジュラシックパークでは、もしかしたら本当に恐竜が現代に蘇らせる事も可能かもしれない、と言う説得力があった。
だけど本書は一番肝心なマイクロ化技術の説明はほったらかしになっている。
その説得力がない為に、イマイチ小説の世界に入り込めない。
おそらくクライトンもそのハードルを越えれなかったがために、この小説はお蔵入りにしていたのだろう。
もしクライトンがこの小説を完成させていたなら、どんな説得力あるマイクロ化技術を披露してくれていただろうか?残念だ。
だが何よりも残念なのは、クライトンの小説をもう読むことが出来ないというのがいちばん残念だ。 -
やっぱりクライトンじゃなかった...
仕方ないけど。