ナタリー

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制作 : David Foenkinos  中島 さおり 
  • 早川書房 (2012年6月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152093035

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ナタリーの感想・レビュー・書評

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  • デリカシーにあふれ、ユーモラスでオフビートで繊細。
    という帯のとおり、細やかな、でも軽やかで、すこしメランコリーなからだを通る言葉たち。

    現代アートのような衝動的で意味のないキス。

    わたしは完全に知人男性を思い出したので、男性っぽい発想と思ったんだけど、フランスの女性だしわからないわ。でも、そうね。意味のわからない行動って恋愛って感じがする。
    ルール無用の衝動の世界。それなのにどこか滑稽でやさしい。おしゃれだし。ハッピーエンドなのもうれしい

  • ナタリーが自分に合った男性を見つける勘には、驚かされた。世間的な評価よりも、自分の直感を信じるナタリーの姿には好感を持った。

    落ち着いた結婚生活、早すぎる夫の死、そして新たな出会い。会社の上司シャルルは、あまりにもひどいセクハラ男だと思った。そして、都合が悪くなるとすぐ妻と仲良くなるというどうしようもない男。最後までは、ナタリーと恋人になった男性を解雇しようとまでして……。

    全体を通して、よくも悪くもフランスの小説といった感じで、なじめなかった。そして、主人公のナタリーも魅力的に感じられなかった。

  • 「だいたい、ほとんどのロマンスは、単にタイミングが良かったことに尽きる。」

    夫を失った女性が新たな恋に踏み出すまでを描いた小説。
    文章がお洒落でユーモラス(訳も上手い)。
    上の引用は、その通りだと思う…。
    差し込まれる、主の物語以外の切れ端が面白い。
    著者主導で映画化されているそうなので、切れ端をどう活かしたのか見てみたい。

  • 表紙の宮原葉月さんのイラストがステキ。
    物語は夫が事故死するという重々しい内容なのに
    この淡々とした文章なのはフランス風なのか?
    軽快に読める。ただ、深刻なのはそのひとつだけで、
    あとは出来すぎなほどの環境、待遇。
    シャルルの控えめな求愛、マルキュスとのトントン拍子
    など、すんなりいきすぎて途中から退屈してしまった。

  • 断章形式というらしく、物語の流れに突如として一見全く関係ない章が挟み込まれていることにより、物語全体に雰囲気がでている気がする。
    フランソワとナタリーの出会いがどことなくレトロで味わいがある。ほんの少しだけ描かれた加害者の章はとても痛々しいし、マルキュスのふるまい(特にPEZ!)はとても可愛らしい。
    引用したい言葉もたくさん。フランスいいなー。

  • 装丁にひかれて手にとった一冊。辛い現実を淡々と受け止めていく様子や、情熱的な恋もどこか冷静に進めていこうとする様子を、様々な視点から描いており、大人っぽい温度感が楽しめた。フランス特有のデリカシーの為せる技なのか。

  •  フランスの恋愛小説、しかも、オドレイ・トトゥで映画化というパッケージに尻込みしつつ、でも、読んでみればとても普遍的な、愛の喪失と再生の物語。
     繊細な文章と実験的な構成が心地よく、不器用なヒロインと自信のないヒーローが愛しい。そして何と言っても、この、がさっと恋におちる感がとっても新鮮!

  • FIGAROjapon201302、本と映画の特集がきっかけで。
    オドレイトトゥ主演の最新作で、ひとりの女性の弱さと知性を描いた作品とのこと。

    まさにまさにオドレイトトゥっぽい、おしゃれで繊細なストーリーでした。ロマンチック。こういうの大好き。フランソワが亡くなった直後の描写なんて、もうかわいそうなのにステキ過ぎる。

    映画版、ぜひぜひ見てみたい!!!!!!!!!
    期待!!!!!!!!!!!

  • 不思議な感じ。
    惹かれ合うということ、死別するということ。
    感覚的なことを言葉で表現している。
    おにごっこ、目を開ける。

  • 現代的な味付けがされているが、フランスらしい、恋愛心理の細やかな観察・描写がなされていて、『美女と野獣』の伝統も感じた。文学としてはやや軽いが、テンポがよくて、映画や小説の引用がふんだんにされているところも特徴で、それらをさらに知りたくなる。
    また、描写は映像的で、映画「アメリ」のようなチャーミングなパリの雰囲気があると思う。
    さらには、フランスからみたスウェーデン、スウェーデンからみたフランスのイメージも楽しめる。

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ナタリーの作品紹介

美しく聡明なナタリーとその夫フランソワは、出会ってから七年間、ずっと幸せに暮らしてきた。しかし、ある日曜日、フランソワは交通事故で他界する。残されたナタリーは、それ以来、仕事に打ち込んで生きてきた。しかし、ある日その生活は、不器用で飾り気のないスウェーデン人マルキュスによって一変する。数々の断章を交えた独特の手法で描き出される、ふたりの恋の行方は?フランスで高く評価されたベストセラー。オドレイ・トトゥ主演映画原作。

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