寿命1000年: 長命科学の最先端

  • 早川書房
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (321ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152093110

作品紹介・あらすじ

不老はもう「見果てぬ夢」ではない。不老研究の第一人者が唱える過激にして独創的な理論を、『フィンチの嘴』のピュリッツァー賞作家が紹介するポピュラー・サイエンス。

感想・レビュー・書評

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  • SENS計画を推進し、人間は寿命1000年まで生きられると主張する
    オープリー・デ・グレイ

  • 最先端なの?科学書というか随筆、課題整理には良いか

  • 長命科学の最先端

  • なれるといいな、寿命1000年。
     
    「年齢にはかかわりなく、時間が限られていると知ったら、人は人生から情動的な意味や満足感を得ることを第一義に考え、情報の獲得や新たな経験の挑戦にさほど時間やエネルギーを割かない」
    時間がほとんど無限に等しいと感じるとこの優先順位は逆転する。

  • 不老長寿は実現できるのか。興味深い内容なんだけど自分が想像していたテーマとはちょっと違っていて、もうひとつ。もう少し専門的な知識があったら面白かったのかなあ。

  • 話はDNAの発見から夢想的な変人の登場につながる。
    どこの章に書かれていたか忘れたが、時代を変える発見は始めコケにされやがて昔からそう思っていたと言われるらしい。
    ともあれ、生物は生存が安定化すると寿命を大きく伸ばすらしい。
    そんな訳で無敵の霊長類、人間はかなり長生き。
    しかも公衆衛生による死亡率低下を抜け出しても、その伸びに陰りはないとか。

    不死身の鍵は七つに絞られた。
    非常に読んでいてわくわくした。
    後半になると論調は気持ち悪いくらい変わり、死ぬ事こそ素晴らしいと言う話になる。
    その辺りになると老人しか出てこない。
    尻すぼみの感はあるが、刺激的で面白かった。

  • 「寿命1000年: 長命科学の最先端」を読み始める。題名からすると、Nスペのようなバランスの取れた最新科学レポートのようだが、その予想は1ページ目から裏切られる。同僚からイカサマ師と鼻白まれたあるトンデモ教授がパブでビール片手に、人間は1000歳まで生きられると宣うのだから。デグレイはTEDにも登場しているので、是非彼の風貌を確認して読まれることをお勧めする。

     1900年までの先進国の平均寿命は47歳で、それが20世紀が終わる頃には76歳になり、ヒトはこの100年で30年近くも長生きできるようになった。この余禄とも言うべき時間の贈り物は、ひとえに学問の進歩によるものであり、まるで道を走りながら、その先でさらに道が建設されているようだ。
     ただこれまでは、生命の始まりの研究が盛んな割には、終わりの研究がそれに比して立ち後れていた。それは、そもそも加齢というものが整然さに欠けることと、整然としたパターンを科学者はより愛すことと関係がある。

     ただし、必ずしも著者はこの教授の立場を全面的に支持していない。むしろ、「すばらしい最期が目標であってなぜいけない?」というアポトーシスの専門家の主張により心寄せているように見える。本書は、生への執着を駆り立てるのではなく、死をより深く考えさせてくれる。生は死と対立するものではなく、むしろ死があることで生かされる関係にある。人類は、永遠の命と引き換えに、失われることのない記憶を獲得したとの指摘も重要だ。

    数年前にNHKスペシャルで放送された『あなたの寿命は延ばせる ~発見!長寿遺伝子~ 』で興味を持って手にとった人には少し肩透かしの内容かもしれない。番組で紹介された、軽い飢餓状態で目覚めるサーチュイン遺伝子を、腹いっぱい食べても活性化できるレスベラトロールも本書に出てくるが、最初に発見した研究者が自分は飲んでないと答えているのだから。

  • 資料番号:011480241
    請求番号:491.3ワ

  • 第1部 不死鳥
    第2部 ヒュドラ
    第3部 良き生とは

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