十五夜物語

  • 早川書房
3.61
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本棚登録 : 89
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152093141

作品紹介・あらすじ

夢枕獏の詩情豊かな文章が綴る幻想譚と、寺田克也の精緻にして大迫力イラストレーションが織りなす一大幻想絵巻。ギアナ高地への旅が生んだ、奇跡のファンタジー・グラフィックス。

感想・レビュー・書評

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  • 夢見小僧の不思議な冒険物語。夢枕獏の文と寺田克也の絵が,ギアナ高地の自然の息吹を感じさせ刺激的。水晶宮の飢ゑずの宝玉を割った時,長い旅路の果てが見えた気がした。

  • 本の持つ熱量に負けた。

  • 私の好きな数少ない作家のうちの一人夢枕獏と、我らが猿王、寺田克也
    がタッグを組んだ、絵物語。二人の情熱がぶつかり合ってなかなかの
    読み応えのある本になっている。内容がよくわからないと言う人が
    多いとは思うが、こういう本はそれこそ「考えるな感じろ」という
    ことではないだろうか(笑)。しかし猿王はやっぱ絵が上手いなぁ。

    ただせっかくのその絵がノドによって見にくいのが実に残念。
    これ倍の大きさで紙芝居みたいなスタイルで出してくれないかなぁ。

  • 寺田克也さんと夢枕獏さんとの共同作品。
    どちらかが全面に立ち、もう片方が後ろから支える的な感じではなく、本当に丁度いい力加減でお互いがお互いを引き立て合っている、ステキな本でした。
    開始からぐっと引き込まれる、寺田さんの絵に負けない濃密な文章。
    お二人の旅の途中に書いたそうですが、とても濃密な旅だったことを連想させる中身でした。
    こんな旅が出来たら幸せだろうな。

  • ☆2つ

    この本を読んで、夢枕獏の昔の「カエル」という字がぴょんぴょん紙面を飛び回る本を思い出しました。たしかその技法のことを「タイポグラフィック」って呼んだと思います。
    そういう技法が出てくるご本です。もちろん唯の本ではありません。どちらかというと寺田克也さんのイラストの方が「主」の本です。

    そぉしてこの本の文章でわたしに理解できたのは後書きの部分だけでした(涙)。本文で獏先生書いた文章はハッキリ言ってわたしには分かりませんでした。
    やっぱ「SFマガジン」って苦手やぁ~。
    すまんこってす。すごすご。

    • ryoukentさん
      昨夜は久しぶりに夜電車に乗って名古屋まで飲みに出かけた。拓郎Fork酒場で仲間とのんだ。楽しかった。というふうにお話船はどんどん山へ昇ってい...
      昨夜は久しぶりに夜電車に乗って名古屋まで飲みに出かけた。拓郎Fork酒場で仲間とのんだ。楽しかった。というふうにお話船はどんどん山へ昇っていくのです。
      2012/12/22
    • ほんやだワンさん
      フォーク酒場っつうと、アレですな。
      箸とかスプーンとか使用禁止で、酒の肴はぜんぶフォークで食べなきゃならんという酒場ですな。
      冷奴とかはキツ...
      フォーク酒場っつうと、アレですな。
      箸とかスプーンとか使用禁止で、酒の肴はぜんぶフォークで食べなきゃならんという酒場ですな。
      冷奴とかはキツそうだな。

      などと、さらに山を登ってみたりして。
      2012/12/22
    • ほんやだワンさん
      そーこーしてるあいだに、
      なんだかんだで大晦日イブイブイブであります。
      そーこーしてるあいだに、
      なんだかんだで大晦日イブイブイブであります。
      2012/12/28
  • なんとなく、
     夢枕獏先生は白川静とか読んでる感じがする。白川文字学の髄の部分を、あのマンガキチガヒが消化すると、出て来るやうな表現が出てるみたいな。

     魚とか、いろいろが出て来る。釣りに関して夢枕獏先生のモロですよ御開帳を寺田先生が気合入れて書いた感じはする。
     うん。寺田克也作品は、「寺田克也作品を見るぞぉっ!!」とか気合入れてみないと食はれる。しかもスクリプトってふのかな担当が夢枕獏大先生である。相当気合入れて読まないとこちが倒れる。さう言ふ作品で良い筈。

  • 贅沢過ぎた…。これが1500円。
    流通が自力の方がよく題材になされるようなでも達人が手掛けるとこうなるっていう。わかりやすい。

  • 2013年9月22日

    装丁/芥陽子

  • 13/01/20 わけのわからない内容である。

  • 一度目は絵の印象が強すぎて文章が頭に入らなかったので、読み終わってすぐ再読したが、やはり絵の濃さに引きずられた。かといって文がどうでもよいかといえばそうでもなく、この組み合わせゆえに相乗効果をあげているのだろうと思う。

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著者プロフィール

1951年、神奈川県出身。第10回日本SF大賞、第21回星雲賞(日本長編部門)、第11回柴田錬三郎賞、第46回吉川英治賞など格調高い文芸賞を多数受賞。主な著作として『陰陽師』『闇狩り師』『餓狼伝』などのシリーズがあり、圧倒的人気を博す。

「2016年 『陰陽師―瀧夜叉姫― ⑧』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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