〔エッセンシャル版〕マイケル・ポーターの競争戦略

制作 : マイケル・ポーター(協力) 
  • 早川書房
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感想 : 97
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  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152093202

感想・レビュー・書評

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  • 2023/09/28 041
    研修課題図書として通読

  • 「良い戦略 悪い戦略」の後に競争戦略の古典として読む。味わい深く、簡潔に記載されているため、何度でも読みたい。バリューチェーンやトレードオフ、適合性、継続性に加え、戦略があるからこそイノベーションの導入判断ができる。

  • モーサテで見て読んだ本。星野リゾートの戦略ベースらしい。No. 1を目指しに行くのとは違う戦い方。流し読みだったがp.251からのまとめを読むとスッキリ理解できると思う。ユニバを成功させた人の話とも似てると思ったので、この考えを取り入れてるのではと思った。

  • マイケルポーターの戦略論は必須古典でありながら、なかなか手がつけられずにいたが、この本に出会ったことでようやく糸口が見えた。

    まず、ポーターは競争の定義をしている。彼は、最高を目指す戦いは消耗戦となる未来しかないため、独自性を目指す戦いこそがあるべき競争としている。

    そんな競争において、有名な5 Forces分析で現在地を見極めた上で、ここから説明する戦略を考えるべし、としている。

    戦略とは、特別な価値提案(Value Proposition)と、特別に調整されたサプライチェーンがあり、すべての顧客を満足させない、トレードオフを含むものであるべし、としている。

    忘れてはならないのはポーターは、利益を目指すことを良しとしており、指標としてはROICを見る事を是としている。

    優れた戦略に対して、適合性と継続性が備われば百戦危うからずであるが、意外と継続性が軽視されるケースが多い。

    柔軟であることや、すべての顧客を満たそうとすることは一見良さそうな方向性に見えるが、ポーターからすると愚策であり、真の戦略はやらない事を決めると言われる所以はここにある。

    総花的にならず、凛と咲く一輪の珍しい花になることが求められている。

  • 古典のポーター論を、拡張はせずに改めてその本質について紹介している。競争戦略の基本を学ぶことができるが、ポジショニング戦略論のため、「業界」の視点が強くそこまで深さが感じられない。主張していることはほとんどストーリーとしての競争戦略に含まれている。バリューチェーン単位でトレードオフを考えるというフレームワークは使えそう。

  • 世界に一つだけの花。


    ポーターによれば、競争に対する正しい考え方とは、最高ではなく独自性を目指すこと。

    ・一位ではなく、収益を高める
    ・市場シェアでなく、利益を重視
    ・「最高」の製品で顧客をもてなすのではなく、ターゲットを絞り多様なニーズを満たす
    ・模倣ではなく、イノベーションによる競争
    ・ゼロサム競争ではなく、プラスサム競争


    "NO.1にならなくてもいい
    もともと特別なOnly one"


    余談。
    時を同じくして、ある有名ブロガー(ニコ生主)の動画を視聴。
    偶然にも競争の“降り方”を論じた内容だったが、視点の違いは多少あれど、本質的にはポーターとほぼ同じ内容で思わず息を呑んでしまった。

  • ○目的
    父親から薦められた書籍。マイケルポーターは聞いたことあるが、実際に彼の経営理論を学んだことはないのでいい機会だと思う。

    ○感想
    最高を目指すよりも、独自性を目指すというのは今の我々にかなり必要となる考え方だと感じた。5フォースをしっかりと分析し、そこから導き出される戦略がバリューチェーンにも影響を与え、単なる競合真似事ではなく、そこにも独自性がないと戦略としては成り立たないというのはとても理解できる。客観性の強みを発見し、それをしっかりと訴求しながら磨き上げ、これを上手にシステム化していきたい。

  • 【星:5.0】
    競争戦略について、その本質をとても分かりやすく説明しているという感想。評判どおりのいい本であった。

    まず、競争戦略を「競争」と「戦略」に明確に分けているのだが、この2つを分けるという発想がなかったので新鮮だった。

    そして、2つに分けて「競争」については「5つの要因」、「戦略」については「5つの条件」というフレームワークで説明しており、「競争戦略」というものが何なのかということがストンと腹落ちする感じである。

    名著に出会った感を久々に味わった。

  • 面白かった

  • 聞いたことはある、一回は内容も見ている、だけどあまり覚えていないといった人が多いのでは。
    ポーターの競争戦略について、体系的にまとめていて、さらに客観視した中で、その意図するところなどの説明もあり、分かりやすい。
    一個人の仕事としても、最高を目指すことが重要ではないという点や、やらないことを決めることが重要というトレードオフは、常々の業務でも意識出来る部分がある。
    言葉の意味や用語を覚えるというよりは、何が本質かを理解する読み方がオススメです。

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