ディアスと月の誓約

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著者 : 乾石智子
制作 : 吉田ヨシツギ 
  • 早川書房 (2013年4月24日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152093684

ディアスと月の誓約の感想・レビュー・書評

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  • 著者のことはオーリエラントシリーズを薦められて知ったが、図書館で見つけたこちらが気になり一気読み。『しあわせのパン』もそうだが月がキーワードになる話が好き。

    命は他の命の犠牲のうえに在る。人は欲望に支配され行動することは愚かで虚しい。作中に何度も出てくる歌が、それを思い出させる。

    ファンタジーはこどもの読み物、と思っている人に読んでみてほしい一冊。

  • 王の息子でありながら家臣の家で育てられているディアス。
    彼らが住んでいる土地はサルヴィの犠牲によって成り立っていた。


    ナナニかっこよすぎ。

  • アンローサの逃避行は、話の中に成長が見られて良かったけれど、ディアスの方はあっさりと旅が終わってしまった印象。2冊くらいに分けてそれぞれの人物の物語をもっと広げたら、さらに面白くなったかも。

  • デイスではなくてディアス、ディアナから生まれた王子の話し。魔法的設定ながら魔法使いらしい魔法使いは出て来ない。竜やら精霊やらが出て来て、王子が試練に打ち勝っていく、というロールプレイングゲームっぽい流れ。面白かった。

  • 図書館で。きれいな表紙だなあ。
    なんとなくトナカイかカリブー(だっけ?)辺りを彷彿させる動物と後から土地に住み着いて自分たちに合うように自然環境を変えた一族の話。ファンタジーだけどどことなく現実世界にもありそうな話。
    わがままお姫様と叔父さんってのも面白いな。
    とは言えあのラストはちょっと不可解。ナナイ(だったかな?)はどこに行ったんだろう。
    でもまあ綺麗に終わった感じではありましたが。

  • 面白かった……んだけど、夜の写本師シリーズに比べると物足りないんだな-。
    メインであるべきディアスの冒険譚がアッサリしすぎてるから? もっとごっそり酷い目にあって紆余曲折あって期限の1年ギリギリ、それこそ上下巻くらいの勢いでさ……とか思っちゃう私がドSなのか(笑)

  •  サルヴィの角が崩れると王国は災厄にみまわれる。異母兄にはめられ王位継承争いに巻き込まれていくディアス。サルヴィの角に代わるものを探し旅に出る。

     装丁の雰囲気は物語ととてもあっている気がします。帯の金色文字と扉の銀色の紙に白字も月というテーマにあっていると思いました。
     あっさりと旅が終わってしまったりと期待していたせいかうーんという感じでした。ラストで1人に押し付けるのではなく、みんなでつぐないを分け合おうという考え方はいいなーと思いました。
     ナナニとアンローサはかわいいです。異母兄オブンの間者であるナナニが心を取り戻す過程もよかったです。

  • 固い。
    最後まで世界に入り込みきれなかった。
    文体かなぁ・・・?

  •  装丁がとても素敵な本。
     夜を思わせる青、黒、銀色があちらこちらに配されています。

     生命の物語。
     伝説の生き物サルヴィを狩って人の住む地を築いた人々は、何年かに一度、蘇るサルヴィを狩った者を王に頂いて平穏な暮らしを送っている。
     特殊な生い立ちから、サルヴィとの不思議な繋がりを持つ王子ディアスが、幾度もサルヴィを犠牲にして生きる人々のありように疑問を持ち、立ち向かっていく。

     王位から遠く、追放された王子ディアスが生命のことわりを求める旅路の王者の歩みと、都でお嬢様育ちをした彼の幼馴染の少女アンローサが、北の民と共に暮らす中で、ファンズを解体して食糧にしたり骨や毛皮から生活用品を仕立てる中で、生命の受け渡しを学んで成長していく過程が交互に続いてくところがお気に入りです。

     オーリエラントよりもページ数不足なせいか、物語が深まりきらずに終わるような感じで、描写がもったりしているわりには話があっという間に進んでしまったり、アンバランスな感じがもったいなかった。
     白銀の雪原で命のことわりに沿って暮らす銀色の鹿と、王の血の中に受け継がれる覇王の赤い竜の対比は、とても美しいものだと思うのですが……。

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乾石智子の作品

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ディアスと月の誓約の作品紹介

極寒の大地にあって唯一豊穣を享受する王国〈緑の凍土〉。王家の少年ディアスと姪のアンローサは、その豊かさを支える新たな角を巡る王家の権力争いに巻き込まれる。日本ファンタジイの新たな傑作登場

ディアスと月の誓約の文庫

ディアスと月の誓約のKindle版

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