- Amazon.co.jp ・本 (624ページ)
- / ISBN・EAN: 9784152093776
作品紹介・あらすじ
〈全米批評家協会賞・PEN/マラマッド賞受賞〉さまざまな時代や土地を舞台に、簡潔で深い筆致で描き出される人のあり方。三十四篇を収録したユダヤ系アメリカ人作家の集大成となる傑作短篇集
感想・レビュー・書評
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34編の短篇集。
ユダヤ系の話が多く、その世界にやっと慣れてきたら、話が終わる。
あまり面白く感じなかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
よかった。特に「上り線」「連れ合い」「双眼鏡からの眺め」「自恃」がよかった。思わず読み返したくなる。
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より開かれた人間になるきっかけと、未来を信じる強さを与えてくれる短篇の題名を、ひとつひとつ詩のように暗唱したくなった。プロットと人物描写からこぼれ落ちる細部に目を凝らし、何か微妙で、繊細な差異を結ぶと、絵画的な文章は陰影の色彩と動きを伴うようになる。背表紙が語りかけやすいように特等席を設け、イーディス・パールマンと向かい合うことを通じて、書き手の仕掛けや創意工夫を見落とさず、言葉を深く理解する技術を磨いてゆく。
アン・パチェットの序文、古屋美登里さんの訳文を読めたのはとても幸せなこと。大きな拍手を送りたい。 -
「蜜のように甘く」がすごく良かったのでこちらを読んだがそれなりに良かった、というところか。ユダヤ色が濃く作家がユダヤ系だということに初めて気づいた。「蜜のように…」は、日本向けに特定宗教・文化色がないものを選んであったのだろうか。
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Edith Pearlman(1936年生まれ)
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この短編集に出て来る様々な老夫婦の姿は沁みる。『ゴーン・ガール』の夫婦とは真逆だ。ユダヤ社会の話も興味深かった。アメリカ作家なのに、ヨーロッパの香りもする。
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短編集。まあまあ好きな感じ。表題の双眼鏡からの眺めは、短くて印象的な話。好き。
宗教とか、民族のことは、真に理解するのは難しいところもあるけど、押し付けがましくなくて好印象。 -
背景の文化が違うからか、書かれている話が好みでないからか、まったく楽しめなかったので中断。
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アリスムンローと比肩されるだけある、勝るとも劣らない優れた短編。人生が凝縮されている宝石の数々と思った。
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想像力、感受性の欠如により良さが理解出来なかった。もう少し多様な本を読んで数年後チャレンジしたい。
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とにかく質の高い短篇集。
ほんの数ページの作品の中にも、圧縮されたいくつもの人生がある。それが34編もつまっているのだから、読み手にもそれなりの覚悟がいるというもの。
覚悟の足りない私は、数々の老いと病と死に打ちのめされてしまいました。もちろん褒め言葉です。 -
確かCREAに載ってたから
逗子図書館にあり
20130811 一旦返却 次はp60~