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- Amazon.co.jp ・本 (534ページ)
- / ISBN・EAN: 9784152094056
感想・レビュー・書評
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シリーズ第五部①
時系列としては、乱鴉の饗宴と並行した時期におこった物語。
デナーリスは相変わらずミーリーンの統治に苦戦している。「ハーピーの息子たち」と名乗る集団がデナーリス側の人々を夜な夜な暗殺し、奴隷解放に反対する自由都市の勢力が続々とデナーリス包囲網を築きつつある。そして、願っていたはずのドラゴンたちの成長なのに、デナーリスでさえドラゴンを抑えきれなくなってしまっている。
ヴァリスの手によって、キングズランディングを脱出したティリオンはペントスのマジスターイリリオの元に身を寄せる。
そこでデナーリスの軍師になっては?と提案された彼は傭兵グリフとその息子、半メイスター、セプタなどの謎の集団と共にヴォランティスへ向けて河を下る。
また、デナーリスの元には、ドーンのプリンスクェンティンも商人に身をやつして向かっている。
壁では総帥となったジョンも苦難の連続だ。
スタニスの要求をうまくかわし、野人たちを抱えこみ、ナイツウォッチたちを統制していかねばならない。
何より驚いたのは、今作で新たに現れたグリフたち一行。
ウェスタロスが戦乱が続き荒廃していく中、他の大陸では正統な後継者としてデナーリスに希望を見出す者が続々と彼女の元へ向かう。
そして、皆が王座をめぐるゲームを繰り広げている間にも冬はどんどんと近づいてきている。
まだ壁より北にある脅威について知っているのはスタニスと壁にいる者たちだけ。
あとは、伝説の話だと誰も信じない。
そんなことしてる場合じゃないのに、とハラハラしてしまう。詳細をみるコメント0件をすべて表示