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- Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
- / ISBN・EAN: 9784152094209
感想・レビュー・書評
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「それとも、あいつを探すべきかもしれない。並行世界の壁をぶち破り続けているあいつ、<デコヒーレンス派>の俺。あいつに聞いておけばよかった。別の世界に逃げ込んで、このけたくそ重い情報を。身軽な自分を探す旅に出る方法を。」
ずっと気になってた。
読んで見た感想としては、
人工実存としてのSFの部分は、完全に思考実験的なもので、情報とは何かとか考えてたりするのだけれど、
一方、みずはとの思い出の部分に関しては、
みずはが就活してたりとか糖尿病になったりとか 変なリアリティがあったりと、なんか不思議な作品。
とりあえず、主人公のうじうじっぷりが、いいよね!
面白く読めました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
面白い!
ほぼ独り言で思索的な話なのに、ここまで引き込まれるとは。
あてもなく何千年も一人でいればそんなもんかもなあ、と思う。
みずはの記憶がうっすらと哀愁を添えていて、切ない。