あるときの物語(下)

  • 早川書房
3.78
  • (9)
  • (10)
  • (10)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 98
感想 : 18
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (321ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152094421

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 生と死、環境、自殺、いじめ、レイプ、売春、戦争、特攻隊、禅などなど多くのテーマがおり重なり、時間と空間を超えて繰り広げられる物語だった。残念ながら共感できるメッセージはなかったが、非常に練られて書き上げられた作品には違いない。

  • ナオの父親が実在することが分かり、これから謎解きが始まるかと思わせるが、結局なぞは謎で終わる。

    夢で日本の地に飛んで、過去の人間と会話するくだりなどはちょっとついていけなかった。

    仏教と量子力学はよくその相似性が引き合いに出される。

    どこにでも存在するということ 時空を飛び越えること。

    ルースは著者とかぶり、オリバーは著者の配偶者の名前。

    物語を書くということ そして それを読むということの意味を追究した物語といったところか。

    それにしても パパがヒーローだから救われたでは
    誰も救われないじゃないか。

    非ヒーローにこそ意味があるのに。

    ヒーローとかスーパーパワーで済ましてしまうのが
    稚拙。アメリカ的だ。

ルース・オゼキの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×