強欲の帝国: ウォール街に乗っ取られたアメリカ

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制作 : 藤井 清美 
  • 早川書房 (2014年4月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (462ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152094506

強欲の帝国: ウォール街に乗っ取られたアメリカの感想・レビュー・書評

  • アメリカがいかに読んでいるかということがわかったし、日本も気をつけなければならないとも思った。
    それにしても、何十億円あるいは何百億円という年収を求める貪欲さはどこから来るのだろう。結果的には他人や他の企業から搾取していることになるということがわかっているはずなのだが。日本人はそこまで求めないと思う…。アメリカ人の価値観がどこまでも「勝つ」ということにあるのだろうか。もしかすると、金融業界にいて、周りが皆、他人から搾取して利益を吸い取るということに慣れてしまっているとそうなるのかもしれない。

  • 本書については、まず訳者の藤井清美さんに賛辞を送りたいです。外国の翻訳本は読むとどうしても、いかにも「翻訳しました」的な表現が散見されますが、本書はとてもスムーズな日本語でかかれていました。
    専門用語が多々出てくるので、門外漢の私には調べながら読むことになりましたが、とても読みやすかったです。
    その読みやすさと裏腹に、かかれている内容は倫理観の欠如そのものです。「強欲」というタイトルでは物足りないですね。人は自分の欲望にここまで恥知らずになれるものか?と、思うような内容が続々と記載されています。

  • アメリカ発の金融危機を引き起こした人々に対する告発状。「本書は問う。金融危機を招いた人間たちはなぜ責任をとろうとしないのか、同じことが二度と起こらないと言えるのか、と」
    アメリカ金融部門で莫大な利益をあげた人々が手にしたものは、初期の大きな利益。それは、しばしば将来に渡って大きな不利益を生み出したり危険を生み出したりするが、当初の利益を享受するものたちは、不利益が表面化する時には、既に危機の現場からは遠ざかり、そして利益を得た者たちの既得権益は、遡って追求されることはない。しかも、多くの場合犯罪として裁かれることは全くないか、または、彼らが得て保有し続ける利益に比べたら、ものすごくわずかな、さほど気にならない程度のものである。

    アメリカにおいては、特に金融業界において際立って犯罪がなされ、(実効性は無いものの)告発されている。
    しかし、この犯罪の構図は日本では全く野放しになっている。
    原子力発電から膨大な利益をあげ、そして
    原発事故を引き起こした原子力村の誰か1人でも告発されたり財産を失ったりしたか?
    年金制度を作り、国民の金を流用し、ばら撒き、天下りし、そして国かの財政を危機に追いやった責任者の誰か一人でも....

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強欲の帝国: ウォール街に乗っ取られたアメリカの作品紹介

ドキュメンタリー映画「インサイド・ジョブ」でアカデミー賞を受賞した監督が放つ告発の書。金融危機を招いたウォール街の犯罪行為とアメリカの劣化ぶりを容赦なき取材で暴き切る。真山仁氏推薦

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