壁と孔雀 (ハヤカワ・ミステリワールド)

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著者 : 小路幸也
  • 早川書房 (2014年8月22日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152094780

壁と孔雀 (ハヤカワ・ミステリワールド)の感想・レビュー・書評

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  • 警視庁のSPである土壁英朗は大臣を警護した際、被弾し入院。退院後休養を兼ねて、2年前に亡くなった母親の墓参りのために北海道を訪れる。
    そこには、父親の違う歳の離れた弟がいた。
    その弟は、「母親を死に至らしめた」のは自分であるとお屋敷の座敷牢の中で暮らしていた。

    母親の実家である篠太家は明治維新後、東北地方の土地を追われ、北海道の奥地に追いやられ暮らし続けてきた。その地域に住む人たちの多くは篠太家と関係があるようで、また、突然現れた英朗に対して、警戒した様子を見せている。

    母親の死に噂される謎。弟の現在と将来に対する兄の想い。歴史的な背景を匂わせながらも、全体的に淡白な印象。

    小路さんの作品は、「東京バンドワゴン」シリーズしか読んだことがなく、地の文の季節感や言葉の豊かさ、それぞれの人物に対する愛情が溢れる文章を期待したのだが、それは満たされなかった。
    もちろん、作家さんもいろいろなアプローチの方法やストーリを試したり、あれこれ書きたいことが湧いてきたりするだろうからいつも同じテイストというのもなんだなとは思います。
    前半は話が動かず退屈気味ですが、後半は人もストーリーも動きだし気になるので、読ませてくれます。

    あ、そうか。
    今回私には東京バンドワゴンのように、感情移入してしまうほど共感できるや、魅力的でお気に入りになる人が見つからなかったせいかもしれない。
    くすっとつい笑みがもれるような、経験からくる言葉の中でじーんとさせてくれるような場面は見当たらなかったのもあるかなあ。

    とはいえ、注目している小路さんですので、みなさんのレビューを参考に次に読む本を探していきたいと思います。
    みなさん、おすすめありますか?

  • 最後に明確な答えが欲しかったぁ、
    と言わせるためのストーリーか。
    そう思った時点で、小路さんの思う壺って気がする。

    真面目が取り柄みなたいな、いい男だ、土壁氏。
    こういう主人公には必ず、めっちゃいい奴が友達なんだ。
    それが相川氏。

    最後の明確な答えが、これから解き明かされる、という
    続編。。ないか。

    面白かった。
    私は動物だったら、何かしら・・

  • 怪我をした警察官が亡くなった母の故郷である北海道に帰省する話。いくつかの事件がつながっていく。優しい雰囲気が小路さんらしいと思ったら最後がらしいような、らしくないような…。
    2017/4/28

  • 04/16/2017 読了。

    図書館から。

    好きな話だった―

  • 良いヒューマンミステリ、だなんて硬く評価してみる。

    とても面白かったし、続編でもあれば間違いなく読むけれど。読み返すことはないだろう。それでいい。これはそういう、完結すべき物語だ。

  • ミステリっぽいけれど、どちらかというと二時間ドラマのような話でした。
    面白かった。
    現代の時間軸での、こう、横溝文学的なもの、といった印象が。

    関係ないですが、なんだか良い感じのデザインリングが欲しくなりました。

  • 2015年9月西宮図書館

  • たぶんジュブナイルなんでしょう。だから、大人が読んで文句を言うのは筋違いだって事は重々承知の上なんですが、あまりにも優しすぎる登場人物達には、やはり違和感をぬぐいきれません。

  • 思ったよりスケールが大きな事件というか、謎があり、でも絡んでいるのは全部身近な人っていう、いまいちありえない感が拭えなかったので、今回は微妙…。
    孔雀=未来の本当の姿もわからないまま。

  • ミステリ仕立てだが最後らへん曖昧オチ。小路作品に今回こそは悪人が?と思ったのだがやはり不在。タイトルも惹かれるし冒頭から座敷牢だしでつかみはいいのだが、期待よりは盛り上がらなかった。突然現れた異父兄弟がなじみ過ぎ。コミュニケーション能力高い登場人物ばかりである(笑)。主人公の人柄と言ってしまえばそれまでだが。読みやすいし面白いし終盤のあれこれ考え過ぎな推理も面白いけども、ちょっと物足りない。未来がもう少し危うい感じを出してくれてれば、もっと美味しかったかもしれない。

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壁と孔雀 (ハヤカワ・ミステリワールド)の作品紹介

警視庁SPの土壁は仕事中に負傷し、休暇をとって幼い頃別れたまま亡くなった母の実家を訪ねた。初めて会う異父弟はなぜか座敷牢に籠り、母殺しを告白する……クイーン的興趣溢れる本格ミステリ

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