黒猫の約束あるいは遡行未来

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著者 : 森晶麿
  • 早川書房 (2014年9月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (297ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152094827

黒猫の約束あるいは遡行未来の感想・レビュー・書評

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  • 美学講義ミステリーの第5弾。
    パリ滞在中の若き美学博士・黒猫は、なにやらいわくあり気な塔の調査のためにイタリアへ。
    一方の助手は学会発表のために訪れたイギリスで、縁あって映画に出演することに…

    巻を追うごとに美学講義のレベルが上がっているような気がします。
    そろそろ黒猫先生のお話についていけなくなってきました…ううう、落第はしたくないです。

    本作では、助手がポオ研究者として目覚ましい成長ぶりを見せています。
    目指すべき目標であり、恋する相手でもある黒猫の存在が、離ればなれになったからこそ助手の力となったのかもしれません。
    恋する女性は強いのだ。

    だけれども、この2人の距離感、見守ることしか出来ない読者にはじれったくて仕方がないのです。
    じれったいがゆえに、見届けたくなるのですが…。
    なんでも華麗にこなしてしまう黒猫が、恋愛面に関してはなかなか前に進めないところが、微笑ましくてにんまりしてしまいます。(それとも、あえて進まないのか?…などと深読みするのも楽しかったり)

    次巻、どんな展開になるのかが、今から待ち遠しいです。

  • 美学の話は興味深いけどポーの話になるとついていけない。二人の進展が気になる。

  • イタリアにある不可能建築である未完成の遡行する塔。黒猫は既に建築者が亡くなったのに塔が成長し続けている謎に挑む。美学やカントは難しくてさっぱりですが、建築や映画に対する解説は興味深いものでした。美学とはあるいは遡行する学問、物事の本質を突き詰める学問ではなかろうか。遠く離れた黒猫と付き人、強い絆で結ばれた師弟ですが、また一歩近づいたようです。それにしてもじれったい。(笑)

  • ぐわぁー!じれった過ぎる!20歳もとうに過ぎてなお関係がハッキリしないこの状況。今時中学生だってこんなグダグダしてないさね。こんな中途半端で曖昧な関係じゃないと萌えないのか?この二人は!生殺し萌え?5巻目でやっとこんだけ?こうなったらとことん最後まで見定めてやろうじゃないか。相変わらず薀蓄は難しゅうございました。チンプンカンプン。でも謎解きの部分は面白かったな。

  • 黒猫シリーズ第5弾。
    謎解きのためにイタリアへ渡った黒猫と通訳のマチルド。
    遡行する塔に関連する物語も良かった。映画に映り込んだ黒猫の姿から伝わる気持ちという演出も素敵だった。(ちょっと鈍感ぽいマチルドが気づくくらいだから)
    は~~~じれったいですな2人の関係は。奥手すぎやしませんかね 黒猫氏は(笑)なかなか進まない2人の関係を読んでいくのは結構幸せ。

  • 実質再読。
    今回のメインは「メールシュトレームに呑まれて」。渦に呑まれた付き人も黒猫も、お互い思っている相手を渦の中から「見つけ出す」。2人の再会がとても鮮やかだった。黒猫が身体の話をするあたり、もーお前もじゃねーかー!と変にニヤニヤ。
    <彼女>がラスボス感たっぷりで、また出てきそうな感じ。

  • 2017.9.30 読了


    黒猫が フランスに行ってしまい、
    付き人が出てこない 話なのかと思ったら。。。

    よかった。
    こんな偶然あるかい!な展開ではあるけど、
    絡んでくれた。

    絡まないと 進展しないもんな。
    なのに、あと一歩で進展せんのかーい!

    謎の方は。。。
    これまた そんなワケあるかーい!

    相変わらず 言ってることは
    なかなか理解不能。。。
    けど、このめんどくさい2人に
    目が離せませーん!



  • 2017年1冊目。黒猫シリーズ第5弾。2作目のラストでフランスに渡ってしまい、バラバラになった黒猫と付き人。前作では、二人は出会わないまま、終わったけど、今回の舞台はイタリア。恩師の依頼で「遡行する塔」の調査に向かった黒猫と、学会でイギリスに来ていた付き人が、こちらも恩師のいたずらか、イタリアに行くことになり、久しぶりに再会する。製作者が亡くなった後も、変化を遂げる「遡行する塔」が物語のキーポイントだが、相変わらず、この講釈はなかなか難しいというか、非現実的だけど、段々人間味を増してきた二人の関係に注目!順番が逆になってしまったけど、次は「卒論指導」!

  • このシリーズやっぱり面白いなあ。
    敷居が高い雰囲気はありますが、読み出したら止まらなくなるし、二つの物語が絡み合い、一つの物語に到達する。
    なかなかいいミステリを読んだ。
    あと、黒猫と付き人の話しをうまく書いていていい感じ。

  • おお、ちょっと進展?!
    2人の心は寄り添っているのに身体の距離が遠い遠い
    そんな純粋過ぎる関係に読むこちらはハラハラドキドキです。
    どうか続編が出続けてください。

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黒猫の約束あるいは遡行未来の作品紹介

仏滞在中の黒猫は、恩師の依頼でイタリアにある〈遡行する塔〉の調査に向かう。一方、付き人は学会参加のため渡英することに。しかしそれを伝えても黒猫から連絡はなく……好評シリーズ第五弾!

黒猫の約束あるいは遡行未来のKindle版

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