機龍警察〔完全版〕 (ハヤカワ・ミステリワールド)

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著者 : 月村了衛
  • 早川書房 (2014年11月7日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (390ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152094988

機龍警察〔完全版〕 (ハヤカワ・ミステリワールド)の感想・レビュー・書評

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  • 舞台は日本の近未来。機甲兵装(小型二足歩行兵器ロボ)を利用した凶悪な犯罪に対抗するため警視庁は龍機兵と呼ばれる新型機を導入し、傭兵や元テロリストなどを雇って特別組織SIPDを編成した。
    閉鎖的な警察組織内に大きな軋轢をもたらしたSIPDは、SATと激しく対立しながらも密造機甲兵装による立て篭もり事件の真相に迫っていく。

    アニメとかで観たことあるなあ・・・と既知感たっぷりの設定。
    パトレイバーと攻殻機動隊と新宿鮫を混ぜたようなお話でした。

    スピード感のあるリアルなアクションシーンや、緊張感あふれる警察内部の軋轢や駆け引きなど、要所要所に見せ場があるメリハリの利いた映画を観ているようでした。

    曲者ぞろいの登場人物たちのひょうひょうとした会話も楽しいし、骨太な警察小説としても魅力的。

    ただ、シリーズ化を前提としているのか、本書はまだ序章といった感じで、一つのエピソードは完結しているけどもこの本単体では話がまったく終わってません。

    「龍機兵」自体も謎だし、警察内部の巨悪や登場人物たちの秘められた過去も、匂わせるだけで終わっています。
    今後、どのようにキャラの過去を掘り下げ、話に絡めていくのか、読み進めていきたいです。

  • 近未来?日本を舞台にした警察モノSF。特捜部という外局チックな組織と、個性的な背景のメンバーがテロに立ち向かっていきます。
    最初、著者(月村了衛氏)の名前を見て「どっかで見た覚えが…」と思っていたのですが、アニメーションの脚本を書いておられたあの月村さんとまさに同一人物だったとは。どおりで見事な構成とキャラ立ち、読みやすさ。映像化されたら結構見応えがあるものになりそうです。

    ストーリーは一本筋だけではなく、本線の話に過去の記憶や脇役?の話を効果的に織り交ぜて進んでいき、飽きさせません。警察の組織ドラマも実にリアルっぽいです。
    唯一、居場所がわからないにもかかわらず、そいつとの通信が切れてなくてバイタルまでわかるという展開は、携帯の電波掴めてんなら場所くらいわかるだろ!GPS埋め込んどけー!という(無粋な)ツッコミを入れたくなりました。

    続編も評判が良さそうで、折を見て読んでみようかなと思いました。

  • 近接戦闘兵器体系・機甲兵装、
    「龍機兵(ドラグーン)」と呼ばれる新型機を
    導入した警視庁特捜部は、
    その搭乗要員として3人の傭兵と契約した。
    閉鎖的な警察組織内に大きな軋轢をもたらした彼らは、
    密造機甲兵装による立て篭もり事件の現場で
    SATと激しく対立する。
    だが、事件の背後には想像を絶する
    巨大な闇が広がっていた…。

    終わりの方がインタビューなどだと気づかずに
    まだ話が続くと思って読んでいたので、
    謎が謎なままで終わってびっくりしました…
    そうか、このあとシリーズに続いていく
    感じなのですね…

    「龍機兵」に乗るのは警官ではなく、
    雇われた外部の人間。
    日本人傭兵・姿俊之、
    元ロシア民警、ユーリ・ミハイロヴィッチ・オズノフ、
    元テロリスト、ライザ・ラードナー。
    それゆえによそ者として警察からも仲間として
    扱われず風当たりも強い。

    この三人以外にも指令である沖津特捜部長も
    好みですし、技術主任の鈴石さんとか
    警察の警部補さんたちとか登場人物が魅力的。
    龍機兵登場要員3人の過去を
    少しずつ掘り下げている割に
    まだ謎の部分が多いのでシリーズを
    読み進めてみたいと思います。

    SFが苦手なので読むのに時間がかかりましたが
    パイプオルガンのあたりから
    一気に描写がドラマティックになったので
    引き込まれてとても楽しめました。
    アニメっぽい演出だなぁと思いましたが
    アニメの脚本家さんなんですね、納得。

    ロボットアニメをあまり観ないので
    龍機兵はエヴァンゲリオン+パトレイバー
    みたいなのを想像しながら読みました。
    警察内部の軋轢なども描かれているので
    警察小説としてもおすすめです。

    キャラが立ってますし絵的にも派手ですし
    アニメ化してないのが不思議ですね…

  • 大量破壊兵器の衰退に伴い、"機甲兵装"と呼ばれる二足歩行型ロボット兵器が台頭する至近未来 警察庁の新設組織「特捜部」―通称・機龍警察は新型機甲兵装・龍機兵を擁して巨大な社会の闇に立ち向かっていく―SF警察冒険小説「我々は警官の中の警官になろう」
    OPACへ⇒https://opac.musashino-u.ac.jp/detail?bbid=1000109574

  • これはハマる。
    シリーズ物だからこその面白さが続くことを期待する。
    映画化やアニメ化は出来ないだろうな〜

  • 完全版と言うことで、再読なのだか、一気読み。どこが加筆かと言うより、こちらの記憶力のなさで初読と変わらず。映像的な作品なのだが、映像化は難しいだろうなあ。

  • 2017年8月5日に紹介されました!

  • 正直、第一章で挫折しかけたけれど二章め入ったらあっという間でした。読み終えてから第一章を改めて読み直すとすんなり頭に入る。面白い!龍騎兵も気になりますが搭乗する傭兵や警察内部のドラマが気になります。
    取り敢えず名前とか立ち位置とか忘れないうちに続編を読まなければ。

  • 良くも悪くも、パッチワークな作品だな。

    どこかで聞いたような内容に、どこかで聞いたようなストーリー。
    本歌取りを楽しむのには、いいんだろうけど、新味に欠けた内容だった。

    続編があるので、続編を読んだら、評価が変わるのかも。

  • 近未来警察ロボット小説。キャリアとノンキャリアの確執、警察の本流組織と外様組織の対立、テロ勃発による治安悪化、といったプロットを組み立てている。硬い文体が読み易い。情景描写がリアルで映画を見たかのような読後感。シリーズ第一作。

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